Weekly XDCダイジェスト vol.⓬ 2022.5.21-5.27
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された5月21日から5月27日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2022.5.21-27)》
▶Topic.1(5.23)『USDTステーブルコインがXDCネットワークにブリッジされる』
……Wanchainは、EthereumからXDC Networkへの分散型、非保護型USDTブリッジが稼動していると発表しました。ユーザーはWanchain.orgでウォレットに接続するブリッジタブを選択し、ブリッジをテストすることができます。
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さて1つ目のトピックは、かなり大きい話題です。表題は新出用語?のオンパレードで、分かるような分からないような内容、という人もいたかと思います。そんな方はまずこちらのツイートに掲載されている動画を見てみてください。
この動画を見て『イーサリアムの周辺にあるUSDT(テザー)という通貨がどんどんXDCの方に流れ込む』みたいな、XDCにとってはとても有り難い、期待みたいなものが伝わったのではないかと思います。
今回はそれをWanchainという企業の『クロスチェーン』というサービスを使って実現できた話題です。クロスチェーンとは、取引所無しに異なるブロックチェーンをまたぐことができるサービスのことですが
世界で最もシェアのあるステーブルコインであるUSDT(テザー)には今課題があって、その代表が『ガス代』。
ガス代というのは、仮想通貨を動かす時に発生する、ネットワーク側に支払われる手数料のことです。USDT(テザー)を動かそうとすると、たとえば
・イーサリアムのネットワーク⇒『ERC20トークン』
・TRONのネットワーク⇒『TRC20トークン』
・BSCのネットワーク⇒『BEP20トークン』
など、使用するネットワークを選ぶことになります。そしてそのネットワークのきまりに準じてガス代を支払うわけです。言い方を変えると、『USDT』と一口に言っても何種類もあるということになるわけです。
日本円ではそのようなことは考えにくいですね。日本円は日本円。ですが、仮想通貨は使うブロックチェーンの種類が違うと、イーサリアムの日本円、バイナンススマートチェーンの日本円、などと区別されるようになるわけです。
ただここで面倒なのが、この『ERC20トークンのUSDT』というのを、他の『TRC20トークン』や『BEP20トークン』に乗り換えるには、取引所や特別なチェーンを乗り換えるための駅が必要になります。そこで、取引所無しにこの駅のような乗り換えサービスを提供するのが先ほど触れたWanchainの『クロスチェーンブリッジ』です。
今回はそのサービスでなんと『XRC20トークンのUSDT』が選択できるようになったというビッグニュース。この『XRC20』というのがXDCネットワーク用のトークン。具体的にどう乗り換え作業を行うか、下のスライドを見てください。
左側に『イーサリアム⇒XDC』というネットワークの切り替え、その上に変換される通貨があるのが分かります。この画面は1000USDT分を変換しています。下のツイートにも動画でその様子が紹介されていました。
この切り替え作業でも実はガス代が発生するわけですが、ここでは『ERC20トークンのUSDT』から『XRC20トークンの $xUSDT』で1円にはるかに及ばない金額でブリッジできているのがこの動画でも確認できます。
仮想通貨というのは、送金でも、他の通貨との交換でも、今回のブリッジによる変換でもガス代(ネットワーク手数料)がかかるもので、それがイーサリアムだと数千円以上、バイナンスチェーンでも数百円はかかる、と言われている今、XDCのガス代は1円未満。圧倒的に安すぎる点は革命です。
特にETHと互換性があるチェーンで、これだけのパフォーマンスを出せる通貨というのはかなり稀です。
今回Wanchainを使ってXDC20トークンに変換されたUSDTは、下のBlocksScanというサイトでは『USDT@XinFin』『Wrapped XRC20』という表記になっています。
また別のところでは『xUSDT』このようにも表記されています。
例えば、このようなトークンがXDC上のユニスワップと言われているDEXサービス『XSwap Protocol』にどんどん流れ込んでいくと、さらにメリットがあって
一般的な銀行や中央集権取引所(CEX)というのは利用者が預ける資金が潤沢にあってこそサービスを拡充できるように、DEX(分散型取引所)にも多くのUSDTの資金が『xUSDT』というカタチで預け入れられれば、さらに多くの人に使ってもらえるサービスに成長できるわけです。
USDT(テザー)の今の時価総額は10兆円前後。対してXDCの時価総額は今700億円程度。まだ小さいコップに巨大な水が投入される可能性が見えた、というのは期待しかありません。
最近ステーブルコインについては不安になる話題が多く出ていますので、できればUSDT(テザー)だけでなく、USDCも扱えるようになってほしい。そんな欲も出てきてしまいますが、良い兆しには違いありませんね。
では、続いてのトピック。
▶Topic.2(5.25)『XinFinサマー・ハッカソン開催』
……XinFinはXDC Networkグローバルハッカソンを開始し、DeFi、Gaming dApps、Ported dApps、Web3といった4つのカテゴリーで1位と2位に入賞が用意されています。
こちらは5月25日から7月25日までの期間にXinFinが主催者になって『ハッカソン』というイベントが開催されるという話題です。
『ハッカソン』とはハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた言葉だそうで、プログラマーなどソフトウェア開発の関係者が、この期間に短期集中で開発作業を行ってプロダクトを作るのだそうです。(ハッカソンの目的は下記参照)
そこで、今回は下の4分野で賞金を競うカタチでコンペが行われるようです。
今世界の開発者というのはイーサリアムチェーンが圧倒的に多く抱えていますが、XDCは扱う言語がイーサリアムと同じであり、システムに互換性があるため、イーサリアム開発者を引き抜きやすい環境にあるとのこと。
新興チェーンのXDCとしては、できるだけ多くの開発者を取り込みたいという狙い、そこに開発される便利なアプリやサービスが作られると、エコシステムの拡大ができるという狙い、があると思いますので、ぜひイベントが盛り上がってほしいと思いました。
▶Topic.3(5.26)『 2022 PrimeblueジャージにXDC Networkが採用される』
……DCユナイテッドは、2022年のPrimeblueジャージ第2弾を発表し、ビーチや沿岸地域から回収された廃棄物をリサイクルして作られたParley Ocean Plasticを採用しました。
さて、最後はこちらの話題。
『PARLEY OCEAN PLASTIC』というのは、海に流入する前にプラスチック廃棄物を回収して作ったリサイクル素材のことだそうですが、最近アディダスがこの素材を使った製品を出したことで話題になっていました。
そしてこの素材を使って、XDCが支援しているサッカーチーム『DC United』でもPrimeblueジャージが登場しました。
これは何も『DC United』だけが取り組んでいることではなく、環境PR活動の一貫として世界各地でも導入されています。
同じ国内リーグのチームも一斉に取り組んでいますね。そして先日のリーグ戦でもこのユニフォームが使われたようです。
今アパレル業界もサステイナブルな活動に力を入れているため、今後はますますスポーツチームと環境活動の接点が増えていくのだ、とこのトピックを調べて思いました。
以上、今回は1つ目はUSDT(テザー)がWanchainを通してXDC上に登場した件。2つ目は、XinFinがハッカソンを開催して開発者を増やそうとしている件。3つ目は、DC Unitedがサステイナブルな素材を使ったアパレルを導入した件。3つのトピックを解説させてもらいました。
現在、仮想通貨市況は非常に冷え込んでしまっていますが、XDCには毎週動きがあることを感じてもらえるように来週も取り上げていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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