『風の時代×仮想通貨』その2

『風の時代×仮想通貨』その1

  前回の内容では『風の時代』という歴史的な大転換を遂げたかもしれない世界に、どうにか順応するための1つの切り口として『仮想通貨』を取り上げさせてもらいました。…

前回は、『風の時代』を迎えて一年経った今、大きな時代の変化に私たちが順応する1つの有効な手段として、『仮想通貨』に触れることが有効だ。その理由をブロックチェーンの性質とからめて解説させていただきました。今回はその内容を少し具体的に踏みこんでいこうと思います。

 まず、前回の『地の時代』から『風の時代』へのパラダイムシフト(時代的変化)の特徴を、もう少し切り口を増やして次の表にまとめてみました。

全部で6つの対比を取り上げてみましたが、なんともホレボレ、見事なまでに対義語になっています。それだけ時代がひっくり返るような変化が今はじまっているとも言えるわけですが、この6つのテーマを”今回”と”次回”と2回に分けて、それぞれの項目を見ていきます。

❶『物理的→精神的』
 この対比は前回十分触れさせてもらいました。お金は「のようにただ貯め込む」のではなく「のようにバンバン移動させる」ような使い方になる、そんな話を取り上げました。そして“物理的”な紙やコインはやがて姿を消して、デジタル化され、目に見えない存在になっていく。そして使い道だけが意味をもつ。まさに仮想通貨というのは「物理的」から「精神的」という変化の象徴だ、と前回お伝えしました。

❷『画一性→多様性』
 今までの時代は、コピー技術によって大量生産し発展してきた、そんな時代背景がありました。また、物だけでなく人の育成も画一的に効率重視で行われてきました。そういう意味で“画一性”がその時代の特徴だったといえます。そしてその特徴は、お金についても当てはまります。お金は長年アメリカのドルが軸となって、世界の通貨を橋渡ししながら支払いが行われてきました。

ですが、近年登場した仮想通貨というのは、アメリカドルに縛られません。それどころかドルの作ってきた道を侵食しています。こっち用途ではこの通貨、あっちの目的で使うならあの通貨、とドンドン開発が行われています。例えば、国際送金、〇〇での支払い、その接続用の通貨、といった具合です。そこに企業も入り、JPモルガンコイン、だとか三菱UFJコインとかも登場。機能性、利便性、将来性で特徴を競い合っています。それが今では10000種類にのぼるとか。これを“多様性”と言わずになんといえばいいのでしょうか。怒涛のように開発される姿は風そのもの。

お金は2013年にイーサリアムが登場して以来、簡単に開発できるようになりました。そして、その発行方法についてはICO、IDO、IEO…という多種多様な方法で、「この発行方法なら信頼できる」という安全性でも凌ぎを削り合っています。

このように、すでに私たちは1つの国に住んでいながら、いくつものお金を扱う素地ができつつあります。むしろ国という枠組みで使う前提すらなく、国境を超えて使われています。もうこれだけ増えた仮想通貨を、覇権国アメリカが「全て廃止」と叫ぼうが、到底後戻りができないところまで来てしまいました。『風の時代』は仮想通貨を現世に召喚し、“通貨”の多様性をもたらしたわけです。

❸『縦型社会→横型社会』
 私たちの暮らしの中で日常的に参加している組織・団体というのは、その多くが命令系統が整備されていて、ある種のピラミッド構造をしています。例えば、学校、会社…だけでなく、国までがそういう造りになっています。「それが当たり前」という中で育ってきた私たちですが、今そこに風穴が空きはじめています。「横型」の組織を作ろうとしているプロジェクトが、特に仮想通貨界隈からどんどん登場しているのです。

それがDAO(自律分散型組織)といって、運営側も参加者も上下関係を作らずに仮想通貨を“投票権”にして運営するような組織です。もうアメリカではこのDAO型組織は増えつつあり、世界に広がっていくとみられます。(このDAOについては下の過去動画で解説しています。)そして組織の形が変われば働き方も変わる未来、これこそが『風の時代』の思し召しかと思ってしまいます。

❹『安定→柔軟』
 『地の時代』は、老後の生活の安定を求めて、お金だけでなく資産を保有してきました。ほとんどの日本人が過去形ではなく現在進行形でこの思考をしていることと思います。(私自身も多分に漏れずその安定を欲して“安全資産”を求めるようになっています。)

では、“安全資産”と言われて何を思い浮かべるでしょうか。金銀などの貴金属?株式?不動産?

実はこれらのもの全てが今、仮想通貨のようになりつつあるのをご存知でしょうか。金・銀などの貴金属については、それと交換が可能な“トークン(通貨みたいなもの)”が様々な場所で発行されています。つまり、実物のゴールドを受け渡ししなくても、資産価値の交換が可能になったわけです。そして、株式や不動産はどうか。すでにこれらも“トークン”化がはじまっています。ブロックチェーンの技術を応用して電子データになりつつあります。これを巷では“セキュリティ・トークン”と呼んでいて、大事なキーワードです。このセキュリティトークンが普及すると、株も不動産もやがてスマホでポチポチするだけで売買が可能になる、というその革命前夜のような段階にまで来ています。

さらに資産といえば“美術品・宝石・車・ブランド品”。これらもすでに仮想通貨から派生した“NFT”というトークンによって電子化され、セキュリティトークン同様のやりとりが可能になっています。

つまり、すべて実物は1つの場所に安定することなく、誰かの手に渡っては次の持ち主の手に移っていく。しかも小口化(1つの資産を細かくすること)されて、たとえ少しのお金でも不動産に投資できる、など今までと違って資産というものに柔軟性が生まれてくる。これが5年後には軌道に乗ると言われています。(これについても過去の動画で詳しく解説しています。)

 次回も、さらに『風の時代×仮想通貨』の具体例について解説していきます。ご期待ください。

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