XDCの価値を改めて考える

こんにちは、マスオです。

XDCが揺れ動いていますね。たくさんの良いファンダメンタルが出ているのに今XDCの価値が上がらないのはなぜか。そう思うのも無理もないと思っています。

考えられる1つの原因として「タイミングが早かった」というのはあると思います。例えば「絶対流行る」と思っていたのに認知が追い付かず世間に広まったのは数年後・・・みたいな。スマホだってそうです。

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111110.html

赤色のグラフを見ると一気に普及しているように見えますが、スマホが登場したのは、なんと1992年なんだそうです。

私は今まで火が着くのを「待つ」みたいな経験をしたことはありませんが、イノベーションに敏感な人ほど、こういうことで悩むのではと思いました。

時代が追いつくのを待つというのは正直ツライものがあります。まるで“救世主”を待ち望むみたいな信仰心に近いものがあります。私自身も「時計の針」が早く進んでくれないかなぁ、と正直思っています。

ただ、私はこの「早かった」「早すぎた」というのをネガティブな意味と捉えないようにしています。むしろ優位性はこれから発揮されると思っています。

というのも「価値が下がった」=「その価値に気づいていない人が多かった証拠」と考えることもできるからです。

ということで、これを機にここで言う“価値”、XDCの価値とは何かを改めて考えてみることにしました。3つ取り上げます。

【ユーティリティ(実用性)】

・貿易金融業界(ITFA、Tradeteqなど)
・企業の送金用途(ISO20022、Cordaなど)
・その他様々な決済手段

もしや耳にタコができるくらい聞いている人もいるかもしれませんが、改めて考えてみると、これだけ企業のコンソーシアム(連合体)とつながりをもっていて、市場規模に明るいトークンは他にはないと思います。

世の中にはカルダノ、アルゴランド、などたくさんの良い通貨はありますが、彼らは先輩でXDCはこの2つの銘柄よりも後発です。

後発でありながら、これだけのユーティリティを用意していること自体が他のブロックチェーンからすれば驚きであって、これこそがポテンシャルの高さだと私は思っています。

これって他のブロックチェーンに置き換えられるでしょうか。あるいはライバルが現れても太刀打ちできるでしょうか。

【市場規模とスケーラビリティ(拡張性)】

今後、ブロックチェーンが世の中に浸透していくと直面する問題。
それはビュンビュン飛び交うトランザクションに耐えられるか。

今の世界でSWIFTの1日の平均決済件数で4000万件だそうですが、企業以外の個人による決済を含めると、ものすごい数の送金処理をブロックチェーンが担うことになります。

こういう状況で、最も避けなければいけないのが

    「処理が詰まること」

もし万一にでもネットワーク自体がダウンしてしまうとそのブロックチェーン自体の信頼性が損なわれてしまいます。長期的に見れば見るほど「性能」は大事になっていきます。

今XDCの処理速度は1秒間に2000件と言われています。これが将来的に20000件にまで拡張できる、と言われていますが、果たしてこれは高い数字でしょうか。

今のVISAカードの処理速度は毎秒24000件(もっと?)

爆速と言われるソラナは50000件

アルゴランドは将来的には46000件を目指しているそうです。

つまり、XDCの処理速度は高いのかと言われると

     「そうでもない」

そこで大事になってくるのが「レイヤー2トークン」です。

レイヤー2トークンというのは、迂回路を作って送金するイメージで、こういう技術を駆使していけば、ブロックチェーンの処理性能がさらに拡張できるわけです。

これによってカルダノという通貨の場合、レイヤー2を活用することで理論上1秒あたり100万件の処理ができるそうです。

なので、今後のことを考えている通貨ほど、この「レイヤー2トークン」を準備していると言えます。

ましてやXDCは企業向け。ネットワーク詰まり、ダウンタイムは許されない、となればXDCというレイヤー1トークンの負担を減らすのは当然やるべきことです。

SWIFTの処理件数を先ほど紹介しましたが、それに匹敵する毎日何兆円規模という貿易金融市場を、XDC1つの通貨で賄おうとするのは現実的ではありません。

なので、XDC以外のトークンが登場するなんて・・・XDCが最も値上がりする通貨だと思っていたのに・・・、と悲観する必要はありません。

レイヤー1トークンとレイヤー2トークンは持ちつ持たれつ。ネットワークを守るためのチームプレイですので、XDC1つに望み過ぎても限界がある、と思うくらいがちょうどいいのではと思います。

そう考えると、今後登場するトークンというのものも受け入れることができるのではと思います。まだまだXDCのエコシステムは広げていかなければいけません。

(ちなみに、だいたい同時期のXDC、カルダノ、アルゴランドのエコシステムを並べておきます。)

(2021年11月時点)
(2021年11月時点)
(2022年2月時点)

【通貨の担保・価値の裏付け】

今後、通貨の信頼性を確保する上で大事になること、それは「何を担保にしているか」という見方があると思います。

昨今ロシアが「金本位制度」を敷いていく、と言われていて、その通貨の裏付けは金(ゴールド)になるようですが、今後ゴールドだけでなく他のコモディティ(実物資産)も含めて、通貨の裏付け資産にする流れが出てくるかもしれません。

法定通貨がその流れだと、仮想通貨もそうなる?

ですが、これからの時代にゴールドやコモディティだけで世界の通貨を裏付ける、需要を満たそうとするのは非現実的だそうで、圧倒的に量が足りません。

すると「他にどんな方法通貨の価値を補うか」という議論が湧いてくることが考えられます。

たとえば、この通貨は世界の企業が一定量保有していること(ステーキングしているなど)。あるいは国が準備金として保有すること。これによってその通貨の価値が担保されるようになる。

うーん、これでは弱いなぁ、信頼性が保てないなぁ、と思ったら、IMFなどの国際機関がその仮想通貨を保有する、などの手段もあり得ます。

このようなやり方というのは、要は「みんなで持ち合えば信用になる」。そういう考え方は過去にたくさん取られてきました。

また、他にも担保になり得るものは世の中にたくさんあって、たとえば「不動産」「株」などもあります。不動産も株も今後「トークン化」されていくものは特に価値が高まると思います。

こう考えると世の中で“担保価値を作る方法”はいくらでもあって、これをXDCに当てはめると面白いものがありました。それが昨年9月にTradeteqという会社が可能にした“貿易金融資産のNFT化”です。

この“貿易金融NFT”というのは、企業の持つ資産を担保にして資金調達をする、そして貿易をより円滑に進めていくためのものです。これはまさにブロックチェーンが可能にした『担保の創造』

XDCチェーン上で発行されるNFTで様々なものを「資産」に変えられるということは、これ自体が“XDCの担保”と考えることもできるのではないでしょうか。

こう考えると、今後は通貨の“実用性”さえあれば資産性を帯びることができる、と考えることもできるのかもしれません。

ただしこれは私の妄想の域をでません。“担保価値”があるかどうか、は市場(あるいは一部の偉い人)の合意で決まることですので。

こういう考えは今後「XDCが何に裏打ちされたものなのか?」を問われた時に頭の片隅に入れておいていいもの、と思っています。

以上、今回は地合いの悪い今こそ“XDCの価値”を改めて考えてみました。「ユーティリティ」「市場規模とスケーラビリティ」「資産性」の3つ。私なりの考えでしたが僭越ながらお伝えさせていただきました。

今は仮想通貨全体の地合いが悪く、ちょっとしたことが不安を増幅してしまうのも当然です。ここで述べたことが正解とは思っていませんので、こういう時こそ自分で考えたことが大事かと思います。

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