ChainLeak デジタル通貨対談『ジンバブエ✖Globiance』2023.5.8(後半)

こんにちは、マスオです。

今回はこちらのYouTube動画の後半部分をダイジェストします。

ChainLeak デジタル通貨対談『ジンバブエ✖Globiance』2023.5.8(前半)

こんにちは、マスオです。 今回はクリプト業界の要人をお招きする有名YouTube番組『ChainLeak』で、Globiance協賛のコンテンツが予告されていましたので、こちらを記事に…

(もし前半部分を読まれていない場合はこちらから☝)

 ▶ジョシュさん:ChainLeak主催者(司会)

 ▶オリバーさん:Globianceファウンダー

 ▶ロバートさん:ジンバブエの大統領候補

(本編続き)

ジョシュさん:さて、CBDCについてのもう1つの側面として「炭素税」や「炭素クレジット」がありますが、そういうものはジンバブエにありますか?

ロバートさん:残念ながらジンバブエの現状ではそのためのインフラは整備されていません。その前に水力発電所や道路インフラを建設すること、CBDCの透明性を作るという現実的な問題を抱えています。ジンバブエに投資したいという人はいますが、現時点ではそれを行う能力がありません。

ジョシュさん:オリバー、今のアフリカのインフラ整備の状況はどの程度なのでしょうか。ジンバブエは南アフリカに匹敵しますか?中国やサウジアラビア、アメリカと比べてどうでしょうか。

オリバーさん:南アフリカは数年前までは非常に良かったのですが、不運な出来事が状況を悪化させ、今ではジンバブエと同じように停電が発生しています。多くのインフラが破壊されたことは本当に残念なことです。

私たちにできることは「決済システム」を構築すること。実際に私たちには新しいパートナーシップがあり、それは間もなく発表されます。それによって決済システムを引き継いで国内外でのクロスボーダー取引を支援し、ESGプロジェクトの次元に移行させることです。私たちは、取引ごとにカーボンオフセット・プロジェクトへの投資を予定していて、私たちの取引をカーボン・マイナスにすることを目指しています。つまり、取引を行うたびに将来のカーボンフットプリントはマイナスになり、私たちは地球を癒すことになるのです。

ロバートさん:ちょっとアフリカの話に戻らせてください。アフリカは興味深い地域ですが悪政の中で多大な支援を必要とする国がたくさんあります。一方で、真の輝きを放つ地域もあります。例えばルワンダは政治のリーダーシップによって平和と繁栄を創り出すことができたのです。タンザニアやガーナなどもです。先日ガーナの首都に行ったらあちこちで高層ビルが建設されていました。他のアフリカ諸国では指導者の交代が行われ、優れた政策が採用されることが多いようです。ジンバブエのチャンスは、まさにここにあるのです。

ジンバブエはアフリカ南部の中心に位置し、5、6カ国と国境を接していますが、ここはアフリカの製造業・産業の拠点になります。若い人が多く、英語など二つ以上の言語をしゃべり教育水準が高いことが分かります。

私たちが今やらなければならないのは金融・経済政策です。これを本当に発展させ、信頼を創造しなければなりません。私たちが大統領になったら、ザンビアの大統領がやったようなことが起こるのではないかと思っています。

国が実際に抱えている負債を支払うためにも透明性は重要です。そうすれば国際社会が参入してくるようになるでしょう。そこでやっと私たちの通貨をどのようにデジタル化するかということを検討し始めたいと思います。

そして何より82%の銀行口座を持たない市民に自分で管理できる財布へのアクセスを与え、個別に取引ができるようになることが大切です。

ジョシュさん:ロバート、ジンバブエが現時点の金融セクターにでCBDCを導入するとどのようなことになると思いますか?

ロバートさん:過去5年間に4つの異なるスキームがありましたが、結局新しく出てきたものも信用できないのです。だから、いったん立ち止まって、白紙に戻して、新たに導入する必要があるのです。ブロックチェーンや検証可能な台帳を導入して「検証可能な金庫を用意しました」と言えるような透明性を確保することでチャンスが来ると思います。

ジョシュさん:さてオリバー、CBDCで見られるネガティブな点は何でしょうか?

