クロスチェーン?xBTC?を解説します(前編)
こんにちは、マスオです。
今回は、最近話題に登場することが増えてきた「クロスチェーン」という言葉について、テーマに取り上げたいと思います。
普段生活していても、この「クロスチェーン」について知るきっかけもない、その必要があるかすらも分からない。私もそんな現実離れした言葉と捉えている一人です。
ですが、今回はこのクロスチェーンを理解することで、
先日、8月上旬に発表されたこちらのニュースの理解を助けられると思い、今回と次回、2つの記事に分けて解説したいと思います。
では、さっそく今回は、クロスチェーンとは何かについて説明します。
簡単に言うと「異なるブロックチェーン同士をまたぐ技術」。そのイメージは何となく分かっているとは思いますが、ブロックチェーンをまたぐこのサービスがもたらすメリットは何かというと
・取引所などを経由せず異なる仮想通貨を直接交換できる
取引所が抱えるセキュリティ上のリスクや手数料などを回避できる、などと一般的には言われています。
ということは、クロスチェーンはただの『脱・中央集権』みたいな仮想通貨取引サービスなの?と思ってしまいがちですが、そうではありません。もっと実用面での恩恵があって、こちらの図を見てください。
ちょっと例え話から入ります。これは「日本人がアメリカのカジノで遊ぶなら」というシチュエーションの図です。通常なら為替両替所(取引所)や銀行に行き「JPY⇒USD」と両替した上で、カジノで遊べるわけです。
これをビットコインなどの仮想通貨に当てはめてみるとこうなります。
ブロックチェーンというのは異なるチェーン同士で、あたかも別の言語をしゃべっているかのような壁が存在します。
例えば、BTC国の住民がETH国のカジノで遊ぼうとしたら、BTC対応ウォレットからBTCを取引所に送金し、そこでETHに両替して再びETH対応ウォレットに送金する。それでやっとETH国のカジノで遊べるわけです。ふつうの人からすると、かなり面倒くさい作業です。
この煩わしさを解消するのが、クロスチェーンの技術です。次の図の上部に注目してください。
WBTCとはイーサリアムチェーン上で使える、BTCの価格に連動したERC20トークンです。頭文字の「W」というのは“Wrapped(ラップド=包まれた)”という意味で、BTCとは別のトークンということです。
クロスチェーンサービスでは、BTCをWBTCに変換してくれることで、イーサリアム上のDeFi、アプリなどを利用することができるわけです。ここに取引所での両替やウォレットの移動は伴いません。
日本円とアメリカドルの話に戻すとこんな感じ。
クロスチェーン業者にJPYを担保として差し出して、“xJPY”という「米国で使える円」のような金券を受け取る。これでカジノで遊べる!カジノで儲かれば、「xJPY⇒JPY」と元に戻すこともできる。この便利さ、手軽さがクロスチェーンのメリットとなります。
以上、ここまでがクロスチェーンについての説明でした。
ここからが本題である「xBTC」について。先ほどの❹の図と比較しながら見てみてください。
次回はこの図に登場している「Wanchain」というクロスチェーンブリッジによって登場した「xBTC」がISO20022とどう関わってくるか、について説明していきます。どうぞお楽しみに。
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