Weekly XDCダイジェスト vol.52 (2023.3.5-11)
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された3月5日から3月11日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2023.3.5-3.11)》
今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
Topic.❶『ハッカソンでXDCネットワークに価値をもたらす』
……XDC Foundationが執筆したこの記事は、2022年のBUIDL the Future Hackathonが、Web3、DeFi、Open Ideasのカテゴリーを合わせて40以上のプロジェクトを提出し、XDCネットワークとその参加者に価値をもたらしたことを論じています。
1つ目のトピックでは、昨年から行われていたハッカソンの受賞者を改めて以下の記事でお知らせしています。
(こちらのハッカソンについては以下のブログで掲載)
受賞した3部門を紹介します。
❶Web3・ウォレット部門『xDapp』
(低所得者向け緊急共同基金)
❷アイデア部門『r3plica』
(ゲームのソウルバウンドトークンSBT)
※ソウルバウンドトークン(SBT)とは「譲渡不可能、転売できないNFT」のこと。
❸DeFi部門『Stable Borrow』
(過剰ステーブルコインのゲーム内運用)
それ以外の特別賞は
Nomis(信用スコア)……XDC開発者がより良いDeFiソリューション、コミュニティ、体験を構築するのに役立つ、Web3のクレデンシャル(個人認証情報)とスコアリングのプロトコル。
Web3One Wallet(ハイスペックウォレット)……スマートアカウント機能を備えたユーザー中心のウォレットで、他のユーザーとワンクリックでクロスチェーン・マルチシグネチャ・ウォレット接続ができる。
Paraverse(メタバース構築)……コーディングスキルなしで誰でも自分のメタバースを作成できるMetaverse-as-a-Serviceプラットフォーム。
Credore(IoT関連)……サプライチェーンファイナンスの包括化、協調化、デジタル化を可能にする、共通基準とベストプラクティスのWeb3.0ベースのProof of Validity ITインフラである。
NEFTME(SNS関連)……コネクションエコノミーに基づくソーシャルdAppで、すべてのユーザーが自分のコンテンツを収益化し、トークンを求めて互いに挑戦することができます。
(以上)
こちらの面々を見ると未来の明るそうな先進的な取り組みが目白押しです。
今回受賞したものに限らず、ハッカソンに登場した有望なプロジェクトはベンチャーキャピタルからの資金供給が待っています。
というのもこちらはハッカソンの審査員メンバー。
XDCコミュニティの腕のある開発者メンバーだけでなく、ここにある『XVC Tech』はXinFin・XDCの投資部門が参加しています。ここでベンチャーキャピタル資金を管理し分配していますので、ハッカソンの結果は終わりではなく始まりです。
以上、1つ目は「Buidl The Futureハッカソン」の結果発表についてでした。
Topic.❷『ブロックチェーンとAI:次のパワーカップルは?』
……XDC Networkの開発者であるQuincy Jonesは、ブロックチェーンとAIの関係、およびそれがビッグデータ分析にどのような変化をもたらすかについて執筆しています。
2つ目のトピックは、以下の記事についての紹介です。
ぜひ翻訳して見ていただければと思います。今回は私の記録として内容を要約しておきたいと思います。
(以下ダイジェスト)
・これまでのAIと言えば、Siri、自動運転、強化学習による人間とのやり取り。このようなAIが生活に与える影響はまだ長く険しく見える。
・しかし、ブロックチェーン技術はこれまでにない方法でビッグデータを機能させるユニークな機会を提供する。
・ブロックチェーンと AI のオーバーラップがなぜ長期的に大きく期待できるのか。
・例えばオンチェーン情報の「コントラクト↔コントラクト」「コントラクト↔ユーザー」の関係でデータを抽出し、これまでにない行動パターンを洞察できる。
・ただしこれは個人を特定するデータというより企業の透明性のために取引所や規制機関によって提供される公開市場データのこと。
・よってAIをブロックチェーン技術と組み合わせると、やがて金融規制当局はライブ監査と不正検出を実施できるようになる。
・ひいてはリアルタイムで分析して新しい企業に関する洞察を得られるため、マクロ経済システムへの洞察を提供できる。
・AI が不正行為を監視している間、ブロックチェーンが政府の補助金の支払いに使われていく。
・すでにAIを組み込んだブロックチェーンに関する100以上のプロジェクトがあり、これらの一部はAIを予測用途として使用するもの。
・これらの機能は、株式取引、ヘッジファンド、病気の予防や診断にまで使われる。ただ今後は非常に実用的なユースケースが見られるようになる。
(以上です)
Topic.❸『XinFin、ETHDubaiハッカソンで1万ドルの賞金を提供』
……ETHDubai 2023のプレミアスポンサーであるXinFinは、ハッカソンに1万ドルの賞金を提供しました。参加者は、XDCネットワークと統合された動作するdAppを構築する必要があります。
3つ目のトピックは、現在ドバイで開催され、XDCがプレミアスポンサーを務める『ETHDubai』のサイドイベントであるハッカソンについての話題。
最初のトピックでも登場したXinFinの投資部門である『XVC Tech』がスポンサーとなって、XDCのプロダクトを応援しています。下世話なお金の比較になりますが、ちょっと報酬額比較をしてみました。
このことからも、このETH DubaiにかけるXDCの並々ならないチカラの入れ様が見られます。
しかも今回はこのXDCの本拠地ともいえるドバイ、UAEにイベントを投下している点は見逃せません。
🔽国際商工会議所(ICC UAE)主催の貿易サミット『TIF2023』にImpelがスポンサー参加
また、すでに現在『ETH Dubai』ではXDCの重要なアップグレード『XDC2.0』のお披露目を行っており、界隈がその話題で持ちきりになっています。
こちらについてはまた来週お届けしたいと思います。
それでは他にこの1週間に起きた出来事をまとめておきます。
🔽XDC上のリッチリスト(保有数のウォレットカウント)サイトが登場
🔽XDC上のWeb3通信プラットフォーム『LedgerFi』トークンのプレセール
以上です。最後におさらいすると、1つ目は昨年のハッカソンの受賞発表。2つ目はQuincy氏の『ブロックチェーン✖AI』の記事について。3つ目は、現在話題を集める『ETHDubai』のハッカソンイベントに注力している件について取り上げさせてもらいました。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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