Weekly XDCダイジェスト vol.㊴ 2022.11.27-12.3

こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。

仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された11月27日から12月3日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!

《THIS WEEK IN XDC (2022.11.27-12.3)》

今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。

▶▶▶Topic.❶『FluentDAOがXDC NetworkでUS+を正式鋳造』
……フィアットバックアップされたステーブルコインUS+が、XDCネットワーク上で正式に鋳造されました。Fluentの銀行連合を通じて、US+はXDCネットワーク上で強固で信頼性の高い流動性を提供できるように位置づけられます。

1つ目のトピックはXDCネットワーク上で発行できる規制準拠型ステーブルコイン『US+』についての話題です。こちらは1か月ほど前にImpelさんとの対談でも「まもなくミントする」と話題に上がっていましたが、今回が正式発表、下のImpelのツイートでそれが確認されていました。

今回はこの「US+」を発行するFluent Financeさんについて、もう1つ気になる大きな発表があったのでこちらをメインで紹介したいと思います。それが

https://twitter.com/chainlink/status/1600512320433692673?s=20&t=FYf4IZumAOhY_5r5USu3WQ

チェーンリンクとFluentさんが提携したことについて。これはカンタンに言うと、ステーブルコインの準備資産の証明をオラクルで行う、ということです。

今までステーブルコインがこのような資産証明をする取り組みは無かったかと思います。そのことが気になってしまい、今度はこのような動画にたどり着きました。

Fluentの創業者がチェーンリンクの番組で登壇していました。今回の動画の内容は非常に内容が難しかったですが、このFluent Financeが積み上げてきたことが語られていました。

18分ほどの動画で、ダイジェストも膨大な量になってしまいましたが、今後ステーブルコインが直面する状況が克明に見えてきますし、そしてそれを克服するためにチェーンリンクと提携した『オラクル・プルーフ・オブ・リザーブ』の意義の大きさが伝わってきます。

ダイジェストしましたので、興味が持てる部分だけでも拾い読みしていただければと思います。(以下、内容を勝手に整理させてもらっています。DeepLを使用しての直訳したものも誤訳になっていたらすみません。ご了承ください。)

 <序盤>

・今回は、本当に信頼できる担保をどうやって検証するか、監査のフレームワークについて説明します。

・今年最大の口火を切ったのは、アルゴリズム型ステーブルコイン。その担保の欠如、流動性の欠如で大きなボラティリティを作りました。

・ステーブルコインの主な問題点は、まず『Terra Luna』では「支払能力」に問題があり、ボラティリティが高くなった時に修正できませんでした。

 <Fluentの目指すもの>

・Fluentは、取引先破綻時のカウンターパーティリスクに焦点を当てて、ステーブルコインを世界中の機関に開放することを目的としています。

・私たちFluentの場合、すべての通貨が常に「1:1」で金融機関を通して直接換金することができます。

・最終的にはバランスシート上で保有できるようにすることが目的です。現在、バランスシート上でステーブルコインを保有している銀行はありません。

・私たちが将来的に実現できることは、銀行間のシステムからリテールへの橋渡しをするのを助けることです。

 <ステーブルコインなど業界の課題>

・『Paxos』『USDC』『USDT』
現在の3大ステーブルコインは各々の取引所(CEX)に一元化されているので、自律性に欠け利益に対する保護がありません。

・サークル社(USDC発行)
サークル社(USDC発行)の契約書には「お金を返す受託者義務はない」と明記されているが、銀行の場合はお金を返す受託者責任を負っている。

・テザー社(USDT発行)
商業債権やコマーシャルペーパーを持っていますが、その債権がどこに属しているのかわかりません。その債権を保有する際に負うリスクのレベルがわからないのです。このような場合のためにチェーン上で検証すれば、それを信頼することができます。

・アルゴリズム型ステーブルコイン(DAIなど)
DAOのガバナンスが真に分散化されていないことが問題になる。創業者の一人がこの世を去りでもすれば、取引は終了しチェーン上での収奪が行われます。

