【月刊】気になるXDC関連ニュース (2024年7月号 vol.113)

(👆2024年4月の「トレンド分析」特集動画です)

(👆2024年1月の「業界優位性」特集動画です)

(👆2023年10月の「ユーティリティ」特集動画です)

(👆レイヤー1「XDC」、それとタッグを組むオラクル「PLI」👇解説動画)

こんにちは。今回は定期コーナー。XDCネットワークの動向についてファンコミュニティの一員として、私が勝手に日本語で解説を加えながら定期発信するブログになります。

2024年7月から月刊となりました。仮想通貨XDCについてまとめた内容、情報の共有程度に見ていただけたらと思います。ではさっそく参ります!(内容にご指摘あればコメント欄等で😊)

Topic.❶……Atul氏「5000万XDC保有企業にデジタル貿易のパイロットテストを無制限に提供する」と発表(2024.7.2)

 【補足】

👉Atul氏がXDCの価格下落局面で以下のことを発表しました。

👉内容はデジタル貿易金融を進めたい企業に向けたキャンペーンの発表。

👉もし仮に参加企業が増えた場合、総発行枚数約376億のXDCの流通量が減少するためデフレ圧力となると見込まれます。

👉ただし、この施策によりすぐに価格が変化するかはわかりません。なぜなら、どこで企業がXDCを購入するかがわからないからです。(たとえば、取引所の市場価格ではなく、OTC取引という特別割引価格で購入されている場合、価格上昇はしにくくなります)

👉今回Atul氏は企業に向けたメリットを以下の記事でこのように説明しています。

👉しかし、それと同時に、今回のこの発表はコミュニティへの”配慮”が多分に含まれています。価格への言及はそれを指し示します。

👉この記事では、現在の個人投資家向けの暗号プロジェクトが主となる中で、それを「機関投資家向け」にアップグレードしようとしている、そのことを現在のXDCコミュニティに理解を求めています。

👉運営側には個人投資家コミュニティと機関投資家コミュニティ、両方へのアプローチが求められている現在、「生みの苦しみ」があるともとらえられます。一方で、価格が下降を続けると既存の投資家にとっては不安・不信感が募りがちです。ここには対話と開示が必要であり、運営側にはアクションが必要です。

👉だからこそ、コミュニティからも建設的な意見を挙げることは大切です。そのようなアクションを起こしている方をリスペクトします。

Topic.❷……XDPoS 2.0アップデートは2024年8月頃【※】を予定(2024.7.4)

 【補足】

👉創業チームのRitesh氏から、トピック❶の直後のタイミングで上記の予告が行われました。

👉XDC2.0の発表は何が重要なのか。セキュリティや性能の向上、ガス代の最適化があるのはもちろんのことですが、中でもどんな企業でも独自ネットワークが構築可能になる「サブネット」が大きいと見られます。

👉また、Ritesh氏は「4.サブネットとCordaブリッジ」を挙げ、これについて「より多くの機関による採用を実現するように設定されています」と述べています。

👉CordaとはXDCが提携するプライベートブロックチェーンです。そして、サブネットは以下で、「プライベートブロックチェーンネットワーク」と説明しています。

👉つまり、Cordaそのものが巨大なサブネットとして機能する、あるいは、Cordaを活用する金融機関がサブネットを通してXDCNetworkと接続ができる、と言えるのかもしれません。

👉しかし、XDC2.0はすでに9月にリスケされています。(これについては正直あまり先延ばしにしないでほしいですね)

Topic.❸……SecuritizeとXDCの新たな接点、そしてJ.P.Morganとも!?・・・(2024.7.11)

