Weekly XDCダイジェスト vol.55 (2023.3.27-4.1)
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された3月27日から4月1日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2023.3.27-4.1)》
今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
Topic.❶『XDC財団のビリー・セベルがThe Fintech Timesに登場』
……The Fintech Timesの記事で、エグゼクティブディレクターのBilly Sebellは、不動産のトークン化や土地台帳の改善など、ブロックチェーンの幅広いユースケースとビジネスに革命をもたらす可能性について述べています。
1つ目のトピックは、XDC財団チームのトップであるビリー氏の記事が、上記のオンラインメディアに掲載された件について。
こちらの記事はそこまで文字数が大きくないため、和訳して掲載させていただきます。
今までのXDCの情報発信の中には、「ブロックチェーン×土地」というユースケースはそこまで大きな話題にはされてきませんでした・・・と思いきや、ありました!今から1か月ほど前のTwitterスペースで、不動産について触れていたのを思い出しました。
その内容を少し抜粋すると、
なんだか「不動産、不動産」と騒がしいなぁ、と思ってみて少しTwitterを眺めていると、やはり発表がありました!
【翻訳】トークン化された資産の未来は近い! ElitWeb3 & yodaplustechのおかげでXDCに来る!これは、ブロックチェーン上のトークン化された家の所有権の移転プロセスを示すためにまとめた DAPPの簡単なデモです。乞うご期待!
こちらのGarciaさんは「Elitweb3」の創設者。Elitweb3とは、最近IEOを行った「Groot DEX」や、Move2Earnアプリ「BlockFit」を開発しているXDCのバックアップも受けている企業。もう1つの「Yodaplus」は以下の通り、XDCのDappsを開発する企業。
この2社で開発したのが、こちらYouTube動画(https://www.youtube.com/watch?v=Oh25sA2ayYE&t=4s)にもある「XAVI」という不動産の仲介プラットフォーム。
ここでは、DAppsをポリゴンベースで構築、メタマスクを使ってニューヨークの実際の不動産をETHで購入し分割払いする様子が確認できます。
「なんだETH(ポリゴン)?」と思われそうですが、こちらを開発しているのはXDCのチームです。イーサリアムやポリコンとはEVM互換性があるため、XDCもすぐに使えるようになれると見込まれます。
実際に動画を見ると、仕組みはちょっと複雑に見えましたが以下の通り説明していたので和訳して抜粋します。
「買い手はまず購入する。次にインスペクター(建物の状況を検査・調査人)が来て、住宅の準備が整っていることを確認する。インスペクターが検査を承認すると、ブロックチェーンの状態が変わり、エスクロー(第三者仲介)契約が次のステップに進む。そして契約書がマイナーによって正常に検証されると、残りの支払いをすることで所有権の移転が行われる。」
このような説明が動画でされていました。しっかりと外部機関と連携して決済されているのが見て取れます。
以上のことから、今回XDC財団のビリーさんがメディアで語った「不動産のトークン化」はすでにXDCで進行しているプロジェクトであり、この不動産アプリ「XAVI」の登場を小出しに紹介していた、ということでした。
不動産トークン化の市場規模は上記資料によると、2030年には20兆ドル(約2600兆円?)との資産がありますが、国の法整備が進み自治体ごとにこのトークン化が受け入れられれば、この数字も現実的になり、今までの煩わしい不動産売買も「チョイチョイ」っとできるようになるのかもしれません。楽しみにしています。
Topic.❷『Enosys & XDC bridge 公開テストのためのライブ』
……Enosys(旧Flare Finance)は、XDC NetworkへのブリッジがCostonとApothem Networksで公開テスト中であることを発表しました。
2つ目のトピックは、最近Flare Financeが「Enosys」に改名しましたが、このEnosys上のDEX『Coston DEX』とXDCのテストネットがブリッジ機能を準備しているという話題。
以前、旧FlareとXDC間の相互運用については度々取り上げられてきました。FlareはDeFiスペースでマルチチェーンを展開するプロトコルでので、XDCのDeFiを充実させるためには大切なお客様です。
このブリッジが開通することで、わざわざ仮想通貨取引所を仲介して「$XDC↔$FLR」と両替することなく双方のDAppsアプリを利用することができます。
今回はまだテスト段階ですが、このブリッジのセットアップについて、Mediumでも記事(https://enosys.medium.com/enosys-bridge-guide-897aa369a4d3)になっていました。
正直まだ一般にはDAppsアプリを使う事例が多くない段階ではありますが、私もFLRベースのDAppsの開発について学びつつ、実装されるまでにはこのブリッジのメリットを具体的に語れるようになりたいと思います。
ということで、今回はFLRへの知識不足で、ここまでに留めたいと思います。
Topic.❸『アンドレ・キャスターマン、onXDCカンファレンスに登壇』
……Casterman Advisoryの創設者兼マネージング・ディレクターであるAndre Castermanは、テキサス州オースティンで開催されるonXDC Conferenceでライブ講演を行うことを発表しました。このイベントは8月25日から26日にかけて開催され、XDCエコシステムから多数のスピーカーが参加する予定です。
3つ目のトピックは、先週お伝えした8月にテキサスで開催されるXDCの初カンファレンスでXinFin・XDCのアドバイザーであるアンドレ・キャスターマン氏の登壇が決まった件について。
つまり、チケットを購入して、飛行機で行ければ、夏休みに生アンドレさんと見ることができるということです。
XDCはこのスライドにもあるようにアンドレさんの尽力により、ブロックチェーンの社会実装が進められているようなものです。XDCにおいては、様々なイニシアティブを主導していることを最近の資料を踏まえて1枚のスライドにまとめてみました。
左側には今アンドレさんが実装に向け取り組んでいる項目。真ん中にはそのための手段となるイニシアティブ(とXDCの参加)。右側には黒色で表した通りユースケースとしてどれくらいの市場規模になるか。これらを1枚のスライドにまとめさせてもらいました。アンドレさんが関わる部分がいかに大きいか伝われば幸いです。
このスライドから、アンドレさんを「24兆ドルの男」と勝手に称して、このトピックを締めくくります。
以上、今回の記事では3つのトピックを解説させてもらいました。
1つ目は、「XDC×不動産」についての話題。2つ目は、「旧FlareとXDCのテストブリッジ」についての話題。3つ目は、XDCのアドバイザー・アンドレさんがコミュニティの前に初登壇する件について取り上げました。
また、ダイジェストには取り上げられなかった、この週のXDC関連ツイートも掲載しておきます。
🔽XDCのスマコンがSolidity言語だけでなく、Vyper言語で展開できるように
🔽 TradeRiverがEnigioのtrace:original ソリューションを搭載
🔽ETH Dubaiのショートムービーダイジェスト(カッコいいです)
🔽XDCがPlugInと協力して革新的なヘルスケアdAppを立ち上げへ
🔽サウジアラムコ子会社、Contour提携のGSBNブロックチェーンで電子船荷証券(eBL)の使用を締結
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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