Weekly XDCダイジェスト (2024年8月号 vol.114)

(👆2024年4月の「トレンド分析」特集動画です)

(👆2024年1月の「業界優位性」特集動画です)

(👆2023年10月の「ユーティリティ」特集動画です)

(👆レイヤー1「XDC」、それとタッグを組むオラクル「PLI」👇解説動画)

こんにちは。今回は定期コーナー。XDCネットワークの動向についてファンコミュニティの一員として、私が勝手に日本語で解説を加えながら定期発信するブログになります。

仮想通貨XDCについてまとめた内容、情報の共有程度に見ていただけたらと思います。ではさっそく参ります!(内容にご指摘あればコメント欄等で😊

Topic.❶……XinFinが、ブラジル連邦政府のテクノロジー企業Serproと戦略的提携を発表(2024.8.19)

 【補足】

👉Serproは、ブラジル連邦政府向けのシステムを58年に渡り提供している上場IT企業。

👉この提携により XDC Network はブラジル政府の公式データ検証をブロックチェーンプラットフォームに直接統合、ブラジル企業が関与する業務精度とセキュリティ向上に貢献するとのこと。

👉XDCラテンアメリカ代表のディエゴ氏は以下のように説明。

👉データ領域のみならず、デジタル資産とビジネスの拡大を目的、との記述も。

👉なお、ブラジルでは7月末にこのような動きがあり、実証実験中。

👉また、ブラジルは今年G20議長国、「デジタル貿易」というアジェンダ・・・との情報を共有いただきました。BRICSという地政学的枠組みを超えていけるものになればです。

Topic.❷……XDC Networkが、Plug and Playと企業向け RWA トークン化アクセラレーターを立ち上げ(2024.8.15)

 【補足】

👉Plug and Playとは、米国拠点の大手ベンチャーキャピタルであり、かつスタートアップ支援までを手掛けるアクセラレータでもあります。その活動拠点は世界に50か所以上。

👉この発表は7月時点で小出しにされていました。

(↑ 7月、Binance Research が XDC を RWAカテゴリーに記載しないことについて騒動?がありましたが、これをPlug and Playが擁護したポストです)

👉このPlug and Playアクセラレータ提携を、XDC財団はこのように追記しています。

👉「セキュリタイズ、ドイツテレコム、SBIグループとの統合により、RWAトークン化をリードする独自の立場にある」とも追記。これら企業とも関連が見られるかも。

👉XDC財団トップのビリー氏も、このRWAアクセラレータをこのように説明しています。

👉なお、英国Upholdという暗号資産取引所が Plug and Playとこのようなウェビナーを開催していました。Upholdとのつながりは健在のようです。

Topic.❸……Atul Khekade氏、Mohuya Chakraborty博士、コーネル大学にて XDC Network の技術ホワイトペーパーを提出(2024.8.5)

 【補足】

👉こちら表立っていない情報ですが、8月5日にXDCの分散性の高さを示す学術論文が、米国コーネル大学のサイトに掲載されていました。

👉これを提出したMohuya Chakraborty博士のプロフィールはLinkedinにて確認できます。同氏は2024年7月にXinFinに加入しています。

👉同論文では、XDCのノードの所在を明かし、直近のXDCのナカモト係数(=分散性の度合い)を「103」と示しています。

👉ブロックチェーンにとって、特定の条件に一極集中、というのは望ましくありません。地理的に分散していることは重要とのことですが、その内訳はこちら。

👉ドイツが意外にも多く、日本は少ない。

👉一方、どの主体が運営しているかについても記載がありました。

👉一般的なブロックチェーンでも1~3はよく聞く話ですが、4~6はあまり認識がありませんでした。オーストラリアではデータセンターを運営しています。

👉参考までに、他チェーンの「ナカモト係数」はというと・・・

👉なお、XDCを含めた「PoSネットワーク」におけるこの数値の意味とは、ネットワーク上の預けるトークンの 3 分の 1 以上が何人のノードオペレーターによって管理されているか。Ethereumの数値が「2」と低いのはLSD(リキッドステーキング)導入により資金がLido Financeに集中しているため、分散性を損ねている、とのこと。

👉以上のことから、XDCは分散性に長けている、とこの論文では裏付けられています。これは、XDCの安全性を担保するものとして企業に受け入れやすい材料の1つになる、と言えそうです。興味があれば「https://arxiv.org/pdf/2408.02318v1」をのぞいてみてください。

Topic.➍……Tenity アクセラレータ選出の8スタートアップを発表(2024.8.13)

 【補足】

👉このTenityプログラムでは、AI駆動型取引プラットフォームイスラム融資慣行準拠DeFi学歴・資格の検証医療データの強化高級資産や知的財産のトークン化、など今までの無かったユースケースを開拓しています。

👉中でも個人的に注目しているのが、EDUBUK。VC(学歴・キャリア証明)という分野で、インドというテック人材の宝庫で、すでに著名大学と提携。普及すればXDCを周知しつつ人材獲得できる・・・かも。