 【補足】

👉意外にも Securitize と XDC 上のレイヤー2プロジェクト Crescite が結びつくようです。

👉Securitizeといえばセキュリティトークンの発行・流通プラットフォームで、ブラックロックとも提携し、XDCもその関与を認められています。

👉そのSecuritizeを介して、「Hekima」というプロジェクトへの投資機会が提供されようとしています。

👉Hekimaとは何か。

👉こういった新興ジャンルの投資分野を「オルタナティブ投資」と呼び、これらを金融商品化してSecuritizeで取り扱う、ということのようです。

👉ここにも「サブネット」が関係しているとのこと。

👉こちらのソースはEddie Curren氏のLinkedInにもあります。ご確認ください。

Eddie Cullen on LinkedIn: Investment Platform

We are getting close to the full launch of the Hekima Investment opportunity on Securitize. If you haven't yet, log into our Investor Portal to sign-up…

👉そして、次のようなことがこのEddie Curren氏から発表されています。

👉エディ・カレン氏「J.P. Morgan をパートナーとして、Securitize のトークン化開始に伴う Hekima University プロジェクトにソフトウェアを活用できることを嬉しく思います」🔥

Topic.❹……GenFinity「XDC財団ビリー氏のインタビュー動画」(2024.7.12)

 【補足】

👉以下 XDC 財団トップ・Billy氏のインタビュー内容で『XDC2.0』関連話題を7項目に分けてAI翻訳を活用してまとめました。個人的な注目ポイントを太字で表記しています。ご参照ください。

【❶ XDC2.0について】

・XDC2.0では、セキュリティ機能やクロスチェーンスワップ等さまざまな追加が行われる。

どの機関でも参入ができ、公開/非公開情報を選択してネットワーク上で活動できる環境が備わる。(これが機関にとって最も重要な要素だと

初期参入機関は銀行ではないが、私たちはノンバンクのオリジネーターやFX業者などで本当に破壊的な取り組みを目指す人と一緒に進めている。

・重要なのはネットワークの信頼性、技術サポートだ。ブロックチェーンの性能は競争により最終的にはコモディティになる。技術だけでなく、そこに誰がいるかが重要だ。

XDC2.0は、巨大な海を航海しているような伝統的な銀行や産業界が、納得のいく方法で舵取りをする手助けをしていく

【❷ サブネットの機能について】

・サブネットによって、機関投資家はプライベートサイドで制御したいものを制御しながら、パブリックサイドで共有したいものを共有する能力が提供される。

・「XDC Zero」と「XDC Swap」という2つの側面を持っている。

・「XDC Zero」は、パブリックチェーンとサブネット、あるチェーンから別のチェーンへ"情報"を接続する。

・「XDC Swap」では、誰でも自分のシステム内で好きなトークンを作り、XDCネットワークとシームレスに行き来できる。(あるチェーン上のDEXから、別のチェーン上のDeFi環境と取引可能に)

・サブネットで、すべてのチェーン間で価値の創造と移動がシームレスに行われるエコシステムが実現する。

・金融機関にとって画期的なことであり、すでに世界中の有名企業がサブネットの立ち上げを約束している。

・企業は懸念を払拭し、より自信を持ってブロックチェーン技術に移行できる。

【❸ XDC2.0とセキュリティ】

・オリジナルのホワイトペーパーで、コンセンサス・メカニズムにビザンチン障害技術を導入し、チェーン上でのあらゆる悪質な行為が、スラッシング・メカニズムとセキュリティの強化によって軽減されるような司法を作り出すことについて多くのことを説明してきた。

・このメカニズムにより、機関投資家との信頼関係が構築され、機関投資家の資産や資金が確実に保護される。私たちは2.0を何カ月もテストネット上で稼動させてきが、この稼動も間近に迫っている。

【➍ 昨今のAI・ミームコインについて】

・規制の進展は、企業がブロックチェーン技術に投資する自信を与えてくれる。表向きの採用はAI、ミーム、ゲームが中心に見えるかもしれないが、舞台裏ではかなりの進展が起きているが、その成長を注意深く見守ることは極めて重要だ。

AIやミームの拡散は社会的実験を反映している。こうした一般向けの要素は時に些細にも見えるが、コミュニティの強さと革新性を示している。本当のチャンスは、これらの分野で有意義なアプリを開発し、規制や倫理的な配慮を維持しながら、テクノロジーが人類に利益をもたらすようにすることにある。

