クロスチェーン?xBTC?を解説します(後編)

こんにちは、マスオです。今回は前回の後編部分になります。

クロスチェーン?xBTC?を解説します(前編)

こんにちは、マスオです。 今回は、最近話題に登場することが増えてきた「クロスチェーン」という言葉について、テーマに取り上げたいと思います。 普段生活していても、…

前回はクロスチェーンブリッジというサービス・機能とはいったい何なのかについて説明をしました。

前回使った図を使ってカンタンにおらさいをします。

仮想通貨というのは実はまだまだ不便なもので、別のチェーンのアプリを利用したい場合、元来は画面下にあるような、❶ウォレットから出して、❷取引所で交換して、❸別のウォレットに入れる。こんな手間が必要でした。

しかし、この手間を解消できる技術が次のスライドの上部に付け加えた『クロスチェーン(ブリッジ)』ということでした。

BTCをブリッジ業者の金庫に預けて(担保にして)、イーサリアム上で使えるBTC(WBTC)を代わりに発行する。

これで異なるチェーンのアプリ、サービスを利用可能になったわけでした。

そこで今回はというと、このクロスチェーンブリッジによってもっと大きなインパクトがもたらされたわけです。それが先日8月上旬にあったこちらのニュース。

【Impel が XDC Network の ISO 20022 金融メッセージングにビットコインを追加】

これは一体どういうこと?BTCがISO20022で利用できるということ?初めて聞いた人はImpelやXDCなど訳が分からなくなってしまいそうですが、構造は同じです。上の図解❸と次の図解❺を照らし合わせて見てみてください。

今回のこのニュースの立役者は何と言っても「Wanchain」です。Wanchainは、ここ最近XDCネットワークでも多く話題に取り上げられてきたクロスチェーンブリッジ機能の提供元です。このWanchain無しでは、BTCはISO20022とは結びつけられなかったからです。

この図を解説すると、BTCを保有している人がXDCネットワークに参加したい場合、XDCネットワーク上で使える資産に変換することが必要です。そのため、手持ちのBTCをWanchainのカストディ(資産管理場所)に担保として入れることで、同じ数量の「xBTC」が発行されます。(1BTC預けたら1xBTCを受け取れます)

これで今後BTC保有者はXDCネットワーク上で提供される『Impel』を利用できるようになったわけです。Impelとは何か。これは次世代の銀行・金融機関同士の送金インフラです。これによって仮想通貨を使った、手数料ほぼゼロ、送金時間数十秒、の送金が可能になり、しかも未来の通信規格『ISO20022』に則って送られるため、セキュリティ面も守られる、というわけです。

 今回の内容がニュース記事になっていたので、少しだけ抜粋したいと思います。

Impel Adds Bitcoin to ISO 20022 Financial Messaging on XDC Network

New Cross-chain Interoperability via WanBridge Provides More Robust Options for Instant Settlement

これで記事の意味も伝わったのではないでしょうか。

ちなみにWanchainは直近の6月から7月にかけてUSDT・USDC・XRP・BTCなど時価総額トップ10に入る主要通貨を次々とクロスチェーンに対応させて、XDC上で扱える環境を整えてきました。

2022年8月現在、これら4銘柄だけでも仮想通貨業界全体の時価の半分以上を占めています。この資金が、Wanchainのクロスチェーンブリッジ機能によってXDCネットワークに入る道がすでに確保されていますので、今後はこれら通貨もImpelで使える道が見えてくるのではないかと見られます。

なぜ今までWanchainがクロスチェーンブリッジを進めてきたのか。その理由が今回つながりました。

以上、今回の記事で「BTCがISO20022規格に?」と言われていたことは、正確に言うと、クロスチェーン技術で変換したxBTCがISO20022送金時の担保資産になる、という意味でした。

なお、以前の私のツイートで失礼しますが、この担保資産とは何かについて補足をします。

このように金融機関同士の送金メッセージには担保資産をつける文化があるようで、この黄色の枠にXDCが使えるだけでなく、BTCも入力可能になったということ。実際の操作画面を見ると分かりやすさ倍増です。

そして今回の内容の全体像をgenfinity.ioがまとめて図解してくれたものがあります。ご参考までに。

https://twitter.com/genfinityio/status/1554131773671575557?s=21&t=ATC2W_x0NoXblX1RRvu4gQ

以上、これまで規制が厳しく、金融機関など国が厳しく関与する送金にはまだまだ仮想通貨は相応しくないのでは、という空気がありました。

しかし、今回のことでXDCとBTCが使えるようになり、インパクトは相当に大きいはずです。ただ現状はXDCやImpelが世間にまだ大きく注目されていないため、今回の意味が伝わるのは、まだもう少し先になりそうです。

そんな内容を今回解説させていただきました。もしデモ画面を試してみたい方は下のサイトも見てみてくださいね。今回の内容は以上です。

【翻訳】XDCNetworkのブロックチェーンには、Impel のAPI ソフトウェアが$XDC 、 $xBTC 、$xUSDCなどのデジタル資産を介してオプションの担保付きで#ISO20022金融メッセージを送信できるようにするスマート コントラクト機能があります。自分のペースで進められる ISO 20022 デモをお試しください。

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