【週刊】資産防衛のための仮想通貨ニュース 3.19
こんにちは、マスオです。
毎週末、この1週間であった資産防衛のための仮想通貨ニュースをまとめて記事にしています。今回は全部で7個の記事、そして取引所関連のトピックをまとめて紹介させていただきます!
それではさっそくまいります✨(▶︎以降は私の感想・所感や追加情報です)
❶ IMF、銀行に対する仮想通貨の影響を警告=G20報告書(コインポスト 2023.3.14)
【記事概要】IMFが世界の銀行に対してビットコインなどの裏付け資産を持たない仮想通貨とステーブルコインに焦点を当てて警告をした報告書についての記事。
「銀行が預金を失う可能性もあり、融資を抑制する必要が生じるかもしれない」と述べている。
▶︎このIMFの内容はミスリードだというのは分かるものかと思います。SV銀行の件は長期国債の保有をしたことに起因しています。にもかかわらずFDIC (連邦預金保険公社)も「仮想通貨が悪い」と言っています。よってIMFが意図したい方向性があるのはこの件からも分かってきます。
❷ EU議会、スマートコントラクトを規制するデータ法を可決(あたらしい経済 2023.3.16)
【記事概要】もしこの「データ法」が施行されれば、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行するプロトコル「スマートコントラクト」がEUで規制対象となる可能性があるとのこと。
しかし、どのような条件で適用されるのかなどは明確に定義されておらず、このまま施行されると、DeFi(分散型金融)や暗号資産業界に大きな影響を及ぼす可能性がある。
▶︎EUの真意は分かりませんが、これは言論統制、検閲に近いものです。2022年にはアメリカ財務省がトルネードキャッシュに制裁を加えた際に、コードに規制をかけて開発者を逮捕しました。違憲として訴訟を起こすこともできるような内容が通ってしまっています。
❸ インドとアラブ首長国連邦は、米ドルを使用しない貿易と送金を促進するためにCBDCブリッジを検討 (コインテレグラフ 2023.3.16)
【記事概要】昨年香港、中国、タイと共にCBDCの「mBridgeプロジェクト」に参加したUAEが、今度は交易が頻繁なインドと提携しCBDCブリッジの概念実証・パイロットプログラムを一緒に開発することになったという記事。
なお、インドとUAEは、米ドル決済を外す試みでもあるかと思いますが、送金を処理するために小売CBDCを調査する可能性もあるとのこと。
▶︎ 今年の世界経済フォーラムでUAEは、仮想通貨が「今後のUAE貿易にとって重要な役割を果たす」ことを期待していると語っています。この「貿易」をどう展開するか、新興国で最も注目を集める両国が選ぶ手段には注目です。
❹ スイス銀行協会がデジタル経済を発展させるための預金トークンを提案 (コインテレグラフジャパン2023.3.16)
【記事概要】スイス銀行協会が、デジタル経済の発展をサポートするための白書を発表し、適切に監督され発行された「預金トークン」(≒ステーブルコイン)という資産を取り上げたという記事。この預金トークンは柔軟に通貨を作成でき、手数料を抑えて銀行口座に入れると利子を受け取れる、という従来と同じ機能を持つとのこと。
▶︎ スイスでも日本同様に銀行主導のステーブルコインが提案されています。なお、十分なプライバシーとトランザクション効率を確保するために、追加のプロトコルを使用してパブリックブロックチェーン(内容は明かされていません)で動作する必要がある、と指摘しています。
❺ FRB、即時決済サービス「FedNow」の7月開始を明らかに(コインテレグラフジャパン 2023.3.17)
【記事概要】FRBがCBDCやステーブルコインに代わるものとして注目されている即時決済システム「FedNow」の開始時期を7月に決定したことを明らかにしたという記事。
