Weekly XDCダイジェスト vol.㊲ 2022.11.13-19
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された11月13日から19日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2022.11.13-19)》
今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
▶▶▶Topic.❶『XDC NetworkがBlockdataの記事で紹介されました』
……Blockdataは、XDC NetworkのアドバイザーであるAndre Castermanと対談し、貿易金融、規制、およびそれ以降におけるブロックチェーンの役割について議論しました。
最初はこちら。『Blockdata』という企業向けブロックチェーンの専門メディアが、XDCアドバイザーのアンドレ・キャスターマン氏にインタビューをした記事について紹介します。
今回取り上げたテーマは「今後XDCが貿易金融業界で必要になる理由」について、企業向けに語られた内容になっています。
こちらは記事を和訳したタイトルですが、やはり企業視点の内容になっています。初めてXDCを知る方にも内容が伝わるよう、ダイジェストさせていただきます。大テーマが3つありましたので、見出しをつけています。
<規制の進歩>
・かつて国際貿易は大企業のためのものだったのが、今では中小企業も多く参入するようになった。そのため、業界はますます複雑になってしまった。
・そして貿易業界は1970年代からの仕組みを今なお引きずっている。(左が伝統的な仕組み、右がブロックチェーンのもたらす仕組みの図)
・左の図はいくつものプロセスを紙ベースでやりとりされている、という従来の貿易の非効率さを表している。
・右の図はブロックチェーン技術によってその複雑さ、従来のプロセスの非効率さを解消することを表している。
・このようにブロックチェーンは貿易をよりスムーズに、より低コストなものに作りかえることができる。
・それゆえ自国の競争力を維持する任務を負っている各国の規制当局は、今非常に関心を持っている。
・ただし、デジタル化を認める法律が整わなければ、デジタル化へのシフトは起こらない。
・そこで、次のような小国からすでに動き始めている。
・早く仕組みを取り入れた方が自国に有利になるため、まだ法整備に苦戦している先進諸国も競ってこの最先端の技術を受け入れる方向に向かっている。
・先日起きたFTXのメルトダウンは、ブロックチェーンの投機を抑え、真のユースケースに結び付けるための法整備を早めただけ。
<貿易金融とブロックチェーンの役割>
・貿易上のブロックチェーンの役割は大きく2つある。
・1つは先ほど図で説明したように「貿易流通市場の摩擦を減らすこと」
・プロセスをデジタルで実行できると、市場が読みやすく、資産の追跡ができ、透明性と流動性が向上して活性化できる。
・もう1つの役割が「貿易金融のギャップを埋めること」
・たとえば、輸出業者というのは今まで海外に物品を発送しても、すぐには代金を回収できなかった。30日、60日、90日以上経ってやっと請求書の支払いに応じる、というのが慣例だった。
・しかも、貿易というのは不確実性の高い取引。債権が回収できないことがないように、取引では事前に銀行を仲介者にして担保を用意してきた。
・ただ企業側としても担保を差し出すことで運転資金が不足してしまい、機会損失というデメリットがある。
・そこで企業が貿易が終わるまでの間、お金を借りる仕組みがあり、それを「貿易金融」という。(・・・「消費者金融」の貿易バージョン、というと分かりやすいです。by 筆者)
・では、その資金は誰が貸し出すのか。
・今銀行は経営が厳しく、リスクを取りたがらなくなっている。これが、サプライチェーンが滞っている原因にもなっている。
・この、貿易をしたいのに資金の貸し手がいない状態を「貿易金融ギャップ」と呼び、その不足額は以下のように計上されている。
・そこで活用すべきは「機関投資家」のお金。
・お金の需要と供給がマッチしている。しかし、具体的にどうすればいいのか。
・ここにXDCのブロックチェーンが役割を果たすことができる。
・XDCでは、これらの債権をブロックチェーン上でトークン化し、誰でも簡単に購入できるデジタル資産にできる。(以下はセキュリティトークンの例)
・そして、すでに多くの機関投資家を呼び込む準備もできている。(下記参照)
<XDCを選ぶ理由>
❶金融機関、企業との「橋」がすでに準備されている
❷様々なデジタル資産を発行できる
❸分散型のインフラ部分も整っている
❹今の国際法にも準拠している
<貿易金融の中心は中東か>
・ドバイ、アブダビが「21世紀のシリコンバレー」に?
(特にドバイにはXDCの数多くのプロジェクト拠点があります。by 筆者)
・すぐに適用できる国は次のとおり
以上がアンドレ氏の今回のインタビュー内容でした。XDCが貿易業界のソリューションになっていて、それがXDCのユースケースだ、というのが分かります。
今回のこのドキュメントが、世界中の企業にとってブロックチェーン採用を促すきっかけとなることを期待しています。
▶▶▶Topic.❷『XDC Networkの開発者向けワークショップ』
……XDC Networkの開発者であるPhillipe Menezesは、DeFi Staking dAppsを構築するためのライブワークショップを開催しました。今週は、XDC開発者のQuincy Jonesが、機能的なNFTのユースケースについて議論するワークショップを開催する予定です。
続いてのトピックは、XDCの開発者向けの話題。
FTXが世間を騒がせたことによって、中央集権型からDeFi(分散型金融)に注目がシフトしています。このタイミングを踏まえてか、開発者向けの『DeFiステーキングアプリ』入門動画がYouTubeにアップされていました。
そして、もう1つ。XDCの有名開発者Quincy氏が、Twitterスペースを開催する予定でした。が・・・延期になりましたね。
最近、Quincy氏はNFTの新たなユースケースを発掘して、XDCコミュニティに説明していますが、さらに新たなNFTの魅力を知ることを楽しみにしています。
▶▶▶Topic.❸『XDCネットワークハッカソン開催中』
……XDC DeFi と Buidl the Future の両グローバルハッカソンは、現在も進行中です。XDCネットワーク上で開発を行う開発者は、これらのハッカソンに参加することができ、10万ドル以上の賞金を獲得する資格があります。
最後の話題はこちら。ただいまダブルでハッカソンを開催していることについて再度告知しています。
以前の「Buidl the Future」については何度もこちらのブログでお伝えした通りです。XDCがスポンサーとして参加し、12月15日まで開催されています。
そしてもう1つは、XDCの主催するハッカソンです。
実は、こちらの方がはるかに賞金が高いんですね。今同時開催していますが、開発者としてどちらに参加するかと言えば、こちらでしょう。
しかし、上記のグローバルハッカソンは他チェーンへの宣伝・呼び込み。XDCのハッカソンが本命。エコシステム拡大には開発者の数が重要です。現在326人が参加しています。
Globianceのローンチパッドもありますね。GlobianceはXDCハッカソンのスポンサーでもあり、これを機会に開発者を呼び込んでいますね。
以上、今回の記事では3つのトピックを解説させてもらいました。
1つ目は、XDCのアドバイザー・アンドレ氏が応じた『Blockdata』のインタビュー記事について。2つ目は、開発者向けのワークショップの告知。3つ目は、現在行われているハッカソンの告知。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
Weekly XDCダイジェスト vol.㊱ 2022.11.6-12
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信す…
<暗号通貨の安全管理:YouTubeで解説中>
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