Weekly XDCダイジェスト vol.108 (2024.4.21-5.4)

(👆2024年4月の「トレンド分析」特集動画です)

(👆2024年1月の「業界優位性」特集動画です)

(👆2023年10月の「ユーティリティ」特集動画です)

(👆レイヤー1「XDC」、それとタッグを組むオラクル「PLI」👇解説動画)

こんにちは。今回は定期コーナー。XDCネットワークの動向についてファンコミュニティの一員として、私が勝手に日本語で解説を加えながら定期発信するブログになります。

仮想通貨XDCについてまとめた内容、情報の共有程度に見ていただけたらと思います。ではさっそく参ります!(内容にご指摘あればコメント欄等で😊)

XDC | XDC Network

XDC Network is an enterprise-grade, open-source blockchain protocol. An EVM-compatible chain with enforceable smart contracts, it is uniquely suited to revolut…

https://xdc.org/articles/xdc-weekly-apr-28

Topic.❶……ETH Dubai にてXDC および XDPoS2.0 の最新の進捗を報告

 【補足】

(翻訳)TradeFinexとXDCによるプライベートクレジットの未来 ~貿易金融をさらに最適化するためのブロックチェーンのイノベーション。より多くのパートナーと資産による TradeFinex エコシステムの拡大。世界貿易金融に革命を起こすブロックチェーンの長期ビジョン。

(翻訳)XDC はブロックチェーンの最高のものを提供します。2019年半ばから稼働している XDC Network は、オープンソース、カーボンニュートラル、エンタープライズグレード、EVM互換、TFDinitiatve(貿易金融流通イニシアチブ)に招待された最初 (そして唯一) のレイヤー1ブロックチェーンです。

👉昨年もETH Dubaiで似たような光景を見ましたが、XDPoSやSubnetなどを説明していました。あれから1年、SubswapなどXDCzeroなど、いくつかの機能が増えています。いわゆるXDC2.0アップグレードはいつ来るのか。

👉それについては、寄せられた記事によれば以下のようなタイミングになるのかもしれません。

(翻訳)以下は公式発表ではなく私の個人的な考えです。

XDC 2.0 - 高い確率で生産第 2 四半期か、遅くとも第 3 四半期に導入されます。

Coinbase、Binance、BinanceUS での XDC の上場 - XDC ネットワーク コミュニティに沿ってこれを実現したいと思っていますが、いつになるかは明言できません。

Topic.❷……SBIXDC の Cordaブリッジ 実証実験について進捗報告

 【補足】

👉解説によると、最近の XDCdevCenter イベントで、SBIXDC(SBIとXDCの合弁会社)の加藤さんが、進行中の実証実験を共有したとのこと。Corda と XDCネットワーク を介した、輸出業者から輸入業者への安全な法定通貨による送金とビジネス情報の取り扱いについて示したようです。

👉実際の動画についても翻訳を試みたところ、以下の内容のようでした。

私たちは企業間取引で作成される法定通貨の支払いを行っています。輸出者と輸入者はすべての情報を安全にImpelブリッジを介して Corda から XDC Network に転送されます。私たちは過去3か月間このPoCを行ってきました。すべての結果は1か月以内にすぐに報告されるでしょう。(文責:Masuo)

👉なお、SBIXDCの加藤さんは、正式に以下のポジションに着任されたようです。

Topic.❸……「Hedera の ブラックロックとの提携」誇張報道を受けて、XDC はブラックロックとの関連性が明らかになる

(翻訳)目を見張るものがあります!Hederaの(誤解)ニュースへの反応を目撃しましたが、昨年XDCネットワーク上でブラックロックが管理する米国債を実際にトークン化したUSTY は、XDCNetwork で発行され、プラットフォーム上でアクセス可能な米国国債 ETF の株式を表します。

 【補足】

👉事の成り行きは、Hederaがブラックロックと直接の提携関係を結んでいるわけではないトークン化商品の発表を、そうであるように報道したとのこと。これでHederaのトークンが急上昇を見せたことで話題を呼びました。

👉実際は以下のように収束しました。

👉しかし、そこで XDC 上で発行される米国債 USTY トークンについてはどうなのかというと、上記のCrypto Eriさんが言う通り“関係性”があるわけです。