👉なお、最近XDCはアクセラレータプログラムを5つ同時進行させていますが、これらは世界最大ともいえる決済市場に照準を合わせるとのこと。(ここで質問するxxxxx氏は、様々な提案・質問をしながら次のようなAtul氏の回答を引き出しています)

👉Atul氏は、XDCの実用的な活用を計画しているとのことですが、「政府イニシアチブ」など気になるワードも飛び出しています。

👉やりとりはさらに深堀りされ、この先のXDCのビジョンが次のように概説されていたので翻訳します。

👉Tenityプログラムに話を戻すと、XDCのオラクルプロジェクト「Plugin」について共有する場面もありました。

👉追記:Tenityアクセラレータのプロジェクト1つを紹介

Topic.❺……YouTube動画「アクセラレータbrincによる XDC 創業者 Ritesh 氏へのインタビュー」(2024.8.20)

 【補足】

👉Tenityとは別のアクセラレータ「brinc」がXDC共同創業者 Ritesh 氏のインタビューを掲載。

👉このインタビューでは brinc との提携意義に触れながら、7月末のドイツテレコム提携について以下のように言及しています。

👉ドイツテレコムについて 「分散型物理インフラ(DePIN)をセットアップ予定」とのことが言及されており、ノード運営にとどまらないWeb3ユースケースが構築されると見られます。

👉現在のドイツテレコムの事業は「モバイル通信、固定電話、インターネット・ブロードバンドサービス、5Gサービス、米国でのT-Mobile事業、IoT、セキュリティ事業」、これらがどう分散型プロジェクトとして展開されるか、という予想があります。

👉また、XDPoS2.0アップグレードについて、以下のメリットを共有していました。

❶セキュリティのさらなる向上 ❷ステーキングの可能性上昇 ❸より大きなオーディエンスのサポート ❹すべてのトランザクション手数料をマスターノードに分配

👉最後に、〇✖での質問回答5つ

・製品の市場適合性を達成する前にマーケティングに多大な投資を行う⇒✖
・短期的な市場動向に基づきビジネスモデルを打ち出す⇒✖
・すべての戦略的決定について創設チームだけに依存する⇒✖
・ローンチを加速させるためにセキュリティ監査を省略する⇒✖
・最終製品化前に大きなコミュニティを構築すべき⇒〇

👉それぞれ設問の意図があるかと思いますが、コミュニティ内で沸き起こる疑問、特にマーケティングに関するXDCの戦略上の理解を求めているように見えました。

Topic.❻……YouTube動画「貿易金融の革命: XDC と Credore のブロックチェーンの影響」(2024.8.20)

 【補足】

👉この動画は非常にインパクトがありました。Sunil氏はデジタル貿易分野でのXDC Trade Network のビジョンを語っています。

👉Credoreとは、インドを拠点にした電子船荷証券 (eBL) の発行・貿易金融支援企業です。

👉動画についてまとめると、ここ5~10年の展望について3つのポイントを語っています。

👉1点目 「現在、電子文書の送受信に同意している国が約10か国あり、今後 2、3 年で20か国になる可能性があります。たとえば 、UAE とインドで1か月あたり約 1 億ドルの取引を行っていますが、我々はその一部をデジタル化するのに最適な立場にあります。なぜなら、私たちは両国の貿易商取引業界と非常に緊密に連携しており、特定の商品を 100% デジタル化できるプログラムに取り組んでいるからです。

そして、7 か国、英国、ヨーロッパを見てみると、彼らは数十億ドルの貿易を行っています。その回廊がヒットし始めたら、私たちが資金を提供します。私たちのところに来る可能性がある数字に注目してください。要するに、より多くの国が参加する回廊の受け入れる、これが 1 つの見方です。」

👉2点目 「大手海運会社やばら積みの貨物船、貨物運送業者は、すべて2030年までに 100% デジタル化することを約束しています。2030 年はまだ遠いですが、2025 年までの約束はいくらか?25%です。したがって、運送業者や物流業者による採用が増えるにつれて、資金調達のためにより多くのトラフィックが私たちのところにやって来ます。」

👉3点目 「そして最後に、先ほど引用した数字は、資金調達ができなかったために取引が完了しない 2.5 兆ドル相当の貿易。そこから 1 兆ドルでも、そのような数字を私たちのプラットフォームで扱うことができれば、自分で計算することができます。

どのような数字が私たちにやって来るかについて、私は非常に楽観的です。今後 2、3 年で実現します。5 年は考えないでください。私たちにとって 5 年は長すぎます。2025年以降は、指数関数的な成長が見込まれることお伝えします。

👉このインタビューでは、さらにXDCと Credore の関係の重要性を語っています。以下スレッドでまとめましたので、よかったらご確認ください。

👉Credoreについて確認したい、という方もいると思います。こちらもご参照ください。

👉なお、デジタル貿易における課題の1つである相互運用性に向けて、Credoreが「eBL標準」に準拠しました。(2024.8.29)

Topic.❼……オーストラリアデジタル経済評議会 (DECA) に XDC Network が創設パートナーとして参加(2024.8.22)