オリバーさん:CBDC全般がマイナスだとは言いませんが、まず悪用される可能性はあります。例えば税金をあなたの口座から差し引くと決定した場合に、それが正しく行われるか。もしあなたが政府に反対した場合、彼らがスイッチを入れてあなたがお金を使えなくすることができるようならこれは悪いことです。

以前「CBDCは民間のステーブルコインを陳腐化させるのか」という質問を受けましたが答えは「ノー」だと思います。私たちはこの地球上のあらゆるものを接続しようとしています。特に、銀行口座を持たない人にチャンスを与えるべきで、金融サービスにアクセスすることが権利であると信じているからです。CBDCはお金を印刷していないため先ほどのロバートが言ったようなリスクは起こる可能性があります。CBDCを疑う場面ではステーブルコインは役立つはずです。私たちはユーザーのために常に安定した裏付けを持つ心配無用なコインを用意したいと思います。

もしハッカーにお金を盗まれてしまったとしても、私たちはハッカーのウォレットをブロックし、ブラックリストに載せて、このコインを返金することができます。CBDCでも同じようなことができますが、私たちがこのシステムを行使するのは犯罪者に対してだけです。

ジョシュさん:オリバー、将来的にグロビアンスで様々なCBDCを結びつける可能性は考えていますか?

オリバーさん:はい、私たちの通貨はクレジットカード決済を受け付けていますので、やっているコンセプトは同じになると思います。

私たちは基本的に法定通貨の入口・オンランプの役目になります。CBDCであろうと何であろうとどんな支払いでも、お金のフローに乗せるためには相互に接続する必要があると思っています。

ロバートさん:私としては「ジンバブエのCBDCは金で裏打ちされたもの」としたいので流出は避けたいと思っています。グロビアンスを通じて国際的にCBDCを使用することは果たして可能なのでしょうか?またそれをどこかに持って行き、どこかに投資することができるのでしょうか?

オリバーさん:なるほど、一般的にはそう考えますね。もし、プラットフォーム外で使用した場合、それが他の取引所や暗号銀行であろうと関係なくなります。たとえそれを取り戻すことができないと分かっていても、理論的に私たちは上場させることができてしまいます。つまり、世の中にはミームコインを買う人がいるため、できないことはありません。

(二人とも・笑)

ロバートさん:まさにこれが私の懸念であって、ジンバブエのCBDCはグロビアンスのプラットフォームで使えないことを非常に懸念しています。ご存知のように私たちの国の通貨は適切な尺度・透明性を持っていません。個人で使うウォレットであっても政府の管理下に置かれるかもしれません。そして、もし十分な金の裏付けがなければ、偽トークンという懸念が生じるという問題があります。そうなると国に対する不信感をより高めることになってしまいます。

ジョシュさん:開発しているCBDCというのはパブリックブロックチェーン上にあるのでしょうか。それとも独自のインフラ上にあるのでしょうか?

ロバートさん:私たちはもちろん知りませんが、今のまま監査できないような通貨を望むのであれば独自のインフラ上に置くのだろうと思います。

ジョシュさん:パブリックブロックチェーンであれば基本的には、発行者としての権利を放棄することになります。そしてその後も変更することができなくなります。一方で、私的なインフラ上にある場合は、後で何かを追加したり削除したりすることは可能になります。そのようなコンセプトであるならばプライベートなインフラである必要があるのでしょうね。

ジョシュさん:オリバー、今世界中の様々なCBDCが民間のインフラ上で構築されていますが、パブリックなCBDCは登場するのでしょうか?

