【週刊】資産防衛のための仮想通貨ニュース 3.26
こんにちは、マスオです。
毎週末、この1週間であった資産防衛のための仮想通貨ニュースをまとめて記事にしています。今回は全部で7個の記事、そして取引所関連のトピックをまとめて紹介させていただきます!
それではさっそくまいります✨(▶︎以降は私の感想・所感や追加情報です)
❶ ナイジェリアの中銀デジタル通貨eNaira、現地通貨不足で急速に普及 (コインテレグラフジャパン2023.3.22)
【記事概要】CBDCの普及が停滞していたナイジェリアでインフレを期に現金不足になり、代わりにCBDCのニーズが高まっているという記事。現金が90%を占めていた同国が急速に流通量、CBDCウォレットが増えている。
▶︎ この間現金供給が3.2兆ナイラから1兆ナイラに減少した、とのことで蛇口を閉めればいとも簡単にCBDCを流通させることができることが分かってしまいました。
❷ SEC、未登録証券販売でトロン創業者を提訴 (コインテレグラフジャパン 2023.3.23)
【記事概要】米SECがトロンの創業者ジャスティン・サン氏の「未登録証券の販売、市場操作、勧誘行為」があったとして陪審裁判を要求しているという記事。そして今後仮想通貨証券を提供する会社の役員や取締役として行動することを「永久に禁止する」ことを求めるとのこと。
▶今週の米SECの猛威その1です。ジャスティン・サン氏はFTXのサム氏と同じくらいにオークションやウォーレン・バフェット氏などと悪目立ちをしていました。同様に利用したインフルエンサーなどを規制する流れになっており、またもや仮想通貨が間接的に粛清されています。
❸ コインベースとアルゴランド、ステーキング報酬停止で異なる見解 (コインテレグラフジャパン2023.3.24)
【記事概要】米SECのコインベースに対するステーキングへの警告文を受けて、コインベースで提供されているアルゴランドのステーキングが停止した件について、コインベース側とアルゴランド側の見解が異なっている点を取り上げた記事。
アルゴランド財団は「SEC警告を受けて停止する」とコインベースから通達されている一方で、コインベースは「停止はSEC警告とは関係ない」と公に説明している。
▶これが今週SECが巻き起こした猛威の第2弾ですが、中央集権取引所のステーキングサービスでどの銘柄が問題になっているか、はSECから明言されていません。ETHも対象か、などと話題になっていますが、これは暗号資産取引所を追い出すことが目的、現にそういう流れになっています。
❹ CBDCによって銀行は業務の再設計迫られる=ムーディーズ (コインテレグラフジャパン 2023.3.24)
【記事概要】CBDCの国境をまたぐクロスボーダー取引技術によって、「速い安い安全」なサービスを提供することで銀行が機能不全になる可能性がある、とするムーディーズ・インベスターの報告書を取り上げた記事。この場合、コルレス銀行が不要になることは当然想定され、さらには中央銀行の意思決定を行使できなくなる可能性があるとのこと。
▶銀行だけでなく、中央銀行も権限を縮小化させるのがクロスボーダーCBDCということが改めて確認できます。今後の世界線は間違いなく銀行制度の解体であり、今の銀行経営難や中央銀行のモラルハザードの問題はここに収束するように思っています。
❺ 次世代ブロックチェーンの進化は始まったばかり: バンク・オブ・アメリカ (コインデスクジャパン2023.3.24)
【記事概要】バンカメが「次世代ブロックチェーン」の台頭について調査報告書を発表した件について。具体名としてNEAR、ADA、SOL、DOT、AVAX、TRONなどを取り上げており、長期的にはユーザビリティの高さ、マーケティング力の強さがネットワーク効果に浴することができるとしている。長期的なチェーンの勝敗はまだ先で、これらは「初動期」とのこと。
▶イーサリアム移行の第3世代ブロックチェーンを対象に調査をしています。ISO20022に準拠することが予想されるものはここでは名前がでませんでした。
❻ アラブ首長国連邦の中央銀行がリテール、ホールセール CBDC の R3 と提携 (Ledger Insight 2023.3.)
【記事概要】UAEがCBDCの技術プロバイダーにR3のG42 Cloudプログラムを開始するという記事。2020年に「サウジとのAber」「中国、タイ、香港とのmBridge」その次のマイルストーンに入る準備が整ったとのこと。
このR3との提携には金融および非金融活動の「トークン化が目的」と明言されている。
▶ 一国だけでのCBDCをトークン化させるならR3のプライベートチェーンを使えばいいですが、今までクロスボーダーCBDCの実験をしてきたUAEからすると諸外国と相互接続することを目指すと見られます。となるとパブリックチェーンでの運用も考えられますが、この「R3+UAE」に加え、先週インドともCBDC実験実施を発表していたことが関係するかも興味深いです。
❼ 米ナスダック、仮想通貨カストディサービスを間もなく開始へ (あたらしい経済 2023.3.25)
【記事概要】米証券取引所大手のナスダックが、昨年9月に計画を公表していた機関投資家向け仮想通貨カストディサービス「Nasdaq Digital Assets」を今年のQ2に開始する見込み、と発表した記事。必要な技術インフラと、規制当局の承認を得るために動いているとのこと。
▶BTCとETHから提供するとのことですが、まだ❸でも取り上げたようにSECの証券問題が整理されていない中での動きです。これは逆に「仮想通貨=証券」となることを前提に動いているものなら面白い展開です。今ある仮想通貨が二分化される可能性を感じています。
以上です。
続いて、FTX破綻の余波や、気になる取引所関連の記事まとめです。
<取引所・銀行・信用不安余波>
▶︎ UBS
4200億円でクレディ・スイスの買収合意、一旦銀行株もリスクオフへ
▶︎ コインベース(時系列で)
・シグネチャー銀行の決済サポートを停止
・米国以外の展開を検討中と公表
・ブラジルに注力、レアル入出金に対応
👉ここから雲行きが…
・SECに対して「ステーキングサービスを証券認定から除外すべき」と請願書を提出
・SECから証券法違反の疑いでウェルズ通知(警告文)送付される
・アルゴランド(ALGO)のステーキング報酬の付与を中止発表
・SECのステーキング規制を非難し、親クリプト議員選出を呼びかける
▶︎ FTX
サム氏が支援したVC企業から4.6億ドルの回収を求める
▶︎ バイナンス
・「バグ復旧作業で現物取引に影響する問題」を理由に全ての現物取引を一時停止
・同社従業員が中国人ユーザーに本人確認ルールを迂回する方法を伝授か?
以上です。
いかがだったでしょうか。来週の動向にも注視していこうと思います。よろしければお付き合いください!(先週分のバックナンバーはこちらです✨)
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