【初めてのDeFi】XDC上の『Fathom』でカンタン実践講座❹ ~FXD借入 編~
こんにちは、マスオです。
今回は以下のブログの続編になります。
今回は「XDC」を担保に「FXD」を借りる手順をお伝えしていきます。
その前に、準備の確認を👇
FXDを借りる目的は何か?
まず「FXD」を借りるとはどういうこと?何のために借りるの?
というのが、多くの人の素朴な疑問にあるかと思います。
そのためにに、以下のブログを作成しました。
こちらをご覧いただくと具体的に見えてくるかと思います。
結論としては、
「FXD借入」によって、XDCを保有しながらDeFiでの運用をさらに戦略的に行うことができる
例を挙げると
・借り入れたFXDを「DEX」で他通貨と交換して運用できる
・Fathomの「Vaults」で年率数%の安定した利回りを得られる
というのがあるかと思います。
これまでXDCを担保に借入をするサービスはありませんでした。
しかも借りられるものが米ドルに連動した「ステーブルコイン」という価値の安定した通貨であるため、暗号通貨とちがい企業や金融機関が扱いやすい点でも面白いものと言えます。
なお今回は「FXDの借入」だけでなく、「担保の補充」「借入FXDの返済」までの工程を解説させてもらいます。
余裕のある時にぜひ見て頂ければと思います。
FXDを借り入れる準備
基本的なことになりますが
▶ ウォレットを用意する
・メタマスク(最も汎用的)
・XDCPay
・他ウォレットも利用可能
▶ そのウォレットにXDCを入れる
詳細は以下にてご確認いただけます。
FXDを借り入れる手順
⓪ Fathomアプリ(https://dapp.fathom.fi/)を開く
① ウォレットを接続する
(※XDCPayの場合、「MetaMask」を選択します)
パスワード解除すれば、右上のように表示されます。
② 「Open Position」をクリック
以下の画面が出てきます。
③ 担保とするXDCの数量を入力する
例えば「100XDC」と入力します。すると
(補足)
左側の「Safety Buffer(%)」が100%になっていますが、少し気に留めておきます。
④ 借り入れるFXDの数量を入力する
(補足)
借り入れられるFXDの量はXDCの価値と「1:1」ではありません。
安全なバッファ(余裕)を25%を組み入れる必要があります。
1FXDを借りるためには、1.25ドル相当以上のXDCが要求されるということで
これが先ほどの「Safety Buffer(%)」の意味です。
それを自分で見積もるのは大変ですので
上記黄色で示した「Safe Max」を押せば
自動で最大のFXD借入額(最小バッファ25%に設定した数字)を算出してくれます。
ここでは黄色で示した例のように、借入可能なFXDが「2.6380・・・・」と表示されました。
📗参照📗
「Safety Buffer(%)」がピンクで示しているように100%から25%になっているのが分かります。
なお、このバッファ以下(20%、15%など)での借入できません
なお、借入額を少なくすればバッファは上昇します。
仮に2FXDとした場合「Safety Buffer=43.13…%」となります。
バッファを大きくすると、それはそれでメリットがあります。(後述)
⑤ FXD借入額を入力し「Open this position」を押す
ウォレットが左上に出てきたら「Submit」を押します。
数秒のタイムラグがあり、以下のアイコンが出たら成功です。
「Ok, Close」で閉じます。
(「Add to wallet」を押せば自動でウォレット内にFXDの表示設定をします。していれば不要)
以上で、FXDの借入作業は完了です。
FXDを借り入れ状況(ポジション)の確認
以下のピンク枠の位置に借入状況が確認できます。
中身を見るために「Manage position」を押します。
なお、ウォレットでも確認できます。
以下私の場合は、もともと500程度あったXDCが100減り、4程度あったFXDが約2.6FXD増えていました。
このFXDをもとに、冒頭ご紹介したVaultなどの運用に踏み切ることができるかと思います。
FXD借入で注意すべきはXDCの価格
FXDを借り入れる人が見るべきポイントは、上記「Manage position」の左側の部分です。ここには借入条件に基づいた現在の状況が表示されます。
主に、以下のピンクで示した3点を説明します。
❶「Safety Buffer」について