オリバーさん:どうでしょうかね。中国の人民元がデジタルで普及し使われ始めていますが、私は中国がそれ以外に民衆のために民間の人民元ステーブルコインを持つのが良いことだと思っています。個人的にはすべての卵を一つのバスケットに入れない方がいいと考えています。

ジョシュさん:オリバー、CBDCとステーブルコインというのは、同じレベルのものなのか、それとも違うのか?この2つをどのように比較しますか?

オリバーさん:ステーブルコインの場合、非常にシンプルです。パブリックブロックチェーン上にあるので常に供給量を調べることができます。我々はご承知の通りXDCネットワーク上に構築するのでそれを話題にしますが、高い取引や安い手数料などメリットがある上に総供給量もチェックできます。しかも私たちは監査を行っているのでお客様に配った金額とグロビアンスのトレジャリーにある金額が一致することを確認することができます。

つまりCBDCが透明性に欠けているなら、私は両方持っているのがいいと思っているわけです。

ジョシュさん:そういえば、現在クロスチェーンブリッジと呼ばれる技術がありますね。例えばビットコインをイーサリアムのネットワークに移動させる際に使われるものですが、将来的にCBDCがプライベートなインフラからパブリックなブロックチェーンに移動するために、ある種のクロスチェーンブリッジを使用する可能性はあるのでしょうか。

オリバーさん:はい、CBDCでゲームをプレイして彼らが最後までうまくプレイできたなら、APIなどで接続すればクロスチェーンブリッジはできると思います。

(二人とも・笑)

基本的にはイーサリアムトークンにラップしてERC20トークンとして利用でき、CBDCもERC20トークンとして接続は可能ですがこれは発行するすべての中央銀行に依存する問題だと思います。

ジョシュさん:リスクはあると思いますか?

オリバーさん:それは中央銀行が望めば中央銀行自身が考えてほしいところです。なぜなら、国境を越える場合の制限やトークンに強制したいルールを設定するのは彼らだからです。ブロックチェーン側としては準備はできています。もちろんすべてを正しくラップすることができます。

ジョシュさん:ロバート、ジンバブエで発行されるCBDCについて、このインタビューを終える前に何か詳しく説明したいことはありますか?

ロバートさん:いい質問だね。ジンバブエのCBDCについてもっと情報を出す必要がありますが、残念ながら中央銀行が情報を共有していません。私が知っているのは、彼らはこのメカニズムを使って通貨を入手し、それを使ってインフラ整備のための費用を支払おうとしていることです。私が注目するのは、透明性を確保するための検証可能な台帳がどこかにあることを確認することです。

そして私のもっと大きな懸念は、CBDCが適切に実行されないとますます不信感が募ることです。今は「民主主義の時代」と呼ばれていて私が代表を務める政党は「民主主義政党」ですので、この通貨のことは大統領選を目指す私や私の国が持つイメージに関係してきます。

今ジンバブエでデジタル通貨普及のために重点的に取り組もうとしているのが、南部アフリカの地域内で市民がデジタルバンクが利用可能な銀行にアクセスできるようにすることです。ここ1、2週間以内に検討していることが明らかになるでしょう。どの銀行が関与してくるかが分かります。もし企業に対してパラメータを設定するようであれば、これは許可型のCBDCであるということが見えてきます。

そうなることを最大の懸念としているので、誰かが光となって正しいプロセスと正しい対策を講じ、かつ主権者の個性を失わず、信頼性と検証可能性を確保する機会を作りたいのです。ということで、私はこの話を終わりにしたいと思います。1週間後にまた素敵な会話ができるかもしれないので、このことを再検討しましょう。

ジョシュさん:オリバー、他に何かありますか?

オリバーさん:私たちのオフィスにはちょうど適切な人物がいて、これはジンバブエにとって本当に良いことになるかもしれません。ですがそれはすぐに起こるべきではありませんし、間違った方向に向かってはいけません。ロバートが正しく成功させるのを本当に見たいです。ありがとうございました。

ジョシュさん:今日はこのショーに参加してくれてありがとうございました。

(本編は以上)

次なる展開を楽しみに待ちたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

<暗号通貨の安全管理:YouTubeで解説中>

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