▶︎ FRBがすでに提供しているFedwireは平日の5日間、特定の金融機関のみが利用できるものですが、そのアップグレードに当たるものだそうです。クローズなものではなく中小企業も参加できます。
なお、システムがIBMのMQ (中央集権タイプ)を使用、Ripple NETとVolanteを経由して接続できますが、仮想通貨との接点はまだ分かりません。
❻ 欧州議会、EUのデジタルウォレットに関する最終法案を議論へ(コインテレグラフジャパン2023.3.17)
【記事概要】EDIWとも呼ばれる欧州デジタルIDウォレットは、個人や企業が名前や住所などのIDデータ、銀行口座、出生や学歴などをデジタル化して保存し、国境を越えて使用できるようにすることを目指しているもので、この法案が通ると市民がオンラインで自分自身を識別し、認証することができるようになるとのこと。つまりプライバシーに関する懸念が高まっている、という記事。
❼ 米銀行問題の最中、トークン化されたダイヤモンドへの関心が増加 (コインポスト 2023.3.17)
【記事概要】先週末にかけて、トークン化されたダイヤモンドの取引量が300%急増したという記事。
規制当局の認可を受けている米国のDiamond Standard社が公表した内容とのこと。
▶︎ダイヤモンドトークンはすでに数年前から、xDia、D1Coinなどのトークンも登場しています。ちょうど今銀行業界が揺れていることで、分散投資、コモディティ投資に注目が集まっていますが、このタイミングで仮想通貨の技術を使ったトークン化にまで注目が集まるのは少し滑稽です。
以上です。
続いて、FTX破綻の余波や、気になる取引所関連の記事まとめです。
<取引所・銀行・信用不安余波>
▶︎ シリコンバレー銀行(SVB)
・12日長期国債や住宅ローン担保証券(MBS)の損切りなどを背景に破綻
・13日にFRB、FDIC(連邦預金保険公社)が顧客預金保証、しかし
・銀行株、銀行債が暴落しヘッジファンドに打撃
・連鎖を恐れ融資不安、中小企業株価下落
・世界の年金基金の運用にも懸念広がる
・ソフトバンクにも…
👉信用不安拡大
・HSBCが英法人を1ポンドで買収
・同行がニューヨークで連邦破産法11条の適用申請
・18日持ち株会社も破産法申請
・リップル社CEO「SV銀行にエクスポージャー有るが通常の営業に影響無し 」
▶︎ シグネチャー銀行
・12日NY金融サービス局がSVBからの連鎖破綻を避けるために閉鎖命令
👉規制側の悪意を疑う
・「管財人のFDICの閉鎖措置は不適切」「暗号資産業界を抑え込む意図がある」と米下院議員が疑問呈す
・NY金融サービス局「同行破綻は仮想通貨と関係ない」
・「同行買収には暗号資産事業の放棄が付帯条件」とFDICが説明する報道が出るもFDICは否定
👉論争になる
・米国議員「破綻は仮想通貨の不安定性が原因」と主張
・元取締役「米規制当局は反暗号資産の姿勢」と主張
👉関係者は
・同行が株主からの集団訴訟に直面
・米Paxos「同行に預金2.5億ドルあるが預金保険をかけているため問題はない」
▶︎ クレディスイス
・15日筆頭株主サウジナショナルバンク「追加投資しない」の発言で株価急落
・スイス金融市場監督機構(FINMA)とスイス中銀が共同声明を発表し支援を表明
・UBSが買収?との報道
▶︎ バイナンス
・英ポンドを5月22日まで入出金停止し新たな決済業者探しへ
・CZが「銀行を取り巻く状況の変化を踏まえ、10億ドル産業復旧基金の未使用の資金を仮想通貨に換金する方針」を発表
▶︎ コインベース
米国外で仮想通貨取引プラットフォーム設立を計画
▶︎ ステートストリート
英仮想通貨カストディ企業との提携終了
▶︎ アンカレッジ・デジタル(仮想通貨銀行)
従業員の20%を削減
▶︎ NatWest銀行(英国老舗銀行)
暗号犯罪者から保護するためにトランザクション制限(取引所送金を30日間で最大 5,000 ポンドルール)を導入
以上です。
いかがだったでしょうか。来週の動向にも注視していこうと思います。よろしければお付き合いください!(先週分のバックナンバーはこちらです✨)
