「Globianceの優位性」に関するもう1つの考察
こんにちは、マスオです。
今回は先月6月に作ったこちらの「Globiance(GBEX)」について、動画には載せられなかった別の考察をお伝えしたいと思います。
以前のこちらの動画では、Globiance・GBEXが今後の下落相場でも強さを示すことができる、という根拠を次のように紹介させてもらいました。
既存の取引所との違い、既存の銀行との違い、そしてトークンの設計の違いについてまとめました。が、この中にもう少し付け加えたかった内容でしたが、ちょっとまとまりが悪かったのであえて載せませんでした。今回はそれを紹介したいと思います。
何かというと、ズバリ『バーゼル規制に対する強み』です。
「バーゼル規制」とは何かについては以前、この記事でも紹介させてもらいました。
簡単に言えば「銀行に対するルール」で、“バーゼル”委員会という超国家組織が言い出した“規制”ということで「バーゼル規制」と呼ばれています。
中身はというと、たとえば『銀行はある条件を満たさないと、今後世界で業務ができない』というような罰則に近いルールになっています。
なぜこのような規制が登場したのか。単純には、金融危機の再発防止のためと言われています。
銀行というのは世界のお金のポンプのような役割なので、銀行が破綻するとその経済への影響は計り知れない。責任をもって運営してもらうためできた規則、と考えることができます。
そのためにバーゼル委員会が世界中の銀行に要請しているのが、「自己資本比率の下限8%を守ること」。30年以上前からこのようなルールが銀行に課されることになりました。では、この自己資本比率とは何でしょうか。
自己資本比率というのは、この中央部分。“純資産”と言われる「返さなくていいお金」が総資産に占める割合のことを言います。
この割合というのは、業種によってどのくらいが適正値か、という目安は異なっていて、下のような資料「各業界平均」が1つの目安かと思います。
これを見ると、一番下に「金融業・保険業」とあってなんと業界の中でも最も低い「6.3%」、これが銀行をはじめとした金融業者の平均的な数値です。
先ほどこのバーゼル規制では、8%が最低基準、と言っていましたので、基準を満たすのは結構行けちゃいそう、と思ってしまいがちですが、決してそうではありません。というのもこちらを見てください。
こちらの資料にある2つの言葉に注目してください。まずは「信用リスク」。これは融資企業に対するリスク審査のこと。さらに「市場リスク」。これは保有している有価証券のリスク査定のこと。
つまり、返す必要のない資産であっても、その価値は100%認められるわけではなく、計算されたリスクの分だけ割り引かれる。その結果、自己資本比率が8%以上でなければいけない、というわけです。
こちらのツイートは面白いのですが、これを見るといかに銀行の自己資本比率を確保するのが難しいかが分かります。
今回注目したいのは、このクイズの答えではなく、3つの棒グラフに共通する「預金」の部分です。
たとえば、銀行が一般の人に口座を作ってもらい現金を預かった場合、これは返さなければいけないため「負債」として扱われます。ということは、先ほどの貸借対照表で考えると、銀行は預け入れたお金が増えるだけでは自己資本比率が下がってしまうということです。
であれば、銀行は“返さなければいけないお金”よりも“返さないでいいお金”を増やしたい。そのためにどうにかお金を貸し付けてその利息で利益を上げなければいけない。
しかし、先ほども言った通りこのバーゼル規制では、「融資相手」の健全性が評価されるため、むやみに貸せませんし、保有資産の運用も安易に手を出せなくなってしまっています。
今銀行というのは、こういう自己資本比率を高めたいのに攻めの姿勢に出られない、そんな板挟み状態になっているのが現状です。
だだこのバーゼル規制、景気が良ければこれでもいいのです。しかし今後の世界はどうなるのでしょうか。これから利上げを計画して「底」に向かうというのに、このバーゼル規制は厳しくなる一方です。
このままでは、この規制自体が経済を冷え込ませ、その結果銀行がどんどん自己資本比率を下げる、そんな悪循環にもなりかねません。
ここまではバーゼル規制でますます銀行がヤバくなる、ということをお伝えしましたが、ここで本題のGlobianceの登場です。
Globianceというのは「仮想通貨交換業」ではありますが、それ以前に「銀行ライセンス」も保有している列記とした金融機関です。ここでこの自己資本の面で、Globianceと他の銀行との違いを考えてみたいと思います。
