『メタマスク』トラブル回避術 原因と対策・7事例の紹介!

こんにちは。今回は先日メタマスクについて、XDCと絡めながら設定の仕方と入出金の方法を解説させていただきました。

初心者向け解説・メタマスク 『XDC入出金の注意点』

(この記事は大切な資産の保管にメタマスクを使うことを推奨するものではありません。必要な場面で、安全に使いこなせるようにするためのリテラシー向上を目的にしています…

以前にもお伝えしましたが、メタマスクの利用目的は「仕組みの理解」。そして実用していくなら

  💮一時的な仮置き場
  💀大切な資産の置き場所

こういう認識で始めるべき、とお伝えしました。また、Twitterエアドロ女王の『推しガール』さんのお薦めしている、このような使い方が大切だと思います。(推しガさんいつもありがとうございます😊)

メタマスクは複数作れますので、このように「エアドロップ受け取り専用」だとか「取引(スワップ)専用」だとか、軽重をつけて使うのがいいかと思います。

では今回の本題。メタマスクの利用で気をつけるべきことを整理したいと思います。

どんな使い方をすると、メタマスクでトラブルに巻き込まれやすくなるのか。最近の事例から教訓を得たいと思います。今回は4つのトラブル事例パターンを取り上げて、その原因と対策を7つ紹介していきます。

❶ 「乗っ取り」
(メタマスクをハッキングする“ウィルス”が原因)

 <原因・A>
メタマスクのアドレスに届いた、覚えのないNFTを触った。

 <対策・A>
安易にそのNFTや覚えのないデータを開いたり、それを他のアドレスに送ったりしない。とにかく触らない。

❷ 「サインインできない」

 <原因・B>
珍しいことではなく、メタマスク側の問題であることが多い。

 <対策・B>
何か悪質な手が加わった、と焦らずに以下のことを試します。
一度削除して、やり直す
(ただしこうなるとシードやネットワークを全部再入力する必要があります)
ブラウザを変えてみる
(braveやFirefoxよりGoogle Chromeの方が安定する、との報告があります)

❸ 「着金・表示されない」

 <原因・C>
ネットワークの設定が変更されていた。

 <対策・C>
正しい情報かどうか確認してネットワークの設定をし直します。

※昨年のこのような事例もありましたので参考までに

 <原因・D>
ただトランザクションが混雑していた。

 <対策・D>
時間帯を変えたり、ガス代を上げたりして再送金します。

❹ 「秘密鍵の流出」

 <原因・E>
“メタマスクサポート”を謳って“秘密鍵を送って”と言われて、その指示に従ってしまった。

 <対策・E>
“秘密鍵”は絶対に渡してはいけない情報ですので、こういうのはすべて詐欺というのが分かります。

 <原因・F>
トラブル解決しようと「偽の公式アカウント」にたどり着き、解決サポート方法を紹介された。(その後“秘密鍵を送付”と指示する)

 <対策・F>
こういう場合はアカウント名やURLの確認をします。

今回紹介する事例は以上です。このような事例に巻き込まれないために、日頃の対策、いざとなった時の行動をまとめると

 【メタマスク・日頃の対策】
 ①用途を分けて使うこと
  ※ステーキングなどには向かない
 ②アドレスはネット上に載せない
 ③公式を偽る、救済を装うサイトに気をつける

こんなところでしょうか。あとは上記の事例を参考に。そして万一トラブルが起きた場合の心構えとして

 【トラブルと思った時の行動】
❶安易なトラブル解決の情報をあてにしない
 ※絶対にシードフレーズは渡さない(失くさない)
❷冷静にスマホでなくパソコンでやり直す
❸一度ブラウザから削除して再設定してみる

ちなみに、もしフレーズを失くした場合は以下の記事を参照ください。
https://dappsmarket.net/guide/metamask-backup-theloss/

今回の内容は以上です。また何か事例等があれば、Twitterやこのブログでまとめて情報を発信したいと思います。くれぐれも大切な暗号資産は別の方法で守ってくださいね。そしてトラブル解決のために、焦って行動しないように、お互いに気をつけていきましょう!✨

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