👉もっといえば、以下はXDC上のプロジェクトFathomの創業者のコメント抜粋です。

【翻訳】何の違いがあるか?Archax と Securitize はチェーン選定の前にブラックロックの承認が必要です。

👉つまり、トークン化はすべての基本商品の資産運用会社の許可がなければ進まない話であり、つまり、ブラックロックのETFをトークン化した商品という場合はブラックロックに関連している(=USTYは、ブラックロックがXDC上で発行することを認めている)ということです。

👉とはいえ、この一連の出来事で、Hederaの価格は一時高騰したものの、XDCの価格は上昇しなかった、という皮肉な結果になりました。

👉余談ですが、XinFinからブラックロックに移籍?転職?したエンジニアがいることのことでした。非常に興味をそそります!

Topic.❹……ユーロステーブルコイン発行の STASIS社 と続々XDC上のプロジェクトが提携を発表

(1)Circularity Finance

(2)Fathom

 【補足】

(1)Circularity Finance については、

今後、DeFi構造で教育と慈善活動分野を再定義する、いわゆるLearn To Earn (L2E) モデルを開拓するための提携とのこと。

・稼いだトークンの $EURS 転換
・非営利団体による寄付を $EURS で実装

お互いのユースケースを広げるためのパートナーシップと見込まれている。

(2)Fathom については、

👉EURSのメリット
FathomのRWA/証券における専門知識を活かし、最先端のDeFiで新たなサービスや金融商品に利用、他

👉Fathomのメリット
2024年MiCA規制施行で法整備整いユーロステーブルコインのニーズが高まることで資金流入に期待、他

先日は、Comtech Goldとの提携がありました。

👉ほかにもWeFi、Pluginなど、Stasis社はXDCの主要プロジェクトと続々と接続しています。

👉以下の銀行を通したオンランプ(法定通貨から暗号資産への入金)が加速するニュースもあり、今年7月のMiCA法が施行されて以降が非常に楽しみです。

Topic.❺……ドバイの特区『DIFC』で3月可決された”デジタル資産法”の意味とは?

 【補足】

👉Andre Casterman氏がLinkedinで、今年3月にDIFC(ドバイ国際金融センター・特区)で可決されたデジタル資産新法について、貿易金融業界メディアがスルーしているが、その意味の重要性を指摘する投稿をした。


👉その新法の意義とは何か。Andre氏によると、これは 「STO(セキュリティトークンオファリング)」を支持しているのであるとのこと。

👉STOとは、証券をトークン化して資金調達すること。

👉特に、英国で可決された電子貿易文書法(ETDA)と組み合わせると、貿易金融資産のST(セキュリティトークン)が、このDIFCで扱えるようになります。

👉Andre氏が推進するTFD initiative では、すでにINX・Securitizeのようなセキュリティトークンの発行・流通を担う企業との提携があります。

👉つまり、Andre氏はこの法律の重要性を伝え、今後ドバイでは、Tradeteqの作成する $TRADA のような貿易金融資産トークンが早期に扱われる、という展望につながると見られます。

Topic.❻……XDCLabs が債券のデジタル化に関する最初のプロジェクトを発表を予告

 【補足】

👉5/9ドバイにて、USA-UAE Allianceの一環で、以下のプロジェクトを発表するようです。

👉「BlackRock のトークン化されたファンドからの1週間で1億5000万ドル+の資本フローが指標である場合、私たちの世界経済はトークン化によって大規模に繁栄する準備ができています。」との強気の発言もありました。

👉Topic❹でも取り上げたように、こちらのトークン化もドバイで始まるようです。これらは貿易金融という債券か?それともどのような債券か?注目です。

Topic.❼……XDC Trade Network が「デジタル貿易文書の採用加速」を語る、結論はLEI(法人識別子 ≒ ISO20022)

 【補足】

👉XDC Trade Networkが、『貿易デジタル化の採用を加速させる』との4ページの文書をICC UK(国際商工会議所・英国本部)のドキュメントとして発表した。