 【補足】

👉DECAは、同国の大手業界団体Blockchain Australiaが前身で、今年6月にオーストラリアの世界デジタル経済における地位を高め規制に関する協議を行う役目を担う団体

👉ただの提携ではなく「イニシアチブ全体における代表性」があることに言及しています。

👉XDC Australia のSean氏のコメント

【翻訳】オーストラリアでのエコシステム開発を取材して以来、ブロックチェーン オーストラリア/オーストラリア デジタル エコノミー カウンシルには非常に感銘を受けています。オーストラリアに対する彼らの幅広いビジョンと、すべての開発プラットフォームとユーティリティへの包括性は新鮮で、政府や企業/法人部門との関わりも同様です。この移行を進める上で、XDC が「創設」の基盤パートナーに招待されたことを誇りに思います。日が経つにつれて、XinFin公式からの発表を期待してください。

👉トピック❶で紹介したブラジルのように、政府とのつながり、産業全体とのつながりが今回の業界団体とのパイプを通して見えてくるかに注目。

👉なお、オーストラリアの4大銀行の1つANZが主催する、以下のイベントにSean氏も登壇。

Topic.❽……プライベートクレジット市場が2024年内に登場予定(2024.8.27)

 【補足】

👉今年11月に予定されている「第2回貿易金融投資家デー」の予告動画で、XDC財団ビリー氏がスピーチしています。

👉ビリー氏「Tradeteqとの関係に注力し、今年プライベートクレジットの立ち上げ準備をしている。Securitizeとの提携により XDC上で証券トークンの発行が可能となり、これら特定の分野で活動する」投資家に持ち込むことに真剣に向き合えた。」

👉プライベート(クレジット)市場とは何か。過去動画(youtu.be/U47UFiuT95M)でも解説しました。こちらをSecuritizeと一緒にデジタル証券として展開するようです。

👉なお、繰り返しになりますが、XDCはSecuritizeの少ない対応ブロックチェーンの1つです。これが動き出すと見られます。

👉なお、今年の「第2回貿易金融投資家デー」で、個人的に注目しているキーワードがあります。

👉この資産担保証券化(ABS)とは、特定の資産を裏付けとして発行される証券のこと。例えばローン、債権、クレカの残高などをもとに、貿易企業や金融機関が資金調達を行います。その運用資金を提供する投資家に利回りが支払われるというものです。

👉それをブロックチェーンを介して行おうとしているのがTradeteqです。

👉以下BIS調査の記事では、ブロックチェーンによるABSのメリットとTradeteqの名前が言及されいます。

👉貿易金融投資家デーで投資家に訴求したいものはこのABSの仕組みであり、Securitizeで発行される証券トークンをこの投資家に提供する、ということが目前に迫っているようです。

Topic.❾……日本最大のWeb3カンファレンスWebX(2024.8.28-29)

 【補足】

👉日本で開催されたWeb3カンファレンス「WebX」で協賛し、ブースを開いたSBIXDCの露出について簡単に触れます。

👉SBIVCが主催したサイドイベントが大盛況だったことを、以下のようにCEO近藤氏が伝えています。そして、SBIXDCの吉田氏がこのイベントにスピーカー登壇しています。

👉また、今回のWebXではSBIグループ会長・北尾氏が登壇すると話題になっていたところで、SBIXDCについても触れられました。

👉Citiグループに属し XVCTech でも活動する Ronit 氏は、WebXのセッションでスピーカー登壇のために来日しており、以下のようにブースを訪れていたようです。

🐿2024年8月上場関連🐿

 【 ❶ Bitstamp(グローバル)】

 【 ❷ Unicoin(インド)】

 【 ❸ Foxbit(ブラジル)】

 【 ➍ Koinpark(インド)】

 【 ❺ Giottus(インド)】

【蛇足ですが、❶Bitstampに関して】

🎊おまけ🎊……TradeTrust におけるチェーン別コスト比較

(Google 画像翻訳)

 【補足】

👉XDCのコストが低い、というありきたりな結論ではありますが、それが貿易文書のやりとりにおいてどのようにコスト計算されるかが確認できます。

👉ただ1つのトランザクションで終わらず、様々な通信により積みあがるようです。そう考えるとコストパフォーマンスの面からメリットは際立っていきます。

👉たしかTradeTrustには Hedera もネットワーク参加していたので、ライバルは Hedera でしょうか。

🎊おまけ🎊……XDC.domainを所持すれば、メアドだけでXDCウォレットを簡単に作成できる

 【補足】

👉XDC.domainを持つメリットがさらに広がっています。このドメインを持つ人は、そのドメインに関連したウォレットをGoogleアカウントだけで作成できる、というもの。

👉実演してみたのですが、とても簡単でした。ご参考までに

備考……XDC2.0、XDCDAO関連の話題は次号にまとめます

今回の内容は以上です。バックナンバーもぜひご覧ください!

【月刊】気になるXDC関連ニュース (2024年7月号 vol.113)

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