Weekly XDCダイジェスト vol.㉓ 2022.8.7-13
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された8月7日から13日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2022.8.7-13)》
今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
▶▶▶Topic.❶『XDCRPC.COM』とは?
……BlocksScanは、開発者がXDC Network上で構築するためにアクセスし、使用できる分散型RPCエンドポイントを紹介しました。
今回登場しているこの「BlocksScan」とは何か。そして「RCP」とは?「エンドポイント」とは?様々な用語が飛び出していますので、できるだけシンプルに予備知識を整理したいと思います。
「BlocksScan」というのは、簡単に言うとイーサリアムで言うところの「EtherScan」。そのXDC版が「BlocksScan」になります。
要は、ブロックチェーン上のデータで、取引所やウォレットでは確認できない情報を調べることができる場所と言えばよいかもしれません。これがBlocksScanの
これがBlocksScanのサイトです。例えばこの右下の部分を見ると、「最新の取引(●から▲に)」などと表記されていますが、これがリアルタイムで行われたXDC上の取引ということです。先ほど私がXDCネットワーク上で送金した場合、そのトランザクション履歴がここに載るわけです。
ブロックチェーンというのは、こうやって改ざんされることなくデータとして残すことができる。あるいは後で追跡できる。後でごまかせない履歴・証拠として残せることが“信頼の証”にもなっています。
このようなデータを“オンチェーンデータ”と呼んでいて、普段これらのデータは取引所やウォレットでは確認できません。なので私たち個人でも調べられるようにしているわけです。
他のブロックチェーンにもそれぞれこのようなサイトがあるので例として紹介させてもらいます。(上からBTC、イーサリアム、XRP、ALGO)
こんな風に、ブロックチェーンごとにこれらRPCの仕組みがあるわけです。そこで、改めて「RCP」とは何か。こちらの下のサイトが分かりやすかったので引用させていただきます。
「RPC」とは“Remote Procecure Call”。直訳すると「遠隔で手続きを呼び出す」つまり、オンチェーンデータの呼び出しをする、という意味。
また、今回のトピックの文言にある「エンドポイント」というのは、この上の図の左側の部分に該当します。「Server」にあたる部分をブロックチェーンでは「ノード」と呼んでいますが、これらオンチェーンデータを呼び出す場所のURLやIPアドレス等の情報を含めて「エンドポイント」と呼んでいます。
今回は、このBlocksScanのサイトの中でも何種類かあるうちの『開発者向け』のもの「https://xdcrpc.com/」を紹介した記事になります。それがこちらのサイト。
この下の部分のコードが登場したあたりから私はお手上げ(笑)なんですが、このようなサイトは今後XDCのブロックチェーンを開発する人たちにも有効ということです。
またいつか、このBlocksScanを開発者ではない私たち一般の利用者にとってどんな使い道があるのかを解説したいと思っています。
なお、下の画像も「BlocksScan」の一部です。
ここに、XDCネットワークにラップした「xUSDT」「xBTC」「xUSDC」「xXRP」などがあります。(これは前回、前々回に紹介したクロスチェーンブリッジした通貨のことです)
こういうのもオンチェーンデータで確認できるので、https://xdcscan.io/も見ていてとても楽しいサイトです。ぜひ一度ご覧ください。
▶▶▶Topic.❷『ドバイ・デジタル・アセット・ビジネス・グループ
XDC Networkの共同設立者であるAtul Khekadeは、StorX Network、PlugIn、DIMO Financeなどのエコシステム参加者とともにドバイデジタルアセットビジネストグループに参加しました。
次の記事は、上記のXDCエコシステムメンバーが、近年暗号通貨の法整備が著しいと言われるドバイに集結したという話題です。
具体的な記事の内容は以下のとおりです。
どうやら、中東諸国はこのドバイを拠点に暗号通貨が普及していくとのこと。そのための新組織がこのD2A2だそうです。もう1つ、こちらと内容は同じ記事ではありましたが、なんと
XinFin・XDC創業者のアトゥルさんが、ニュース記事の一面にも登場。
というのも、このドバイデジタル経済会議所の一員だったとのこと。つまりこのD2A2を計画するメンバーにXDCのファウンダーが入っていたわけです。
そして、XinFin・XDCの共同創業者のアトゥルさんはこのツイートで
「世界中の規制当局や機関が注目するような標準やユースケースを構築しましょう。」と語っています。
そして、今回このD2A2に参加するXDCメンバーは『StorX』『PlugIn』『Dimo』。
StroXもPlugInもドバイの繋がりはとても深いものがあります。
そして次の2つのXDC関連プロジェクトの拠点は、いずれもドバイ。
XDCをもう少し振り返ると、UAEでドバイと2大都市とされるアブダビ、そこを拠点にしたADGM(アブダビグローバルマーケット)とXDCの運営母体XinFinはかつてから提携関係にありました。
以上、今後暗号通貨規制の最先端になるであろうアラブ首長国連邦・ドバイで、XDCネットワークはその初期から次の新体制に至るまで密接なポジションにいることが伝わっていればと思います。
▶︎Topic.❸『XDPoS 2.0のテストが進行中』について
……最近の「xdc.dev」の投稿では、XDPoS 2.0の3つの重要なテスト、v1.0からv2.0へのマイニング継続性、同期、ノードペナルティの成功結果が表示されています。
最後のトピックは、XDCのコンセンサスアルゴリズム『XDPoS2.0』についての話題。
新しいプロトコルが 2023 年の第 1 四半期(水色)に実装されますが、その前に1 年間のベータテストを実施しているところです。ちょうど今がXDCネットワークはじまって以来の最も複雑なアップグレードとなるようです。
このアップグレードによって、最小限のリソースを使用しながらXDC Networkに軍用グレードのセキュリティとパフォーマンスを提供できるようになる。さらに、XDC Network の将来の発展への道が開かれる。この記事ではそのように説明されていました。
この内容については、過去のWeeklyブログ記事でも紹介していますので、今回はこれくらいに。
以上、今回は1つ目の話題は、BlocksScanの開発者向けサイト立ち上げの件。2つ目は中東のデジタル資産計画にXDCネットワークが深く関わっている件。3つ目はただいまテスト中のXDPoS2.0の実証実験について。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
<暗号通貨の安全管理:YouTubeで解説中>
正規品:ハードウェアウォレット『D'CENT wallet』 ※10%程度の割引リンクをお預かりしています。ご活用ください!
❶1つの購入
❷2つの購入(送料がまとめられます)
★第1弾動画『ハードウェアウォレットの購入方法、安全な初期設定について』
★第2弾動画『ハードウェアウォレットの有事の操作について』
★第3弾動画『新トークン・NFT・ウォレット内通貨の交換などについて』
✅初心者にやさしい仮想通貨取引所のご紹介
❶手数料が最も良心的な国内取引所。ビットバンクの口座開設
“Weekly XDCダイジェスト vol.㉓ 2022.8.7-13” に対して1件のコメントがあります。