・ステーブルコインの課題
ステーブルコインは法定通貨に償還できるかが非常に重要です。そのために銀行などの預金者と、ステーブルコイン発行元の換金業者との間に直接的な関係があるかを確認する必要があります。

・暗号通貨全体の課題
そして今ある1000のプロトコルが暗号通貨のボラティリティ外で担保を拡大しようとするとき、彼らは国債や現実世界の資産(あるいはそのクレジット商品)に興味を示すことになります。

 <チェーンリンク提携とは?>

・チェーンリンクとのパートナーシップは、私たちの存在意義である「埋蔵量※の証明」とチェーンに書きこまれた「資産証明の値の検証」のためです。
(※埋蔵量…ステーブルコイン「US+」の総発行枚数のこと)

・現在私たちは「埋蔵量証明」でチェーンリンクと統合しているところです。次に構築するのは「担保資産の証明」です。

 <具体的な担保資産証明の方法とは?>

・チェーンリンクの既存の製品を使って残高の合計値を検証できます。『コアバンキング※』のAPIから集めた資産証明がすべて加算される。
(※コアバンキング…銀行などのバックエンドで統合されたITインフラ)

・取引証明にも有効性を持たせて、異なる金融機関の間で発行、償還、決済の動きを開示し、最終的にこれらが加算されて、これが『準備金の証明』になります。

・なので、資金の流れを把握することが大切で、そのために口座間移動の前にスナップショット、取引を行ったあとにも再びスナップショットを撮る。それがチェーンに刻まれれば完全に検証可能なソリューションとなります。

・さらには資産のトレーサビリティ(追跡)も重要なポイントで、担保の有無だけでなく、オフチェーンからオンチェーンへなど、とどのように移動しているのか、も明確に追跡可能であることが必要です。

・なお、資産証明には『ゼロ知識証明※』を実装します。なぜなら金融機関は取引証明や投資構成などは公開したくないので、プライバシーを維持するために必要です。
(※ゼロ知識証明…相手に情報を提供することなく本人確認する技術)

・つまり、私たちはコアバンキングのAPIを使って、オラクルネットワークを通じてチェーンに資産の残高を複数の台帳に書き込むことができるようにしました。これを『Oracle Proof of Reserve』と呼んでいます。

・これで、特定のブローカー(仲介者)に原資産や担保価値の証明をリアルタイムに伝えられます。

・私たちは各ブロックチェーンごとのポートフォリオを示すことができます。検証可能なソリューションを作るには、ポートフォリオの構成を示すのも非常に重要です。

・これによってパブリック・チェーン上の誰もが、いつでも担保を確認することができるため、本当に大きな信頼と大きな利益をもたらします。

・しかも、オラクルシステムはチェーンに依存しないため、他のプロトコルにも同じことを行える利点があります。

 <最後に>

・1000のプロトコルが今、何を切望しているかを見てみると、最終的に実世界への橋渡しを始めることになるからです。

・銀行が倒産した場合に備えて、来年には保険プロトコルが稼動し、参加者のカウンターパーティーリスクを大幅に軽減することができます。

・私たちはイールドファーミングやその他のさまざまなソリューションで、多くのイールドファームを手がけてきました。

・なので国債の利回りを4%保証し、その利回りをチェーン上でコミュニティに示すことができるようになることが、今最も必要とされていることの一つです。

・私たちは長い間ほとんどステルス状態でした。この分野には本当に大きな競争相手と役者がいるので、私たちはすべてのインフラを確実に構築したかったのです。

・私たちは独自のブロックチェーンを持っているわけではありません。そして、スマートコントラクトのセットを持ち、パブリックチェーンでネイティブに会いました。イーサリアムはカルダノと本当に良い関係です。

・・・以上です。

最後の言葉がとても興味深かったです。「US+」は様々なチェーンで発行できるステーブルコインであり、大手チェーンともつながることを予定しています。

その中でXDCは特別な繋がり方をしているのは、先日のImpelのISO20022、Cordaブリッジからもご承知の通りです。

この「US+」が今回リリースされたわけですが、今後ステーブルコイン業界がますます「プルーフオブリザーブ」に追われることで、大きく局面が変わる可能性があり、それに十分な備えを持っていることを理解することができました。

