Weekly XDCダイジェスト vol.❼ 2022.4.16-22

こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。

仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された4月16日から22日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!

《THIS WEEK IN XDC (2022.4.16—22)》

今回は2つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。

Topic.1(4.20)『相互運用可能なエコシステムの橋渡しをする』
……XDCの相互運用性は、DIMO FinanceとWanchainによって構築されたブリッジによって発展し続けています。これらのブリッジは、まずXDCネットワークをBinance Smart Chain、Polygon、Avalanche、Wanchainなどの他のエコシステムに接続する予定です。これにより、参加ブロックチェーンの開発者とdAppsがXDC Networkのハイブリッドブロックチェーン機能にアクセスできるようになり、彼らのチェーン上でXDCエコシステムの成長が促進されます。また、XDC Networkの参加者は、急速に成長する分散型金融(DeFi)分野へのアクセスが増加することになります。

今回のこの発表は、すでに3月31日には予告があった内容でした。

ここで話題を呼び、さらに先日、下のような「もうまもなく」ツイートがありました。

そして今回めでたくXinFinやXDCファンデーションによって公式発表となったわけです。

今回XDCを招き入れたこの「Wanchain」というブロックチェーン企業とはどんなものか。

Wanchainは一般的には「中国系ブロックチェーン企業による相互運用プロジェクト」と言われています。

相互運用というのは、ブロックチェーン同士をつなげて使いやすくすることを言います。

Wanchainには独自トークン「WAN」があって、すでに上場済み。

手数料が安く速い、という特徴のため「XRPの中国版=Wanchain」みたいなイメージで言われていますが、プロジェクトの目的はXRPとはだいぶちがいます。Wanchainの目的というのは、

     クロスチェーンブリッジ

クロスチェーンとは何かを簡単に言うと、”取引所無しで仮想通貨の交換を可能にする技術”です。

このクロスチェーンの機能を使うと、一般的な中央集権取引所で抱える高い手数料や、取引所のハッキングリスクを防ぐメリットがある、と言われています。が、クロスチェーンの本来のメリットは

  様々なトークンでDeFiを使えるようにする

ここが本来の狙いになります。DeFiというのは分散型金融のこと。例を挙げると、ウォレットに入れた仮想通貨を貸し付けて利子を受け取るみたいなサービスがあります。

今回XDCはこのWanchainのエコシステムと繋がったのが、アバランチ(CMC11位)、BNB (CMC4位)、polygon (CMC17位)。この豪華メンバー。

すると、今後これらの通貨のユーザーでXDCのDeFiサービスにアクセスしたい方はWanchainを使えばラクラクで参加できるようになります。(逆も然り)

こんな風に取引所を介さずDeFiの利用を促すWanchain。中国発のプロジェクト、というイメージとはかけ離れて、かなり硬派なWeb3プロジェクトです。

Wanchain側もXDC Foundationもお互いにリツイートしていますね。

今回もDimoという企業がキューピッド役をしていました。

https://www.dimo.finance/

Dimoさんは非常に力をもっていて、次はどんな話題を呼び込んでくるか。今後もDimoさんの動きには注目です。では続いて、

Topic.2(4.22)『アースデイ2022:歴史上極めて重要な瞬間』

……XDC Networkは、ブロックチェーン技術を通じて、持続可能性を向上させるというコミットメントを続けています。XDCネットワークは、米国の平均的な家庭の年間電力消費量よりも少なく、世界で最も環境に優しいブロックチェーンの1つです。XDC財団のサステナビリティ責任者であるビル・カンザーが率いる取り組みと、カーボンネガティブになるための軌道により、XDCはブロックチェーン領域におけるサステナビリティのリーダーとなるべく位置付けられています。

こちらのトピックはアースディについて。

アースデイとは、1970年アメリカの議員が、4月22日を”地球の日”であると宣言して誕生した日。環境のかかえる問題に対して人々に関心をもってもらおう、という政治主導の環境運動です。

仮想通貨XDCは、電力消費量がとても少ないことはご承知の方も多いかと思います。そのXDCの長所をこの日に際してアピールしていました。

右下の数値の通りです。このXDCの省エネ性能は、世の中の他のブロックチェーンと比べてどうなのか。

これは同じEarth Dayでイベントを行ったアルゴランド(ALGO)。ニューヨークのタイムズスクエアに広告を出していました。

しかし、今時価総額上位100位の銘柄でこのような環境配慮をアピールしていたチェーンはこれくらい。(たぶん)

今後は、さらに戦争で世界情勢が悪化していき、資源高となれば世間は電力消費についてもシビアになっていきます。

世の中でさらにSDGSの機運が高まっていく中で、特に企業が選びやすいブロックチェーンはどれか。

それが重く論じられる時が来るような妄想をして、今回の記事を終えたいと思います。

以上、今回はXDCの相互運用性が拡大した話。アースデイに際してブロックチェーン業界でも環境アピールがモノを言うという話を解説しました。

次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)

Weekly XDCダイジェスト vol.❻ 2022.4.9-15

こんにちは、マスオです。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えなが…

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