XinFin XDC
2022年ロードマップその❹

(前回の記事の続きになります。)

XinFin XDC<br>2022年ロードマップその❸

前回に引き続き、2022年の仮想通貨XDCのロードマップ3回目を解説していきます。 ❺   ネットワークセキュリティの強化 最近はハッキング被害が多く出てい…

❼   アクセシビリティ

【私たちは、以下を通じてネットワークのアクセシビリティと使用をさらに強化する開発努力を推進します。】

アクセシビリティというのは、「近づきやすさ」「利用のしやすさ」「便利さ」 という意味ですが、2022年のXDCネットワークにさらに新規参入者を促していく取り組みを今回は3項目紹介していきます。

【①ネットワークテクノロジー、コミュニティ、参加者向けの次世代UI/UX】

UI/UXという言葉をご存知の無い方のために用語を解説しておきます。

つまり、見やすさ(UI)、使いやすさ(UX)くらいのイメージでいいかと思います。XDCにどんな見やすさ(UI)……、いまいち私も含め一般人からするとピンと来ないところですが、これはこのツイートが関連します。

こちらのLeewayHertzという会社は米国サンフランシスコを拠点とする大手のブロックチェーン開発企業。先日1月27日にこのようなことを発表していました。ツイートを翻訳すると

「NetworkStatsの開発により、XDCネットワークは、規模とUIの両方で、ネットワーク監視メカニズムを強化し、XDCエコシステムに透明性をもたらしました。」

この透明性というのは何を透明にするのか。リンクのサイトを見ると、リアルタイムのブロック作成、平均ブロック時間、トランザクション速度、さらには更新された平均トランザクション料金を視覚化する、という話のようです。

これらを視覚化するというのはどんなメリット、意味があるのか? 1つはXDCの性能の良さを企業にアピールできることだと思います。このLeewayHertzさんは主に企業向けのサービスを展開している会社ですので、その際おそらくイーサリアムと比較します。

こちらは、まさにイーサリアムのstatsのサイトですが、ここで企業は「なるほど」とXDCを比較します。このようなXDCを知るための材料があると、これだけ速く、多く、安く処理ができるのか、とXDCブロックチェーンの性能が伝わりやすくなります。以上がUI(見やすさ)という点での内容でした。UI(見やすさ)/UX(使いやすさ)については、次の②つ目の項目にも関わってくるので話を進めます。

【②ユーザーがトランザクションをパーソナライズ、並べ替え、追跡できるようにするカスタマイズ可能なエクスプローラーインターフェイス】

このブロックチェーンの「パーソナライズ、並べ替え、追跡」というのは企業が実際に利用する際の機能と考えられます。

ブロックチェーンを「パーソナライズ、並べ替え、追跡」する必要がある分かりやすい事例は、医療現場だと患者さんのカルテ。患者さんのカルテにブロックチェーンが活用されると、受診するたびにそのデータが更新されます。すると「ある患者さんの分だけを確認したい」だとか「あの日のデータに間違いがあったから確認したい」だとかで、そのデータを整理(パーソナライズ、並べ替え、追跡)するニーズが生まれる。少しイメージがわいたでしょうか。

すると、今後ブロックチェーンデータの検索機能が求められるはずです。これが②にの文言にあるエクスプローラーインターフェースということです。ブロックチェーン版のGoogleと言えばいいのかもしれませんね。(もちろん検索できるブロックチェーンは匿名性のあるデータで、何でも検索できる訳ではないと思いますが)

一方でこういう機能は企業のためばかりで、私たち個人には関係ないかな?と思いそうですが、そんなことはありません。たとえばXDCベースのNFTを買った時の取引がしっかり行われたのか、不安になった場合どこでそれを確認をするのか。その場合もこういう検索機能を使います。

私たちがふだんECサイトで購入履歴を調べたい場合は、Amazonサイトで…楽天サイトで…などとそのサイトのアカウント内で確認をしますが、ブロックチェーンの場合は“ブロックチェーンの検索機能”で確認するわけです。

イーサリアムであればイーサスキャンにあたるものかと思います(下記参照)。ここにトークンなどの送信履歴が刻まれて、しっかりと送られたかどうか確認するというのはブロックチェーンならではの確認方法です。そんな検索機能がXDCチェーンを使いやすくしてくれて、チェーン自体の信用にもなるのだと思います。

(イーサスキャンはこちらhttps://etherscan.io)

先ほどのLeewayHertzのツイートのリンクに、

デスクトップとモバイルの両方のプラットフォームで、クリーンで直感的でユーザーフレンドリーなエクスペリエンス(UX)を実現します。」

とありました。LeewayHertzはこういうソート機能や検索機能をモバイルでも提供、これでUI/UXの向上をしていくようです。以上、LeewayHertzはXDCのエコシステム拡張に役に立つ頼もしいパートナーになりそうです。

【③アプリケーション間の互換性と使いやすさをサポートするエコシステム全体の統合】

これはMY WISHというブロックチェーンを橋渡しするプラットフォームのことを言っているのだと思います。この橋渡しの機能を“クロスチェーン”と言うのですが、このMY WISHというプラットフォームを使うと、異なるチェーンの取引が取引所を使わなくても可能になります。ここに参加するチェーンの間であれば、手数料セキュリティも気にせず仮想通貨を交換できるわけです。

MY WISHとXDCの提携発表は昨年の6月にありました。11月にはSolanaもここに加わりました。(この下のスライドを見れば、メジャーどころのチェーンが勢ぞろい!)

そしてMY WISHの凄いところは、コードを書かずにトークンを作れる画期的なサービスがある点です。これは開発者にとっては神のようなサービス。このようなMY WISHのサービスがどういう変化をもたらすかというと、今まで作られてきた各チェーンのDApps (分散型アプリ)へのアクセスが簡単になるということです。今までETHが多くの人の入口だったDApps業界の門戸を広げてくれて、本当に質の良いアプリに流れてきます。

そしてもう1つの変化は、より使いやすいチェーンに移行しやすくなる、ということです。喩えて言うとMY WISHによって言語の壁が無くなったので、だったら何を基準にチェーンを選ぶのか?

安くて速くて安全な、性能がモノを言う時代になるのではないでしょうか。これはXDCだけでなく、仮想通貨業界全体にとっての民主化とも言えるかもしれません。このMY WISHがゲームチェンジャーになって、XDCのエコシステムに追い風を吹かせる、というのは過剰な期待ではありません。

今のMY WISHの利用状況は上記の通りですが、これが1年でどれだけ変化するのかをコミュニティみんなで楽しみにしたいと思います。

以上、今回はXDC Foundationが1月下旬にReddit掲示板に発表した2022年のロードマップの解説をしました。

さて、2022年のXDCのロードマップ概要を全部で4回、7つの項目に分けて紹介しました。項目一つ一つを見ると掘り下げることがあり過ぎて、読む方も大変だったと思います。それだけ昨年2021年の成長・進化が著しかった証拠だと思います。

今後2022年のXinFinのホームページにさらに詳細で正式のロードマップが出てくると思いますが、その時にこの内容と照らし合わせて見てみると、さらに新たな発見ができるのではないかなぁ、と勝手に期待しています。

最後は、2022年が良い年になる予感のする、こちらのロードマップの締めの言葉で結びとさせていただきます😊

【今年の可能性に興奮しており、レイヤー1エコシステムとブロックチェーン業界全体の成長と安定性を楽しみにしています。これまでの成功へのご支援とXDCネットワークへのご信頼に感謝いたします。】#WeAreXDC

最後まで見てくださった方ありがとうございました!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です