<暗号通貨の安全管理:YouTubeで解説中>
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❶手数料が最も良心的な国内取引所。ビットバンクの口座開設
すみません。
先程家族のほうから同じ内容のコメントを送信したのですが、訂正した分が上手く送れなかったそうで、重複しますが私からも同じ内容をお送りしております。
お許しくださいませ。
こんにちは。
以前、マスオさんの商品ページからDECENTウォレットを割引価格で家族が購入させていただき、YouTube動画のほうで家族が質問させていただいた際には丁寧なお答えをいただき、またマスオさんのYouTube動画で使い方を少しずつ勉強させていただき…と、いつも大変助かっております。
仮想通貨の取り扱いに関して、まだまだ超初心者の域を出ないので、分からないことだらけの中、道を示していただき、本当にありがとうございます。
実はDECENTウォレットの使い方で送金する際のことを教えていただきたく、今回はブログのほうにコメントをさせていただきました。
都市伝説にのせられてCAWという仮想通貨を初めて入れたいと思っているので、海外取引所で今回初めて買いたいと思っております。
国内取引所で仮想通貨XLMを買い、送金して海外取引所でUSDTにしてCAW購入しようと思ってるのですが、この流れで大丈夫でしょうか?
あと、CAWをいったんDECENTのアプリのほうのウォレットに入れたいのですが、CAWはそのままウォレットに送金出来るのでしょうか?
手数料は何から引かれるのですか?
この間、先にDECENTウォレットのアプリに+マークでCAWを追加した際、上にイーサリアムの表示が出たのですが、今回購入する予定のCAWを送ろうと思ったら、自分にイーサリアムの手持ち分?が要るのでしょうか?
自分はXLMだけしかほぼさわった事がなくて、かつてウォレットに入れたXLMの場合は、そのままXLMとしか表記されてないので、今回のイーサリアムのように上に大元の通貨の表記が出たことがなくて。
上記のイーサリアムのような表記が出た時、送金する際の何かしないといけない約束事項のようなことがあれば是非とも教えて頂きたいです。
初心者過ぎて的外れな質問になっていたら本当に申し訳ございません。
文章が分かりにくくなってしまいましたが、どうかよろしくお願いいたします。
ご丁寧に励みになるお言葉ありがとうございます。
1つずつ回答させていただきます。
(なおこの回答について、解釈等で行き違うことがないことを祈りつつ自己責任でお願いできればと思います。ご容赦ください。)
❶国内取引所で仮想通貨XLMを買い、送金して海外取引所でUSDTにしてCAW購入しようと思ってるのですが、この流れで大丈夫でしょうか?
→XLMは送金手数料が安いので、その流れよろしいかと思います。
❷CAWをいったんDECENTのアプリのほうのウォレットに入れたいのですが、CAWはそのままウォレットに送金出来るのでしょうか?
→DCENTで調べたところCAWは対応していたので、アカウントを作ってアドレスをコピーして取引所から送ることができます。
ただしCAWはERC20(イーサリアムベースのトークン)ですので手数料が高い点はご理解ください。(最低送金枚数なども多いです)
❸手数料は何から引かれるのですか?
この間、先にDECENTウォレットのアプリに+マークでCAWを追加した際、上にイーサリアムの表示が出たのですが、今回購入する予定のCAWを送ろうと思ったら、自分にイーサリアムの手持ち分?が要るのでしょうか?
→基本的に取引所にある仮想通貨を送る際はその銘柄の残高から差し引かれます。CAWを取引所から出す場合はCAWを使って支払います。(画面に従ってください)
また、DeFiアプリを使う場合は構築されているチェーンのネイティブコインに従います。(ERCトークンであればETH)
また何かありましたら、お答えできる範囲でしたらお力添えいたします。