以上、1つ目のトピックに重ねて今回はFluentさんのチェーンリンクでの講演内容を解説させてもらいました。Fluentさんについて新しい情報が更新されていましたので、詳しくはこちらでご覧ください!→→→https://www.fluent.finance/

▶▶▶Topic.❷『XDCコミュニティソーシャルイベント』
……XDC Foundation、XDC Community、Impel、およびXDC Community全体のメンバーが、ニューヨークで開催されたコミュニティソーシャルイベントに参加しました。参加者はXDCネットワークが好きな理由や、今後の取り組みなどについて話し合いました。

2つ目の記事はXDCのコミュニティメンバーが勢ぞろいした、という話題です。

上のTwitterのスレッドからその様子が確認できます。ここまでリアルで集まる機会というのも珍しいように思いましたが、最近はニューヨークでイベントが立て続けにあったので、このようなプライベートイベントを開催できたのかもしれません。

どんなことが話し合われたのか、興味がありますが今回は雰囲気だけの紹介で失礼します。

▶▶▶Topic.❸『Jon McBee & CryptoEriと一緒に分散化を考える』
……XDC FoundationとXDC CommunityのメンバーであるJon McBeeは、CryptoEriと対談し、ブロックチェーンにおける分散化の価値について議論しました。

3つ目の話題は、12月1日に行われたYouTuberの『クリプトエリ』さん、XDCの開発者側の大御所『Jon McBee』さんとの対談について取り上げられていました。

2分9秒の内容にダイジェストされていました。この部分だけでも翻訳しておきましたのでご参考までに。

 <翻訳内容>

私は新しいXDCコミュニティ・イニシアチブの創設者の一人です。

私が本気で焦点を当てていることとは、(XDCコミュニティに来てくれた)開発者がうまく構築できるようにすること、そして彼らが成功するために必要なさまざまなものを配置することです。

また、私は技術統合の責任者でもあります。XDCの財団で。プロジェクト管理の手助けをしています。

(…中略…)

開発の分散化を推進する方法の1つに、私が『プログラム的分散化』と呼んでいるものがあります。

ネットワークのコア・コード・ベースについての意思決定や機能構築、問題の修正を行う人が分散化されるために、私たちは『XIPプロセス』を導入しました。

XIPは「XDCネットワーク改善提案」の略です。私たちは基本的に改善提案のセオリーを作っている「EIPプロセス(イーサリアム改善提案)」をフォークしており、彼らはビットコインとビットコインパイソンをフォークしています。

そして、8月に『XIP-1』をリリースしました。『XIP-1』は「XIPプロセスとは何か?」「どのようにすればそのプロセスの一部になれるか?」を概説した単なる提案書です。

この提案は、ネットワーク上の開発者を集めて最初のミーティングを開き、投票によって採択されました。これは本当に大きな出来事でした。

・・・以上です。なお、話は変わりますがJon Mcbeeさん(@WBlueu)は先日行われたこちらのイベントでも登壇されていました。

どんな内容だったのか、機会があればまたご紹介したいと思います。

今回の記事では3つのトピックを解説させてもらいました。

ということで、1つ目は、規制準拠型ステーブルコイン「US+」がミントされたこと。2つ目は、XDCコミュニティメンバーがプライベートイベントでニューヨークに終結したこと。3つ目は、最近特に多くの登場しているJon Mcbeeさんの対談内容について。

次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)

Weekly XDCダイジェスト vol.㊳ 2022.11.20-26

こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信す…

<暗号通貨の安全管理:YouTubeで解説中>

正規品:ハードウェアウォレット『D'CENT wallet』 ※10%程度の割引リンクをお預かりしています。ご活用ください!

❶1つの購入

❷2つの購入(送料がまとめられます)

★第1弾動画『ハードウェアウォレットの購入方法、安全な初期設定について』

★第2弾動画『ハードウェアウォレットの有事の操作について』

★第3弾動画『新トークン・NFT・ウォレット内通貨の交換などについて』

Follow me!

Weekly XDCダイジェスト vol.㊴ 2022.11.27-12.3” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です