「暗号通貨のゴールド」ってどうなの?

こんにちは、マスオです。

今回は「暗号通貨✖金(ゴールド)」というテーマで考えていきたいと思います。

最近こういうものが登場するようになりました。

これは何かというと、『Comtech Gold』といって、暗号通貨でありながら、金(ゴールド)と価値が同等。

    1CGO=金1グラム

これは暗号通貨の中でも、ステーブルコインに属する通貨になります。ステーブルコインというと、米ドルなどの法定通貨と連動するイメージがありますが、金の価格と連動するものもステーブルコインと呼んでいます。

この金に連動するタイプの暗号通貨には先行組がいて、特にこの2つの銘柄で市場の9割近くのシェアを握っています。

・テザーゴールド(XAUT) 約4.5億ドル
・パックスゴールド(PAXG) 約6.1億ドル

(※2022.6.30現在)

ちなみにこの2つの銘柄の時価総額は昨年から1年間で360%も伸びていました。

今回は今注目が集まっているこのような「暗号(通貨)の金」を特集していきます。

では、なぜこの市場が急速に高まっているのか。その成長の要因はやはり“インフレヘッジ”を目的にしている人の増加があるようです。

従来「有事の金」と言われるように、たとえば戦争などで法定通貨の価値が不安定になる一方で、金(ゴールド)は信頼を集めてきました。

とはいえ、金にはいろいろなタイプの派生商品がすでに登場していて、中でも今も人気なのが「金連動型ETF」です。

この「金連動型ETF」というのは、証券会社で株式と同様に購入できるタイプの金の価値に連動する上場投資信託(ETF)です。これも金の現物と比べて気軽に購入できるタイプのものになっています。

ならば「これで十分じゃないか」そういう見方をする人もいると思います。では「暗号の金」と「ETFの金」とでは何が違うのか

それは何といっても「暗号の金」であれば「セルフカストディ(資産管理)ができること」だと思います。

たとえば、金を自分の暗号通貨用ウォレットに入れて管理できる。誰かに資産の管理を委ねることなく、自分自身で資産を持つ、ということができます。

一方「ETF」の場合、その管理を証券会社に委託している状態ですので、何かあればその資産を保証してもらうカタチになります。

こんな風に、管理が楽な方がいいや、という考えもありますが、これは場合によっては証券会社を通して国の干渉を受けることもあります。

たとえば税金の申告に関しては証券会社を通して申告されるため、すでに十分に国の関与が及んでいる、と言ってもいいと思います。

何が言いたいのかというと、資産管理を誰かに委ねることを望むか、自分自身で管理することを望むか。それ次第でメリットもデメリットも違うということです。

元来、資産を多く抱えている人ほど国との付き合い方をシビアに考えているのではないでしょうか。私が仮に10億円分の資産を保有していたら、国に徴収される税金をどうにか回避したい。そう思うのかもしれません。(持っていません・・・😿)

これは脱税などという狭い考えではなく、もしその国が資産防衛上リスクが高いと判断すれば、他の自分にとって有利な税制がある国に資産を移そうとする。誰もが考える合理的な判断です。

これに近い発想が「暗号の金」を選択肢に入れる場合には関わってくる、ということです。

言い換えると、最初から国内の税制一択で考えるのであれば「ETFの金」でもよい。そうではなく、どこの国の税制がいいかを選べるなら選びたい人なら「暗号の金」の方がいい。そうも考えられます。

これは納税方法にも関わり、「暗号の金」の取引で発生した税金は自分でその国の税制に則って申告する。ここにも「ETFの金」との大きな違いが出てきます。

以上、「暗号の金」と「ETFの金」では国との付き合い方が違う、という内容でしたが、この話の延長で「現物の金」も巻き込んで考えてみたいと思います。

たとえば国との接点で今後、こういうことが考えられるかもしれません。

 『ゴールド現物の売買が国内で停止される』

こんなことが発表されるかもしれません。(実際にアメリカの『ドットフランク法』はこれに該当)すると、いくら金の延べ棒を持っていてもそれを換金しようにもできなくなる。そんな事態が一時的にも起きるかもしれません。

