【３分でおさらい】先週の世界クリプト動向11.14

こんにちは、マスオです。

ご好評につき定期連載シリーズになったこちらのブログ記事。ここ１週間の世界の仮想通貨、Web3関連のニュースを"きっと"３分で振り返ることができます。お時間が無い方のためにまとめているので、ぜひご活用いただければと思います。

毎度テーマを５つに分けて、トピックごとに見られるように整理してありますので、キーワードを拾いながら効率的にインプットしていただければと思います。では早速始めましょう！

❶イノベーション規制

・アメリカ財務省
トルネードキャッシュの制裁対象を明確化した。ただし開発者や創業者は含まれず。

・アメリカ司法省
違法薬物サイト『Silk Road』で取引に使われていたBTCのうち、盗まれた３３６万ドル相当のBTCが押収された。

・バイナンス
①市場混乱受け、ユーザーのための資産保険基金を10億ドルに拡大。
②取引所などの準備資産の保有を証明するための監査システム「プルーフ・オブ・リザーブ」を間もなく開始する。

・ツイッター社
米当局に送金事業の認可を申請へ。

・メタマスク
トークンブリッジの最適ルートを提案・実行する「MetaMask Bridge」を発表。

・MoneyGram社（アメリカ大手決済企業）
米国のほぼすべての州のユーザーがモバイルアプリを介して仮想通貨を購入、売却、保有できるようになると発表。

・Gemini（アメリカ仮想通貨取引所）
クロアチア、キプロス、ハンガリー、ルーマニア、スロベニアで暗号資産サービス開始。

・英国のサンタンデール銀行
FCAに目をつけられた同行が、「顧客保護」のために2023年に仮想通貨取引所への送金をブロックへ

・ロシア
中銀がデジタル証券やトークン課税、NFT（非代替性トークン）発行に関する法的枠組みなど、デジタル資産についての協議書発行。

・BIS（国際決済銀行）
フランス銀行、スイス国立銀行、シンガポール通貨庁​​ (MAS) と共同でCBDCプロジェクト『Project Mariana』を主導。外国為替にAMM（自動マーケットメーカー、≒DEX分散型取引所）と同じ仕組みを実験する。

・ニューヨーク連銀
CBDCによって「外国為替取引の速度が１０秒に短縮できる」と述べている。

・韓国
①中銀、二段階制の「CBDC」実証実験を完了した。
②韓国銀行、CBDCでのクロスボーダー決済とNFT取引をテストした。

・フィリピン
大手財閥系の銀行の１つである『UnionBank』でビットコインとイーサリアムの取引を開始した。

・エルサルバドル
米国フォックスニュースのインタビューで、同国大統領が「西側諸国は最終的に分散型金融システムに移行する」と説明した。

・カナダ
暗号、ステーブルコイン、CBDCに関する協議を開始した。

❷銘柄関連

・イーサリアム
①ヴィタリック氏がはイーサリアムの更新ロードマップを発表。2023年後半にリリースされる予定の『EIP-3651提案』ではネットワークのガス料金を削減する予定。
②MetaMaskが『ＮＦＴBank』と提携し、ユーザーがＮＦＴの価値を追跡できるようになった。

・XRP
「XRPレジャー（XRPL）」を利用した不動産仲介プラットフォーム『ProprHome』がポルトガルでローンチした。

・Polygon
①Meta社がInstagramのNFTミンティングにPolygon を採用すると発表し高騰へ。
②シンガポールMASの『プロジェクト ガーディアン』）の一部として、JPモルガンにとって初めてのパブリックブロックチェーン取引がPolygonを使って実施された。
③デジタルグッズ開発でディズニーと協業へ。

・Solana
①FTXの影響で一日で４０％暴落が見られた。
②イーサリアム仮想マシン「Neon EVM」がメインネット公開へ。
③ユーロステーブルコイン「EUROC」をCircle社がSOL対応へ。
④Solend（SolanaのレンディングPF）が３つの融資プールで１２６万ドルの市場操作攻撃を受けた。