こちらは先ほども紹介した貸借対照表の解説図ですが、Globianceの資産をここに当てはめてみるとどうなるでしょうか。
銀行というのは、一般消費者にいくら口座を開いてもらってお金を預けてもらっても、銀行自体の自己資本比率が下がってしまう。先ほどそうお伝えしました。
しかし、Globianceはというと、一般消費者に口座を開いてもらい、GlobianceにGBEXを預けている場合、なんとこの預け入れ資金は自己資本(純資産)として扱われるんです。
なぜそうなるのか。というのも、世の中で仮想通貨を発行するということは、貸借対照表上では株式の発行と同じ扱いになります。つまり、資金調達だからです。
株式による資金調達の場合「IPO」と呼ばれますが、仮想通貨の場合「ICO」「IDO」「IEO」などと表現されます。その違いはありますが、これらの貸借対照表上の扱いは同じ。
つまり、Globianceが一般消費者に口座を開設してもらったとしても、入金したお金はGBEXとして保有している限りは「自己資本」扱い。
それゆえバーゼル規制で求められるような自己資本比率の基準をクリアしやすい。そう想定することができます。
ただ、GBEXを両替して他の仮想通貨やステーブルコインで保有する場合は「負債」となることは考えられます。
つまり、資金調達のお金なのか、預金のお金なのか、という扱われ方の違いでこれだけ経営上の指標に影響を及ぼすわけです。
だとすると、Globianceは今後世の中の景況感が悪くなった場合にも、その向かい風をうけにくい銀行。そういう点も優位性があるのではないでしょうか。
今回は半ば妄想っぽくもありますが、Globianceにはこんな巧妙な計算があるのかもしれない、と仮説を立ててみました。
今後バーゼル委員会の規制というのは、止むことなく「バーゼル4」なんていうものを言いだしています。
これは2028年以降も規制を緩めるどころか厳しくしていく、ということです。今後の銀行経営が輪をかけて難しくなっていくことを考えると、このGlobianceという銀行の設計(経営戦略?)はますます面白いなぁ、と思った次第です。
以上、今回は先日のGlobianceの動画では取り上げられなかったもう1つの「差別化」「優位性」についての考察を紹介させていただきました。
今後もGlobianceについては個人的に応援をしているので、何かしらのカタチでYouTubeやブログで特集してみたいと思っています。どうぞお楽しみに。
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いつも分かりやすい解説ありがとうございます(^^)
昨日から突然Globianceのアプリの調子が悪いため、インストールしなおしたら、メルアドとパスワード以外にグーグル認証を求められ、ログインできなくなってしまいました。グーグル認証(Authenticator)はスマホにインストール済みですが、そこにGlobianceのアカウントを追加する方法がわかりません。ネットでいろいろ検索してみたのですが分からなくて泣。手順を教えて頂けますでしょうか?よろしくお願いします
こちらこそご丁寧にありがとうございます。
ただいま新規トレードエンジン搭載まで
少し我慢とのことでした!
テレグラムの方で情報が早いので
ぜひご活用いただければと思います!
初めての方にも優しいですので、ぜひご活用ください!
https://t.me/Globiance_JP
早速のお返事ありがとうございます!
皆さんも同じ状態になっているのですか?
お恥ずかしい話ですが、このテレグラムの活用の仕方がよく分からないので、再度質問させてください。
「テレグラムで表示」をクリックしても何も表示されなかったので、「ダウンロード」したら日本語表示にできず先に進めなくなってしまいました( ;∀;)
情報にたどり着くまでの手順を教えて頂けますでしょうか
このままログインできないということはないですよね?マスオさんの動画を見ながら作った口座が・・・(泣)
その後、サポートにメールをして何とか解決できました。
Globianceのサポートは日本語対応はされてないようで、翻訳アプリに助けられながら行いました。日本の丁寧なサポートに慣れていると、冷たい感じがしなくもなかったですが(私の英語力のなさも大きかったと思います(;^ω^))、伝わると対応は早かったです。
いろいろアドバイスありがとうございました
これからも動画やブログ、楽しみにしています!。