とはいえ、ゴールドは世界通貨ですので、1つの国でそう規制されたとしても、海外に行けば換金できないことはほぼ有りえません。ですが、そう思った矢先に

 『ゴールド現物の持ち出しを国家が禁止する』

こういう事態も考えられます。こうなるとますます現物のゴールドの換金出口が見えなくなってしまう。そんな不安に駆られるかもしれません。

さすがに、永久に取引ができない、ということはないでしょうが、いずれにしても現物の金というのは国によって何かしらの制限を受ける可能性はないとは言えません。

では「暗号の金」の場合はどうでしょうか。今なら間違いなく取引所に送って世界中の人を相手に売却することができます。しかも仮想通貨市場は基本24時間営業ですので、売りたい人さえいればいつでもそれが可能です。

そう考えると「暗号の金」の方がいい?いや、もちろん「現物の金」は「現物の金」でゆるぎない価値を手元に置いておけたり、盗難さえ避ければこれ以上に安心できるものもない。そう考える人もいると思います。

要は「暗号の金」と「現物の金」はメリット・デメリットが違うわけです。そういう別物として扱う方がいいのではないかと思っています。

そしてここからが大事です。「暗号の金」なら何でも安全?・・・という発想をする人はいないかもしれませんが、最低限気をつけなければいけないことがあります。

たとえば、その「暗号の金」を発行している業者がどれだけ信用に足りる存在なのか、という問題があります。

暗号通貨の発行金額と同等、100%の金を裏付けとして保有しているか。また、それがいつでもゴールド現物と交換が可能か。ほぼすべての業者は大丈夫とはいいますが、その信ぴょう性を判断する必要があります。

その際、第三者機関による監査を定期的に受ているか?準備金はどれだけあって、信頼のおける金融機関に預けられているのか?など透明性があること。これはまさに今ステーブルコイン業者に求められていることに他なりません。

・テザーゴールド(XAUT) 

すると先ほど取り上げたこちらの銘柄は大丈夫なのでしょうか。運営はUSDTという通貨を扱うテザー社。このテザー社にも不安材料がないわけではありません。

さらには、暗号通貨市場自体がまだ未成熟という課題もあります。国家が仮想通貨をどう規制するか、がまだ確立していない段階ですので、今後どのような法整備が行われるかは分かりません。

そこで問われることは「暗号の金」発行するブロックチェーンネットワーク自体の信頼性、セキュリティの問題です。

・パックスゴールド(PAXG)

先ほども取り上げたこちらの銘柄は「イーサリアムチェーン」で発行されています。イーサリアムは世界的にも信用のあるブロックチェーンとして位置付けられています。

しかし、イーサリアムが得ている信用が、誰にとっての信用なのか。信用があるから世界中の金融機関でも扱えるわけではないため、世の中の主流になるかはまだ分かりません。

おまけに現状イーサリアムチェーンは高額な手数料を要するため、ここでも課題を垣間見ます。

さてここまでお伝えして、いやらしくも今回の主役である「Comtech Gold(CGO)」のホームページを見てみたいと思います。目立ちにくいですが、「黄色」で塗った部分をご覧ください。

「暗号の金」のメリットや信頼性を透明に伝えている印象を受けます。また、他の金との比較も分かりやすい。

そして、そして何よりXDCというブロックチェーンで発行されています。

このXDCはお馴染みの通り「手数料」「セキュリティ」の面でも強みがあることはここではこれ以上は触れません。

いずれにしても、Comtech Goldで扱う「暗号の金」というのは「現物の金」にも換えられる代物。安心して取引できる、というメッセージは感じられます。

とはいえ、ドバイから金の現物を郵送、というのもあまり現実的ではない気がします。あくまでこの「暗号の金」を保有する意味は、避難先の1つ。いつかゴールドの現物に換える、そういう目的ではない方がいいと思います。

たとえば今後、日本円、米ドル、株式、ビットコインなどの金融資産が価値を落とすかもしれません。その嵐を乗り切るためのシェルターとして活用したり、今ふるいにかけられそうなステーブルコインの代替の1つにしたり、という用途がいいのではないでしょうか。

以上、今回は「暗号の金」のメリットを既存の金サービスと比較しながら、「CGO」という銘柄の紹介も交えてお伝えさせてもらいました。

(上のツイートは、先日行われたとあるフィンテックイベント。ここにXDC共同創業者のリテシュさんがComtechの方々と一緒にうつっていますね。)

6月時点でこの「CGO」を取り扱っているのは「Bitrue」という取引所です。口座の作り方について解説していますので、ぜひご活用ください。

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