・Gala (P2Eゲームエコシステム）
ネットワーク上で数十億ドル規模のハッキングやラグプルが発生した。その結果、一部の仮想通貨取引所で９０％急落が発生。

・Aave
ETHレイヤー2のスケーリングソリューション『zkSync 2.0』のテストネットに参加することをコミュニティ投票する。

・Aptos（元Meta社メンバー創業の新興レイヤー１チェーン）
DeFiプラットフォームの『Arco Protocol』に入金後、ウェブサイトとソーシャルメディアチャネルがオフラインになった。300人が混乱へ。

・PROS（Prosper：BSCとAVAX上の予測PF）
ワールドカップのギャンブルイベント間もなく開催される。

・BNB
イーロン・マスクのTwitter乗っ取りから２５％以上上昇した。

・Elrond（高速レイヤー１チェーン）
メタバースにフォーカスした新ブランド『MultiversX』を発表。xFabric、xPortal、xWorlds という３つの新製品で、よりスケーラブルに企業ユースケース向けに開発可能に。

・FTM（Fantom：DeFi関連レイヤー1トークン）
今年4月に開発を離れたYearn Financeの創業者アンドレ・クロニエ氏が復帰する可能性によって、FTMトークンが１週間で２０％上昇。

・CHZ（Chiliz：スポーツファントークPF）
１１月２０日に始まるFIFAワールドカップ 2022 の期待で上昇中。

❸Web3、NFT関連

・OpenSea
既存NFTのロイヤリティー制度を維持した。

・Yuga Labs
BAYCの運営会社が、度重なる自社のスキャムサイト対策として公式ニュースサイトを公開。

・マリリンモンロー
アンディ・ウォーホルによるマリリン・モンローの絵を証券トークン化し分割販売。

・Sorare（サッカーのNFTトレカゲーム）
アスリートアンバサダーにリオネル・メッシが就任。

・フォーミュラワン（レーシングチーム）
ＮＦＴ拡張計画のためにOpenSeaと提携へ。

・STEPN
アシックスと提携して、Solana PayでUSDCを使用して支払うことができる実物のランニングシューズを発売した。

・Kraken NFT マーケットプレイス
ガス代を払うことなくＮＦＴ取引が行える、と期待されるマケプレが、延期を経てベータ（テスト）版を公開へ

❹その他ニュース

・Paxos
先日MASで認可を受けて以降、シンガポールで130人超の採用を計画へ。

・Meta社
「全責任は私に」ザッカーバーグCEOが1万人超の解雇を発表。

・ビットコインマイニング
マイナー企業『アイリス・エナジー社』が債務不履行の危機。『ストロングホールド・デジタル社』は債務整理を完了。

・BitMex（香港の仮想通貨デリバティブ取引所）
CEOが辞任した後、人員を削減し、スポット取引、カストディサービスを廃止した。

・ギャラクシーデジタル（アメリカのデジタル資産管理企業）
弱気相場での人員最適化のために２０％を削減へ。

・Dapper Labs（FLOWチェーン開発、NFT関連企業）
現在の経済状況により従業員を２２％解雇へ。

・Meta社
InstagramでのPolygon NFTの作成・販売についての料金を2024年まで無料とすると発表。

・中国
194,000 BTC含む６０億ドルの暗号通貨を保有していることが分かった。

❺世界の経済動向

・米国連邦準備制度理事会（FRB）
１１月のFOMCでハト派、タカ派、どちらにも振れない演説で、０．７５％の金利引き上げを実施。１２月は０．５％になる可能性が高い。

・イングランド銀行
金利を０．７５％引き上げた。３３年間で最大の利上げとなった。

・レバノン
ハイパーインフレに陥っているレバノンで、資金管理、決済のためにビットコインとテザーが注目されている。

先週の主要ニュースはこれで以上です。拾い読みの役に立ったと思っていただけたらうれしいです。また、別シリーズの『資産防衛のためのカソツーニュース』こちらもぜひご興味があればご覧くださいね。

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