Weekly XDCダイジェスト vol.❾ 2022.4.30-5.5
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された4月30日から5月5日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2022.4.30-5.5)》
今回は2つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
▶Topic.1(5.2)『アンドレ・キャスターマン、XDCを採用したImpelに参加』
……SWIFTの元マネージングディレクターであるAndre Castermanが、XDCを搭載したフィンテック企業であるImpelに参加することになりました。Impelは、ISO20022準拠のブロックチェーン技術を使用して、レガシー金融メッセージングソリューションに代わるコスト効率の高いソリューションを構築しています。
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このアンドレさんというのは有名な方ですが、念のためお伝えすると、XDCの運営母体『XinFin』のアドバイザーを務めている方です。
そのアンドレさんがImpelという団体に参加した、というのが今回の内容。
Impelというのはどういう団体かというと、銀行など金融機関の送金を簡単に行うためのソリューションを提供することを目指しています。
「金融機関の送金」というと旧来活躍してきたのがSWIFTです。SWIFTとは国際銀行間通信協会のことで、するとこのImpelというのは、この世界の主流SWIFTを“アップデート”する存在と考えてよいかと思います。
この「アップデート」と表現したのには理由があって、それはImpelはSWIFTの「対抗軸」ではない、と考えられるからです。その根拠はというと
これは、このトピックが発表された日にImpelのツイートです。
ここには、アンドレさんの経歴「SWIFTで24年以上」とあるように、アンドレさんはSWIFT出身です。しかもキャリアがとても長い、要人クラスの立場。そして、こちらは僭越ながら私の過去ツイート。
この1枚目の添付写真に「(Impelは)XinFin財団の助成金で作られた」とあります。ということは、整理すると
「SWIFT出身のアンドレさんがXinFinでアドバイザーになり、そのXinFinからお金を出してImpelを創設。そこに今回アンドレさんが参加」
見事にアンドレさんのご活躍によって何かが循環しています。そして上にもあるように「ISO20022」という国際メッセージング規格。
「規格」というのは、工業製品ならJIS、食べ物ならJASみたいな業界の統一ルールみたいなものですが、世界の送金にも規格があって、それをSWIFTも進めようとしています。
そしてもちろんXDCというのは、ISO20022規格に適合した仮想通貨。これを使って支払いを行うということが下のTwitterプロフィールでも確認できます。
再び整理すると、SWIFTもISO20022に向かう、ImpelもISO20022に向かう、その間に立つアンドレさんはXDCを普及させる人。この共通の目的、距離の近さからもやはりImpelはSWIFTをアップデートさせるもの、と考えた方がよさそうです。
そして、このImpelは金融機関の送金だけをサポートするわけではなく、上に「R3 Corda Bridge」とあるように、R3社は世界規模で企業向けのブロックチェーンサービスを展開する企業です。
つまり、このImpelを通して銀行送金だけでなく、企業間送金も扱われていく、仮想通貨XDCを使って・・・ということが見えてきたかと思います。
今回アンドレさんがImpelに加入したことで、今後は貿易金融業界なども含めた巨大送金網が見えてくる気がします。
そしてWadzPay。これもXDCと深くつながる国際決済サービス。これもImpelと繋がっているということは、小耳にはさんでおいていいかと思いました。以上1つ目のトピックを解説しました。続いて2つ目。
▶Topic.2(5.5)『XDCで成長を続けるNFTコミュニティ』
……ガス料金は、NFT空間における主要な問題点であり、作成と配布の障害となり続けています。開発者やクリエイターは、より低い運用コストで解決策を見出すことが課題となっています。XDCネットワークは、ガス代がほぼゼロで、リアルタイムで利用できるため、急速に選択肢に入りつつあります。わずか24時間で、1200枚以上のNFTがチェーン上で鋳造され、総コストが1XDC未満となり、NFTの作成がほぼ無料となりました。
先日4月27日にXDCベースの新たなNFTマーケットプレイスがオープンしました。
NFT業界はイーサリアムが主流通貨として取引に使われています。しかし、イーサリアムの課題は何と言っても決済処理等にかかる手数料(ガス代)の高さ、と処理にかかる時間です。
ガス代はトランザクションの混み具合によって1万円を超えることも珍しくなく、処理にかかる時間も数十分、ということもざらにあります。
一方、XDCを使ったNFTのそれは、日本円でも1円をはるかに下回る、ほぼ無料で取引が行え、取引処理を終えるまでにも数秒かからずで完結します。
この記事でも今の取引量の9割以上を占めているOpenSeaというマーケットを引き合いに出して、その最良の代替になる存在と紹介されました。
すでにこのXDCNFTのオープン1週間で1200の作品が並んでいて、まだマーケットはお世辞にも活気付いているとは言えない状況ですが、今後も動きをウォッチしていきたいと思います。
ちなみにこのXDCNFTについては、過去のブログでも解説しました。
以上、今回は前半はXDCが金融機関などを中心にしたユースケースとして広がりそう、という内容。後半はNFTというユースケースでも広がりそう、という内容を紹介しました。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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