Weekly XDCダイジェスト vol.❸ 2022.3.19-25
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された3月19日から25日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2022.3.19-25)》
今回は4つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
▶Topic.1(3.22)『Dimoファイナンス AMA』
……エンタープライズアーキテクトのSal MoralesとソリューションアーキテクトのJon McBeeがDimo ファイナンスに参加し、25000人以上が参加するXDCネットワークについてAMAで議論しています。
との内容ですが、このトピックの詳細は以下のDimoのツイートで触れられています。
「AMA」というのは、"Ask Me Anything"の略で、新しいプロジェクトを多くの人に深く知ってもらうために、視聴者・参加者の質問を何でも受け付ける、みたいなイベントのことです。
Dimoという企業は今のところ“XinFinの広告代理店”みたいな役割と私は思っていまして、このDimoがXinFin・XDCを広めるために、今回は『Satoshi Club』という世界中のAMAイベントをホストする団体をXinFinを繋げてくれたようです。どんな質問が飛び交ったか、この下のSatoshi Clubのサイトにまとまっています。
質問は全部で67寄せられていました。英文なので、もしどんな質問か気になるようならぜひGoogle chrome翻訳でも見てみてください。XDC側はこの質問すべてに答えたわけではありませんが、どんな質問にどう答えたのか。このAMAのまとめがいつか文字起こしされるかもしれないので、私はそれを待ちたいと思います。
とはいえ、このAMAによってXDCが少しでも広く認知されるきっかけになったかと思います。ちなみに今回AMAでXDC Foundationの代表として参加したのはこの左端の御二方でした。(名前と顔が一致すると興味が湧きますね)
続いて次のトピック。
▶Topic.2(3.23)『BSCA、XDCネットワークを歓迎』
……ブロックチェーン・サプライチェーン協会(BSCA)は、XDC Networkを最初のブロックチェーン・メンバーとして歓迎します。BSCAは、標準化、対話、政府機関によるDLT政策の形成を支援することにより、サプライチェーンにおける分散型台帳技術の採用を加速することを目指しています。
とあります。「標準化・・・。政府機関・・・」この文面を見るだけでもXDCと強力なパイプがつながった印象があります。今すでに世の中に存在しているたくさんのブロックチェーンの中で、“最初”に採用されたのが「XDC」とはこれまたサプライズな発表です。
私たちにとってはあまり聞きなれないこの「BSCA」という団体ですが、何やら気になったのでツイッターのアカウントを調べてみました。
2022年2月にツイッターアカウントを作ったばかりで、フォローしているのが8人・・・フォロワーに至っては私が3人目!?(3月27日18時時点)これは、Twitterをやる気がないのかしら・・・、と思いつつTwitterを下にスクロールしてみるとこんなものがありました。
昨日3月26日「ユニリーバとSAPの提携」をこのBSCAが改めてツイートしていました。(※“ユニリーバ”はイギリスの食品・日用品巨大企業。“SAP”は圧倒的世界シェアを持つドイツのソフトウェアメーカー)BSCAがこの企業とかかわりがある、ということから考えてもTwitterのフォロワー数では推し量れないものがありそうです、
しかも、SAP、SAP、どこかで聞いたことがあるような・・・。
(Twitter検索するとQuantが関連するやつか・・・しかも先ほど「標準化・・・。政府機関・・・。」とありましたし・・・これはテスラチャンネルさんでも過去で触れていたな・・・XDCとQNTの接点が見えてくるような・・・)※以上、マスオ心の声
独り言すみません。脇道に逸れたかもですが、いずれにしてもこのBSCAにXDCが迎え入れられたことで、今後のXDCが“サプライチェーン関連”や“政府関連”などさらに広いパイプができた(それが表に見えてきた)ということは言える話題でした。
(関連サイト:BSCAホームページ https://www.bsca.global/)
▶Topic.3(3.23)『XDCネットワーク。持続可能なソリューション』
……ブロックチェーン技術、特にXDCネットワークが、金融システムのエネルギー消費を大幅に削減し、環境にプラスの影響を与えることについて、弊社サステナビリティ部門責任者のビル・カンツァーが解説しています。
これに関連するBillさん本人のツイート。BillさんもXDC Foundationのチームメンバーの1人です。
そしてこちらがXDC Foundationで掲載されている記事の日本語訳抜粋です。
黄色い線を引きましたが、興味があれば本文も読んでみてください。ここだけ見てもかなり具体的にビットコインとイーサリアムの環境負荷に関する問題提起をしています。これだけはっきりしたメッセージをXDC Foundationのサイトに掲載していることについて、何か先々を案じます。
ただでさえ今現在エネルギー資源が高騰して省エネを呼び掛ける世の中になる中で、近年のESG、SDGSの潮流も相まって、ブロックチェーンの環境負荷にはますます注目が集まっていく気が私はしています。
最後の記事にいきます。
▶Topic.4(3.24)『世界の貿易金融ギャップの説明』
……XDC Foundationのキャシー・スライダーが、貿易金融のギャップと世界貿易の成長に対する障壁について語ります。このシリーズのパート1では、キャシーは世界貿易の歴史とその現状を探求し、このギャップを埋めるのに役立つ解決策を議論する舞台を提供します。
こちらのキャシーさんもまたXDC Foundationのメンバーの一員です。(一番右。先ほどのBillさんは左から3番目。)
この記事は改めてXDCネットワークで解決しようとしている『貿易金融ギャップ』という問題について伝えています。
要点だけを解説します。世界をまたぐような貿易取引では、船や飛行機で輸送をする間に最低5日から45日間の時間差があるために、買い手と売り手の間の決済には課題があったようです。どんな課題かというと、輸送する間のキャッシュフロー(主に資金繰り)の問題です。
たしかにこの輸送期間に売り手は代金を受け取っていないのに、商品は手元から離れています。持っているはずの資産が“持っていない”と計上されてしまわないようにするために、多くの工夫がされているようで、この問題を解決するのが「貿易金融」です。
今まで何となくとらえていた「貿易金融」でしたが、少し分かった気になれました。次回はここにどうXDCのブロックチェーンが活躍するのか、という話になります。興味がわいた方はぜひ私の要約より原文を読んでみてください。
以上、今回は3月19日から25日までのXDCネットワークのトピックを4つ紹介しました。
1つ目は、AMAを実施してXDCの認知度を広めている話。2つ目は、BSCAという巨大組織と提携をしたことで、今後のサプライチェーンや政府機関とのパイプが見えてきた話。3つ目は、高まる環境意識によってXDCの需要が高まる話。4つ目は、貿易金融についての啓発記事でした。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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