Weekly XDCダイジェスト vol.63 (2023.5.21-28)
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された5月21日から5月28日までの動きを紹介していきます。
今までは3つのトピックを深めに掘り下げてきましたが、今後は幅広くXDCのエコシステム全体に目を向けてトピックをお伝えしていこうと思います。ではさっそく参りましょう!
Topic.❶……XDCNetwork はシンガポール インド ハッカソン 2023 を後援へ
【要点解説】
7月14日からの4日間、シンガポールとインドの政府系組織も関わる産官学のハッカソンが開催される。
今回はスタートアップや学生向けハッカソンで、MASやDBS銀行と並び XDC がゴールドスポンサーを務める。
ハッカソンの最終ラウンドでG20インド議長国と一環として、G20財務大臣会合と並行して開催されるとのこと。(規制発信の一番地G20との接点があるか)
※インドはXinFin創業者2名の出身地であり、シンガポールはXinFin創業の地、と非常に所縁が強い両国です
Topic.❷……Jon McBee、Syndicately社CEOのクリス・タブ氏、BEYOND BROKE社CEOのジェイク・クラバー氏が、特別目的会社(SPV)とデジタル資産についてTwitterで対話
【要点解説】
今XDCのユースケースとして熱い「プライベート・エクイティ(未上場株式)」について、ファミリー・オフィスの資産運用ソリューションを提供する2名の方と対談が行われた。
資金調達をしたい事業者と資金提供して儲けたい機関投資家を結び付ける「SPV(特別目的事業者)」についての話題が繰り広げられた。
今後のXDCによるトークン化とその販路に明るい未来を予見させる内容であった。
Topic.❸……XDC財団キャシー・スライダー氏が銀行とフィンテックのデジタルイノベーションイベントで洞察を共有
【要点解説】
「デジタルトランスフォーメーションアフリカ」という金融機関経営幹部対象のウェビナーイベントにXDC財団のCathy Slider氏が登壇。
「(銀行)業界を破壊する新しいビジネスモデルとそれを可能にするテクノロジー」と題してアフリカでのブロックチェーン改革を目指している模様。
ちなみにOracleやSAPと並ぶことから規模も見込めそうなイベント、ちなみにこの運営はジンバブエのとのこと。(Globianceとの接点?サイトの一番下に記載あり。)
Topic.❹……TradeFinex ライブ パイロット トランザクションの開始
【要点解説】
XDC上で構築中の貿易プラットフォームであるTradeFinex がライブパイロットトランザクションを開始。
数週間以内に規制カストディアン、証券ブローカー、認定投資家を巻き込んで初期の資金投入が行われる予定。
投資参加者はXDC上で構築されるFathomで最低5,000FXD、機関投資家は50,000FXDをプールするのが条件とのことで、いよいよXDC上でDeFiの実需が発生する🔥
▶︎なお、TradeFinexには先日新たなプラットフォームの参加が発表されている。
Topic.❺……XDC Networkがロンドン「DigiAssets」カンファレンスがまもなく
【要点解説】
XDC Networkがロンドンで5月24~25日に開催される機関投資家向けイベント「DigiAssets」のスポンサーとなることを発表。
また、当日はXDCの上級顧問Doug Brooks 氏が「トークン化されたプライベートエクイティ(未上場株式)」セッションに登壇する。
なお、プライベートエクイティ市場は今後16兆ドルと試算され、今回は機関投資家が今までリーチできなかった資産クラスのトークン化をPRする場になるようです。
▶︎ こちらで開催の様子が確認できます
Topic.❻……GlobiancePay がセキュリティ トークン オファリング (STO) のリリースを発表
【要点解説】
2023年4月に立ち上がったGlobiancePay でSTO(セキュリティトークンオファリング) が開始された。
XDC上の暗号取引所Globianceの姉妹ブランドとして、Globiance同様に世界の多管轄区域に向けて展開する。
GlobiancePayのSTO を選択することで、投資家や規制当局に法的確実性、透明性、コンプライアンスを提供することを目指すとのこと。
Topic.❼……Xdsea NFT マーケットプレイスが大幅にアップグレード
【要点解説】
メンテナンス期間を経て、Xdsea NFT マーケットプレイスが改善されて戻ってきたとの内容。
具体的には、ノーコードのNFT作成ツール、XRC721とXRC1155のサポート、複数コピー&一括アップロードなど、発行者・クリエイター向けの機能が多くみられる。
OpenSeaなどではすでに実装されている機能を後追いしつつ、今後ゲーム向けNFTの売買促進を見越していると見られる。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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