【週刊】資産防衛のための仮想通貨ニュース3.12
こんにちは、マスオです。
毎週末、この1週間であった資産防衛のための仮想通貨ニュースをまとめて記事にしています。今回は全部で6個の記事、そして取引所関連のトピックをまとめて紹介させていただきます!
それではさっそくまいります✨(▶︎以降は私の感想・所感や追加情報です)
❶ BISやイスラエル・ノルウェー・スウェーデンの中銀、CBDC調査プロジェクト終了 (あたらしい経済2023.3.7)
【記事概要】国際決済銀行(BIS)が昨年9月からイスラエル、ノルウェー、スウェーデンの中銀と開始したリテール型CBDCのクロスボーダー決済の実証実験「プロジェクト Icebreaker」を成功裏に終わらせた、という件。
今回のテストは中銀がブリッジ通貨を使用して、自律的に機能することを可能するというもの。異なる技術で稼働するシステムを統合できることを想定し、拡張性、相互運用性、簡素化した実験したとのことで、クロスボーダー取引を数秒以内に完了できることが実証、決済リスクも減らすことができた、との結果が得られた。
▶ なお、今回のこの実験はQuant Networkが使われた可能性を示すツイートがありました。その接点を丁寧に7つ取り上げていますので、ご参考ください。
❷ 米CFTC委員長、ステーブルコインとイーサリアム(ETH)はコモディティになるとの見解示す(あたらしい経済 2023.3.10)
【記事概要】米CFTC(商品先物取引委員会)の委員長が、「ステーブルコイン(USDT)&イーサリアム(ETH)=コモディティ(商品)」だと上院委員会の公聴会にて明らかにした、という件。
米SECは「BTC以外はセキュリティ」という真逆の見解であり相容れない状況を確認できた。
▶ この歩み寄る気のない平行線が、結果的にクリプトに急速に向かわせないように機能している点は非常に気掛かりです。
❸ SWIFT、CBDC国際間決済ソリューション開発を次フェーズに移行(あたらしい経済 2023.3.10)
【記事概要】SWIFTがCBDCを相互連携させるための実験を行っている件について。SWIFTによると、実験に参加した18の中央銀行および商業銀行が同ソリューションをレビューし、結果「明確な可能性と価値」が認められたとのこと。
なお、第2フェーズでは証券決済や貿易金融、条件付き決済などの新たなユースケースをHSBCやSMBCを含む大手銀行、中央銀行などと協力していく。
▶ なお、ここでの実験ではR3のCordaとQuorumを使用しています。(Michel_Cryptoさんのツイート引用)
つまり、プライベートチェーンとCBDCの相互運用、というのが目的です。そしてここからパブリックチェーンと接続しようとした場合は、R3のCordaとブリッジしているのは $XDC となります。(そしてQuorumベースで作成されたのも $XDC)
❹ ヘデラにハッキング攻撃 分散型取引所の流動性プールが標的に(コインポスト2023.3.11)
【記事概要】DLT(分散型台帳技術)プロジェクトのHedera($HBAR)で、ハッキングがあったという報告があった記事。今回はDEXの流動性プールのスマートコントラクトを悪用したもので、これに迅速に対処し、不正な送金を無効にしている。
▶ 日本時間で11日早朝に対応策として遮断したメインネットを復旧させましたが、原因追及中とのこと。
ここ最近、ISO20022に近い銘柄($ALBT、$ALGO)なども狙われていますが、全てネットワークを使ったプロダクトであり、ネットワーク本体はダメージや欠陥があったわけではありませんので大事には至っていません。「ハッキング=終了」ではないので攻撃対象を確認して冷静に対処したらいいと思います。
(それにしても、ISO20022銘柄への攻撃が少し続いていますね。)
❺ ブラジルがStellar ブロックチェーンで CBDC を開始する準備 (Pro Coin News 2023.3.8)
【記事概要】今回のDigital Real のパイロット テストは、すでにブラジルの即時決済システム Pix が成功しており、それを再現するものと期待されている。また、このテスト段階には、顧客確認 (KYC) 検証と不正防止手順が含まれ、トレーサビリティとチェーン上の分散型 ID プロセス、連邦公債の売買が含まれているとのこと。
ただし、実際の発行に同じブロックチェーンを選択するという保証ではない、とも付け加えている。
▶ブラジルで今一番有力なCBDCのためのブロックチェーン技術はStellarです。記事はややStellar寄りではありますが、とても具体的なユースケースもテストしている点は要注目です。
❻ 米サークル社が声明発表「月曜日からUSDC通常通り1:1で換金可」(コインテレグラフジャパン2023.3.13)
【記事概要】シリコンバレーバンクというスタートアップ支援銀行が突如破綻したことで、そこに $USDC(米ドルステーブルコイン)準備資産を置いていたサークル社に不安がよぎり、一時ペッグが外れた件について。
サークル社はこの件について、8%程度の準備資産を預けたことを認めたが、他の様々な金融機関でも現金を担保しているとし、潤沢な財務をアピールしている。
▶この件については、実はステーブルコインは巻き込まれた形です。なので、ステーブルコインの問題ではないため、別の問題と切り分けて考えるべき内容です。むしろ株式など週明けの影響が懸念されていますので、相場全体に影響するかもしれません。
以上です。
続いて、FTX破綻の余波や、気になる取引所関連の記事まとめです。
<取引所・銀行・その他余波>
→銀行業務を「任意清算、事業縮小」
→預金を全額返済すると発表
▶ シリコンバレー銀行
扱い資産28兆円規模の銀行破綻
→ここがCircle社の準備資産8%の預け先と判明
→ $USDC がデペッグ発生し信用不安に
→Circle社「1:1償還」を約束し鎮静化図る
→国が預金補償を発表し一度収束
→Circle社は別口座に預金移動すると発表
(3/13追加)
▶︎ シグネチャー銀行が破綻し預金は国が保護
(銀行と仮想通貨の違いが鮮明に)
▶︎ ジェミナイ(米取引所)
JPモルガンとの提携終了の誤報を一蹴「そのままである」
▶︎ クラーケン
厳しい規制環境で独自銀行「Kraken Bank」を立ち上げ計画
▶︎ コインベース
ステーキングサービスの継続を改めて表明
⇨流動性ステーキングトークン「LsETH」を導入
・企業向けウォレットサービスを立ち上げ
・デジタル資産運用会社ORDAMを買収で機関投資家向けサービス拡充
▶︎ バイナンスUS
・同社による買収計画がVoyagerの顧客の97%によって賛成票を投じられた
・米司法省らが反対するも、米裁判所判事がVoyager買収を承認
▶︎ KuCoin
未登録で事業を行ったとして米NY当局に提訴される。さらにNY当局は「イーサリアムは有価証券」と主張
▶︎ HSBC & Nationwide(英国の銀行)
クレジットカードによる仮想通貨の購入を禁止する予定
▶︎ Bybit
銀行への米ドル預金を一時停止し、ウォレットやクレジットカードの利用を顧客に推奨
▶︎ FTX & アラメダリサーチ
GBTCに関連してグレースケールやDCG (デジタルカレンシーグループ)を告訴
▶︎ Nubank(南米最大デジタル銀行)
独自暗号資産「Nucoin」をポリゴンで正式ローンチ
以上です。
いかがだったでしょうか。来週の動向にも注視していこうと思います。よろしければお付き合いください!(先週分のバックナンバーはこちらです✨)
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