【週刊】資産防衛のためのカソツーニュース10.1
こんにちは、マスオです。
毎週末は私セレクトで今週分の仮想通貨やWeb3関連の重大ニュースをまとめて記事にしていこうと思います。今回は全部で10個の記事を紹介させていただきます!
それではさっそくはじめましょう✨(▶︎以降は私の感想・所感となります)
❶ DBS銀行、認定投資家の暗号資産取引を可能に(あたらしい経済 2022.9.26)
【記事概要】シンガポールの認定投資家が同行の「DBS Digital Exchange:DDEx」で暗号資産を自由に取引可能になった件。今まで限れた法人・機関投資家、ファミリーオフィス等を対象にしていたが、これで個人投資家も条件を満たせば参入可能に。
これで、STO(セキュリティ・トークン・オファリング)への門戸も拡大する。
❷コラム:「CBDCが広く採用されるためにはオフラインで機能する必要がある」(Cryptoslate 2022.9.26)
【記事概要】元IMFのジョン・キフ氏が、CBDCは今までにカードの形ですでに実験された”オフライン方式”が適切だ、と主張。
1993年フィンランド銀行のカードシステムテスト以降、中国、カナダ、ヨーロッパでも独自のCBDCを非接触で使用できる仕組みが試行されている。
▶︎要するにCBDCは”チップ”を活用する形になるという意見。署名、PINなどの承認なしに現金の転送を可能にするのは、個人認証を本人のみが行えるカタチ。これをオフラインと呼んでいます。
❸ 欧州中銀理事、デジタルユーロで分散型台帳技術を検討(コインポスト 2022.9.27)
【記事概要】現在ECBは仮想通貨に使われるこの新しい技術によって、ホールセールのデジタル中央銀行決済をより効率的で安全なものにできるかどうかを調査しているとのこと。ちなみにホールセールとは、銀行が関わる大口決済や証券決済など大企業や中堅企業、自治体、機関投資家などのこと。
今使われているTARGETというヨーロッパの決済サービスと、現金とを互換する形を目指すという。
❹ ロシア、中国との国際貿易決済にCBDCの活用を目指す(コインテレグラフ 2022.9.28)
【記事概要】ロシアCBDCの進捗状況についての記事。来年までに中国との相互決済にデジタルルーブルを使用する予定。デジタルルーブルは現在、テスト最終段階。来年初めまでには完了し2024年にすべての銀行をプラットフォームに繋げる見込み。
そして、現在制限されている国際貿易市場へのアクセスのため、代替的な支払いや貿易決済の方法を積極的に模索している。その選択肢の1つとしてもCBDCが位置付けられている。
❺ NTTドコモ 仮想空間メタバース事業に本格参入 総額600億円投資(NHKニュース2022.9.28)
【記事概要】NTTドコモが、メタバースやAR (拡張現実)のサービスの開発などを専門に手がける会社を設立する、という記事。携帯電話事業が伸び悩む中、会社ではメタバース事業を新たな収益の柱にしていく考え。
▶︎なお、こちらが報道発表資料です。
❻ コラム「債券投資に飢えた機関投資家の次の戦略はイーサである可能性が高い」(Blockworks 2022.9.26)
【記事概要】内容は「ETHがPoSにアップグレードされたことで、今後は投資適格債、地方債、財務省証券などの他の利回りのある商品と比較した場合、競争力のある利回りを持っている」というもの。
▶︎この記事では、現在抱える規制リスクなどの不確実性がある中でも既存金融機関が徐々に足を踏み入れ始めていることが分かります。そして他のPoS銘柄も行き場を探す大口投資家の資金の受け皿になるかもしれない、とも感じることができました。
❼ 複数州の米規制機関「Nexo提供の仮想通貨有利子口座は有価証券」(コインポスト 2022.9.27)
【記事概要】アメリカ8つの州の規制機関が仮想通貨レンディング企業Nexoの利子付き口座サービスを有価証券とみなした。すでに今回Nexoにはサービス提供の停止命令も出されている。
▶︎「仮想通貨=有価証券」という認識が米SECという中央機関だけでなく、自治州からも出ている点は注目しています。
❽ 米エンタメ大手ワーナー・ミュージック・グループ、OpenSeaと提携(コインポスト 2022.9.30)
【記事概要】世界3大レーベルの1つであるWMG、この提携でアーティスト側は限定プロジェクトを開催できるNFTの専用ページで、ファンと新しい形式で交流が可能になるとのこと。
WMGは2022年に入り、1月にはサンドボックスと提携、P2Eなどゲーム領域にも進出。音楽のWeb3化は着々と進んでいる。
❾ SWIFT、暗号資産と伝統的資産を扱えるネットワーク構築、チェーンリンクと連携(コインデスクジャパン 2022.9.29)
【記事概要】銀行間の国際決済をサポートするSWIFTがチェーンリンクと連携してクロスチェーン・インターオペラビリティ・プロトコル(CCIP)の初期概念実証(PoC)に取り組むという記事。
この連携によって既存の金融に投資してきた機関投資家が、暗号資産に対して参入しやすくなるとのこと。
➓ 国際決済銀行、CBDCの国際送金や相互接続を検証(コインポスト 2022.9.30)
【記事概要】イスラエル、ノルウェーとスウェーデンの中央銀行とCBDC(中銀デジタル通貨)の合同実証実験「プロジェクト・アイスブレーカー」を開始するという記事。
同プロジェクトは、国境を越えたCBDC決済導入を検討している各国の中央銀行が、概念実証に参加するための「ハブ」を作ることが目的。
▶︎世界の中央銀行のクロスボーダー決済を促すプロジェクト。今まで国それぞれで行ってきた実験を統合するテストに入りました。
以上です。いかがだったでしょうか。今週は既存の投資家層が仮想通貨に参入するための動きがあちらこちらに見えてきました。冬の時代だからこそ動いているところを見るべきです。来週のニュースもお楽しみに!
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