👉答えはシンプルで、LEI(法人識別子)を活用すること、とのことで、このLEIとは、 ISO20022 のデータ要件であることは、過去の私の動画でも触れました。

👉つまり、ISO20022は貿易のデジタル化を加速させるということ。(=XDCはISO20022に準拠しつつ、その優等生として恩恵を受ける

👉そして以下の内容にも触れていた。

「XDC では、トップ機関投資家、ファンドハウス、ファミリーオフィスに新しい手段として貿易金融を提案しましたが、その反応は非常に心強いものでした。これらのオルタナティブ投資家たちは、私たちの業界が長年直面している貿易金融のギャップに対処することに非常に熱心です。」

👉この4ページには、他にも興味深い内容が含まれており、和訳したのでご参照ください。

Topic.➑……XDC は AIツールによって RWAトークン化のAmazonになるよう設計されている by Atul氏

 【補足】

👉XDC共同創業者のAtul氏が、RWAトークン化をXDC上のAIツール「Coderun.ai」を使って簡素化する方法を紹介していた。

👉coderun.aiとは、開発者/プログラマー向けの AI ツールであり、XDC ネットワーク用に特別に訓練されたボットを通じて技術サポートを提供するものとして今年登場している。

👉AIとブロックチェーンのシナジーの1つがこのトークン発行作業。

👉開発者に寄り添ったものを作成しているが、あとは、これをどれだけ多くのユースケースに結び付けられるか。貿易金融界での「Amazon」という言葉は以前にも聞いたことがあるので、RWAトークン化のAmazonと呼べるにふさわしい数字が早く見えることが待望される。

Topic.❾……DAOFIN の カスタム GPTモデル 統合により、さらに分散型ガバナンスを計画

 【補足】

👉「DAOFIN」とは、XDCの運営が配布された資金以上の管理をすることなく、ロック解除されたトークンの活用などの財務上の決定についてコミュニティに移管される分散化強化の仕組みのこと。

👉AIトレーニングによりこの DAOFIN の意思決定プロセスでの分散化をさらに高みに引き上げるとのこと。最終的な目標は、オンチェーンとオフチェーンの両方の意思決定ができ​​る完全な分散型ガバナンスシステムを作成すること、だそうです。

👉今年2月ころ、すでに共同創業者の Ritesh 氏が、DAOFINとAIとの融合について触れられていました。

👉さらに3月末にもRitesh氏は XDC.dev にてこのような記事をアップしていました。

👉ここでは、人工知能は、私たち全員をより賢く、より成功させるために存在する、と説明されています。ガバナンスに参加する人がAIツールによって知識水準を高められることも期待できそうな文章でした。

👉まだ具体化されていませんが、DAOFIN によりガバナンスが確立されたあかつきには、非常に透明性が高い、他との差別化が図れそうなブロックチェーンモデルとなりそうです。

Topic.➓…… XDC 上のプロジェクトとして『reBlue』プロトコルが2024年夏に 登場予定

 【補足】

👉XDC上のレイヤー2で新たなプロジェクトが計画されていることが確認された。

👉このプロジェクトを要約すると、「退役軍人、民間ボランティア、緊急ミッション、といった人道支援の資金をDeFi・DAOで支援する非営利プロジェクト」とのこと。

👉このプロジェクトも RWA(現実世界資産)のトークン化に分類されるようです。(NGOなどの代替になるようです)

👉このプロジェクトには、XDC上の影の有名人?エディ・カレン氏も関与しているようです。

🎊おまけ🎊……TradeFinexの Saloi 氏も XDC Network のメンバーに参加

 【補足】

👉Topic❷で取り上げた、SBIXDC の加藤氏に続いて、TradeFinex の Saloi 氏もXDC Network の新ポジションに就任した。

👉非常に幅広い分野を担当するようです。TradeFinex の枠を超えて、多くのユースケースが予定されているのかもしれません。

🎊おまけ🎊……DTCCから認定イーサリアム開発者が正式にFathomチームに加盟

 【補足】

👉Fathomの開発には、このTarun氏が以前から関わっていました。しかし、この度はDTCC(旧Securrency)を辞して、Fathomに専念する形のようです。

👉このTarun氏は、ただの開発者ではありません。認定イーサリアム開発者。モバイルアプリ展開など様々な開発にも精通しています。

👉ただの増員ではなくコア開発者の加入によって期待する部分はあろうかと思います。

Weekly XDCダイジェスト vol.107 (2024.4.7-4.20)

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次週以降も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)

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