2022年春・ブロックチェーンEXPO 潜入レポ❶

https://www.nextech-week.jp/spring/ja-jp/about/bc.html

こんにちは、マスオです。

先週5月11日~13日の3日間、ブロックチェーンEXPOというイベントが東京ビックサイトで開催されました。

このイベントは春秋と年に2回行われていて、今回のEXPOはその3回目でした。

実は前回2回目のブロックチェーンEXPOにも足を運んでいて、その様子をこの動画で報告させてもらいました。

前回と比べると今回はブースも出展企業も1.5倍くらいに増えていて、また内容について、前回はNFTがフューチャーされていましたが、今回の主役は・・・またもやNFTでした。

NFTとは『Non Fungible Token』の略。特に今回は集まる方々に「Web3とは何か」「NFTとは何か」どこのブースでもイチから理解できるように講義のような説明をする企業が多かったです。とにかく今は周知するところから、というフェーズというのが伝わってきました。

今回から数回の記事に分けて実際に見聞きしたことを紹介したいと思っています。

今回はその、前回(秋)にも出展していた企業さんを中心に3社(+α)、を僭越ながらご紹介させてもらいたいと思います。

❶楽座(RAKUZA)

まず最初にご紹介するのは楽座さん。前回はアニメのセル画をNFTとして販売するというモデルで事業展開していましたが、今回はというとさらに事業展開の幅が広がっていました。

具体的にどんなことが始まったのかというと

AnimeFi(アニメファイ)

という新しい概念を全面に押し出していました。

 アニメファイ=アニメ+ファイナンス(金融)

楽座さんの言うアニメファイとは何か、ざっくり聞いたことで解説すると、日本の漫画家さんが創るキャラクターNFTを売り出すところから始まるアニメプロジェクトです。

まず先駆けて、こちらの内田慎之介先生が描く歴史上の戦国武将キャラクターをNFT化して販売し、そこからチームでアニメコンテンツを制作。そして様々なイベント、グッズ販売、などを展開していく。

従来、漫画家が描く作品からキャラクタービジネスが展開されてきましたが、今回は順番が逆。

登場人物ありきで、ストーリーが展開されていくようです。そして登場人物NFTを保有する人は様々な特典を受けられる、みたいな展開方法が特徴です。

すでに水面下で様々な漫画家さんがここに参加する計画になっているようで、つまり楽座さんは

「日本のNFT漫画のプラットフォーム」

を目指していることが分かりました。この背景にはやはり日本のIPビジネス、日本の強みであるコンテンツ力を武器に世界展開させたい!

今の日本の苦しい現状からせめて誇れるアニメ産業を盛り上げたいという意識がお話を聞いた方から感じられました。

そして、まだまだお話しできない部分が多くある……と含みのある内容があって、楽座さんのビジョンには今後も目が離せないように思いました。

❷クリプトモール

続いて、前回に引き続き入口付近の超好立地に鎮座していた「クリプトモール」

こちらは、ブランド品や絵画などのNFT真贋証明チップ付きリアルグッズを販売するショッピングモール、プラットフォームを展開する企業です。

こちらも半年前とは違う展開が待っていました。主に違いは2つ。

1つは、海外戦略から一度国内戦略に切り替わったこと。

販路を日本国内に留めただけでなく、一度それを元に戻して法定通貨、日本円での決済になっていました。(前回はいくつもの仮想通貨で決済できるようになっていましたが)

そしてもう1つの変化は、実物のNFTとメタデータのNFTをセットにして販売していました。こうすることで自分の所有権が常にスマホで確認ができるようです。

プラダとコラボしたアディダスのジャージ、33万円とかオハイソ過ぎます。また、高級車のパーツなども扱っていました。とにかくこういうNFTと結び付けるだけのコストに見合った商品が並んでいます。

ですが一方で、このサイトを見ると、コレクティブル、音楽、メタバースやドメインなど無形資産NFTも扱っていくようで、ここも半年間の変化かな、と思いました。

何やらこの半年で方向性を模索しているのが感じられますが、理由として考えられるのは、日本の規制面があるようです。今は情勢を見て一度態勢を整えている印象です。

ただクリプトモールは決してネガティブになっているわけではなく、良い話もありました。それが『特許取得済みの真贋証明システム』です。

この特許をおさえたことで、今後の展開がしやすくなり、しかも出品価格も1件当たり330円と相当安く、他が追随できない価格になっています。

今後メルカリのような企業もNFTマーケットプレイスを展開していきますが、高級路線として地位を築く可能性はありそうです。

❸モバイルファクトリー

続いてこちらも、前回企業向けNFTの販売支援プラットフォームを展開する方向性だったこちらの会社。

こちらも少し変化があって、自社で販売プラットフォームを目指すと言っていたのですが方向転換。企業独自Webサイト内でNFT販売サイトの立ち上げを支援する。そういうスタイルになっていました。

NFTはいまや国内でもプラットフォーム争いは激化していますが、売買で暗号資産を使わずにNFTを販売できるサイトを主力サービスにするようです。

これは、世の中で言うパブリックチェーンのNFTとはかなりかけ離れたNFTですが、こういうWeb2.0に限りなく近いNFTが今後どれだけ付加価値を持てるか。正直ちょっとドキドキ気になっています。

前回目玉となっていた『駅メモ』というプロジェクト(上記写真参照)もありましたが、導入事例がこの半年でそれほど変わっていないところが気になりました。これも『プラットフォーム』戦略をやめたことが関係していそうです。

以上、これで3つのブースの解説をさせてもらいました。

そして、最後、おまけですが、こんな団体もNFTを発行していました。

ご存知の方も多いこちらの団体も、常に人がいるのですが、何やら皆座って会話をしていて、あまりつけいるスキがなく、私はただただ外側から指をくわえて見ていました💦

そして、こちらは『江戸バース』というメタバースプロジェクト。江戸時代を仮想空間上で再現する計画です。

スタッフの方は江戸時代の服装。江戸ワールドで扱われるトークン名が、ZENIだとかKOBANだとか…。ゲームやビジネス要素があるとか…。常にお話をされていて詳しく聞くタイミングがありませんでした。

以上、今回は前回第2回のブロックチェーンEXPOで気になっていた企業の動向を中心に追ってみました。

次回以降はカルダノ、アルゴランド、と有名仮想通貨をの様子もお伝えしたいと思います。どうぞお楽しみに!

(次回の記事はこちら↓↓↓)

2022年春・ブロックチェーンEXPO 潜入レポ❷

こんにちは、マスオです。今回も先週5月11日~13日の3日間に東京ビックサイトで開催された『ブロックチェーンEXPO』というイベントの潜入レポの続き、第2弾です。 …

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