「Safety Buffer」は借入時に25%でしたが、直後に「25.26%」と微妙に変動しているのが分かります。これはXDCの価格によるものです。
・XDC価格が下がる👉Safety Bufferが下がる
・XDC価格が上がる👉Safety Bufferが上がる
「Safety Buffer」がもし0%になった場合、強制的にポジションが清算されます。
つまり、0%を下回ることがないように気を配らなければいけません。
※0%を下回った場合、強制的に預けたバッファ分のFXDと手数料が徴収され、ポジションが解消されます。(以下ホワイトペーパー抜粋)
❷「Liquidation Price of XDC」について
具体的にXDCがいくらになったら清算が行われるのか、を上記の「Liquidation Price of XDC」が示しています。
上記の例であれば「0.35241」。この数字を下回ることがあると、清算の対象になります。
(※厳密にはボットが自動判断をしています。)
❸「Stability fee」について
これはFXDを返却する際に、借入利息として支払う手数料を指します。年率2%ですので、長く借りるほど多く発生します。
清算を未然に防ぐためには?
上記の借入状況を確認できる画面で「Manage position」を押します。
以下画面の「Top Up position」アイコンが選ばれている(薄い灰色になっている)ことを確認します。(Repay Positionではない方)
「Top Up Position」とは、ここでは「担保とするXDCを補充する」という意味です。
これによって強制清算の可能性を低めることができます。
例えば、先ほどの借入に対して 10 XDCの担保を追加します。
これにより画面左側の「Safety Buffer」は、″25.26%→32.05%″
と見積もられているのが分かります。(「Liquidation Price of XDC(実際の清算対象価格)」は見積もられません。)
実際に「Top Up this position」を押し実行すると以下のようになります。
「Submit」を押し、承認します。
すると、
・「Safety Buffer」″25.26%→31.69%″
・「Liquidation Price of XDC」"0.035241ドル→0.032037ドル"
このように債務状況(ポジション)が改善されているのが確認できました。
つまり、担保は多く、バッファが大きい方が清算を回避しやすい、という仕組みが確認できたかと思います。
借入FXDを返却する方法は?
上記の借入状況を確認できる画面で「Manage position」を押します。
以下の「Top Up Position」画面内の「Repay Position」を選択します。
続いて、この借入を完済するには「MAX」を押します。
もしもMAXを押さずに黄色の数字の通りに入力した場合、0.0001FXD、といった微妙な数量の未返済が発生し「完済」されないので注意です。
その後、債務ポジションが解消されたことが確認できるかと思います。
以上、今回は「FXDの借入」「担保の補充」「借入FXDの返済」までの工程を解説させてもらいました。
次回はFathomの「Vault」への参加方法を取り扱いたいと思います。
もしFathomについて詳細を追いたい方、運営チームに直接質問したい方は以下テレグラムにご参加してみてください。疑問への返答、多くの学びを得られるかと思います。
そこで、最近登場したこのFathomの非公式Telegram「Fathom DAO」がFathom公式に先駆けてコミュニティを作りDeFiやXDCに関する深い話題を取り上げています。
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いつも参考にさせて頂いてます。今回含めて大変助かっております。
「借入FXD」はそのままマスオさんの指南通りスムーズにいきました。
なるほど、手持ちのXDCはそのまま(上がろうが下がろうが)で投資できることは面白いなと思いチャレンジしてみました。
いったんSwapするのは躊躇しますので、これは朗報でした。
もちろん「Safety Buffer」には気を使いながらですが。
ありがとうございました。
ご丁寧にお言葉をありがとうございます!
借入というと非常に躊躇するところですが運用の一種という見方、
私もFathomを通して学ぶところです。
最近価格が下落したので緊張する場面もありましたが
何かしら私たちの選択肢を増やしてくれるもの
と改めて思います。