Weekly XDCダイジェスト vol.76 (2023 8.20-26)

(👆レイヤー1「XDC」、それとタッグを組むオラクル「PLI」👇解説動画)

こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。

仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。

ではさっそく参りましょう!(ぜひ、内容にご指摘あればコメント欄等で😊)

Topic.❶……8月25日、26日にテキサス州オースティンでXDCカンファレンスを遂に開催

(リンク先)https://twitter.com/XDCFoundation/status/1696262794562371702?s=20

 【要点解説】

今回のカンファレンスに参加したのは次の方々。

そして、2日間の登壇者とスピーチテーマはこちら。

  <1日目>

  <2日目>

(個人的には、ジェイクさんの「プライベート・エクイティ」が聞きたかった。あとで触れます)

そして最もバズった投稿はこれかも・・・(生でアンドレ・キャスターマン氏とエレベーターに)💦

いや、こちらのアンドレ氏のこちらのインタビューでした😊

今回はこのインタビューの最後の部分が印象的だったので、意訳して紹介します。

(インタビュアー)最後に聴衆の皆さんに伝えたいことはありますか?

(アンドレ氏)「ユースケースを見なければならない。私たちが作ろうとしている新しい能力、新しいサービス、新しい市場とは何か?今急速に成長しているプライベート・エクイティ(Tradeteqの場合はプライベート・クレジット)を広い地域の投資家が利用しやすくする。これは新しい市場の創造、市場の開放だ。

この急速な市場の出現を渇望する人々のために、え我々は非常に多くの業種、製造業、物流、医療サービス、プライベートエクイティクレジットなどに参入している。巨大で急速に成長していくということを私は伝えたい。」

※プライベート・エクイティ…資金調達のために企業が上場したいけどできない、あるいは敢えてしていないタイプの株式(個人投資家ではなくプロが今まで扱ってきた金融商品)

Topic.❷……ETHトロントハッカソンのプロジェクト提出を締め切る

 【要点解説】

8月15‐16日にカナダで開催され、XDCが最上位スポンサーを務めた「ETH Toronto」のサイドイベントハッカソンへの申込が締め切られ、審査が現在進行中とのこと。

今回のハッカソンはXDC以外にも12のネットワークも参加しているが、報奨金総額の1/4近くをXDCが拠出していることから、多くのネットワークの開発者もここに参加してくれると期待できる。

今回XDCが示したカテゴリーは多岐に渡るが、他の「サプライチェーンなどでの製品管理」「NFTを使ったクリエイティブ機能」「RWA(実世界資産)のトークン化に関わるサービス」という3つは、貿易実務や日常ユースケースを増やすものとして注目。

Topic.❸……XDCがメインスポンサーを務めた「インド Web3 カンファレンス 」の総括

(引用)https://medium.com/@xdcnetworknews/unveiling-the-success-of-xdc-network-at-web3conf-india-upcoming-events-89c56bd6332d

 【要点解説】

コミュニティ活動のハイライトや概要を紹介したこの記事によると、当日XDCブースに250人以上の参加者と交流し、最もにぎわいを見せたブースであったことが観察されたとのこと。

写真で見られる通り、今回の「Web3Conf India」は参加者とスポンサーの数倍増という目標を達成したことで、これからも政府の支援など大きな変化の力に発展する可能性がある、と記事ではまとめている。

なお、今後もインドでは10月27-29日にハッカソンイベント「Hackverse Chennai India」の開催が予告され、インド開発者へのアプローチは継続されていくことが示された。

Topic.❹……9 月13‐14日にシンガポールで開催されるWeb3カンファレンス「TOKEN2049」にTradeFinexがブースを開設

 【要点解説】

XDC上で稼働する貿易金融の統合プラットフォーム「TradeFinex」にリアルな動きが見られた。

このTradeFinexはXDCの大きなユースケースを担うと言われながら動きが見られず、ごく最近HPが更新されるに留まっていたが、今回は実際にブースを開設するとのことでこれまでと比べて大きな動きと言えそうだ。

シンガポールは貿易のハブ港・ハブ国であり、先日7月末にXDCが同国のメディア開発庁と提携していることから地の利もあるため、どうTradeFinexが展開するか注目。

Topic.❺……Globiance と Bali-Invest Group がテレグラムでAMAイベントを開催

 【要点解説】

XDC上で決済や証券業など総合金融プラットフォームを構築するGlobianceが、今回インドネシアの不動産投資会社とAMA開催を予告した。

この「Bali Invest Group」は上の説明にあることから、Globianceで最近開設されたSTO(セキュリティトークンオファリング)プラットフォームとの接点を感じる。

特に不動産がセキュリティトークンになることは世界の潮流になりつつあるため、これはGlobianceが扱う証券金融商品となり得るか、注目です。

Topic.❻……シンガポールとインド、貿易金融向けの相互運用可能な電子船荷証券の時代を開始

 【要点解説】

シンガポールとインドが、貿易金融で相互運用可能な電子船荷証券を開始した。

インド・ジャイプールで開催されたG20貿易投資大臣会合でガン・キムヨン貿易産業大臣が発表した。(以下文面の翻訳)

この内容によると、シンガポールとインド間で「TradeTrust(XDCブロックチェーンも対応している貿易のフレームワーク)」が使えるようになり、今後ますますペーパーレス貿易が加速すると見られる。

※そうこうしている8月30日にはTradeTrustを使用したことがニュース記事になっていました。(展開が早い!)

Topic.❼……SBI子会社のB2C2がフランスの競合を買収

 【要点解説】

SBIの子会社のマーケットメーカー「B2C2」がフランスのライバル会社Woortonを傘下に収めたとのこと。

マーケットメーカーとは取引所などに流動性を提供する(安全に低コストな取引を実現する)などの役割を持つもので、この「B2C2」はすでにXDCも取り扱っていることは下記リンクの通り。

この買収により、さらにヨーロッパの機関投資家に向けたサービスを展開できるとのことで、ゆくゆくは欧州に取扱い通貨の販路を広げることに・・・。(期待)

Topic.❽……現実世界とデジタル世界の橋渡し: XDC ネットワークのトークン化革命におけるデジタルツインの役割(Elitweb3関連の記事)

Introduction

 【要点解説】

「デジタルツイン」の意味は以下の通り、つまりメタバースとは異なり現実世界をデジタル上に再現するというもの。

XDCのユースケースにはこのような「デジタルツイン」という分野での適用が期待されていて、その一例がこちら。

そして、これまで何度か取り上げてきた「Elitweb3」というXDCの一組織は、この分野で活躍するということを伝える記事だった。

🎊おまけ🎊……PlugInの抱える不動産トークン化プロジェクト「EquitEdge」と $PLI の関係

 【要点解説】

不動産トークン化プラットフォーム「EquitEdge」と PlugInのトークン「$PLI」のトケノミクスが密接に関わることが、XDCの運営に深く関わる方々から広まっている。

こちらの説明によると「プラットフォームの全販売の0.5%が、公開市場(CEX)でPLIを購入するために使用され、その後"ステーキング契約"に送られ、永遠に流通から外れる」とある。

つまり、このEquitEdgeが成功するほど $PLI の流通量は減ることになり、すなわち価値の上昇につながる、そんな新たなユーティリティが示唆された。

次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)

Weekly XDCダイジェスト vol.75 (2023.8.13-19)

(👆レイヤー1「XDC」、それとタッグを組むオラクル「PLI」👇解説動画) こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた…

【XDCが狙う巨大セキュリティトークン市場を狙うGlobiancePayを解説👇】

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