・ミームがこの市場で起きていることの多くを牽引してきたという事実はさておき、ミームは誰もが欲しがる基本的なことに即座に関心を集める。多くの人々が長期的な安全性を求め、それを達成する手段として暗号を利用している。私が普段コメントするようなことではないが、その立場は非常に明白だ。

【❺ アクセラレータについて】

・私は、私たちがネットワークとしてどのような存在であるかについて非常に強気だ。 私たちは、市場に何をもたらすかに集中してきました。アクセラレータプログラムでは、ネットワーク上の資産をトークン化するという核心に忠実でありながら、拡大を続けている。

・このトークン化は加速度的に進んでいる。XDCネットワーク上にユニークなRWAアクセラレーターを創設することを目指している。これは単なる計画ではなく、実際に起こっていることだ。 これらを通じて、質の高いプロジェクトを構築し、選び、私たちにとってエキサイティングな機会を提供していく。

【❻ MLETRについて】

・MLETRは世界共通のシステムを構築するための取り組みであり、いくつかの管轄区域から始まり、徐々に拡大している。

・しかし、海運業界はバラバラであるため、グローバルスタンダードの達成には時間がかかる。資金調達の面ではすでに取り組んでおり、非常にエキサイティングだ。この点に重点を置くことで、私たちはありのままの姿を貫いている。

【❼ 現在の進捗状況】

・業界の喧噪にもかかわらず、私たちは自らコントロールできることに集中し建設と開発を続けている。プロジェクト横断的な協力関係において成長と発展が急速に広がっている。私たちは開発の加速に不可欠なネットワークへのアクセス、文書化、全体的なインフラを改善している。

・内部的には、ネットワーク全体で物事を実現させようという強いコミットメントがある。現在見られる成長と発展は、私たちが行ってきた基礎的な作業の結果だ。今は非常にエキサイティングな時期であり、さらなる成長のために何ができるかに集中している。

(以上、文責Masuo)

Topic.❺……BlockPeer 、XDC Trade Network
とのパートナーシップを発表(2024.7.18)

 【補足】

👉BlockPeerで生成されたトークン化/デジタル取引文書は、XDC Trade Networkを通じて直接融資できるとのこと。

👉Blockpeerは、以下のように多くの主要チェーンや取引所とも提携関係を持つ、機関投資家向けの統合デジタル資産運用・会計サービスです。

👉なお、Blockpeerの創業者は、ConsensysのEthereum開発者です。

👉先日、BlockPeer は ISO27001 およびSOC 2 Type 2の認証を取得。

ISO27001とは、情報セキュリティを管理するための国際規格のこと。

SOC 2とは、米国公認会計士協会が開発したサイバーセキュリティ・コンプライアンス・フレームワークのこと。

👉今回の提携の結論として、これまでXDC Trade Networkは MLETR準拠国の中でシンガポール、インド、欧州などに窓口を作ってきましたが、今回は米国に拠点を持つことになった。こう言えそうです。

👉ちなみに米国も立派なMLETR準拠国です。MLETR準拠国を中心にXDC Trade Networkの拠点ができている点は、重要な進捗かと。

Topic.❻……通信大手ドイツテレコムとXDC Network提携発表(2024.7.25)

 【補足】

👉今回の提携の主旨を、XDC日本代表の吉田さんは以下のように説明しています。

👉なお、同社のノード運用面での提携は、何もXDCに限ったものではありません。

👉それ以上に、今後の展望の方が重要そうです。

👉「金融」「アプリケーション」となると、やはりサブネットが脳裏をよぎります。また、通信会社という点ではやはりモバイルとの統合に期待したいところ。

👉以下ぽんぽこさんが言及されているように、業界屈指の通信網を持つ点、に期待します。(なぜなら、アプリケーションのインターフェースを握ることになるから、Solanaモバイル・AptosのJamboPhoneの先駆的事例に追いつけるチャンスでもあるから)

Topic.❼……XDC Networkが「CodeRun.ai」を記事で説明、そこに最大手VCとの提携発表が(2024.7.26)

 【補足】

👉この記事では「CodeRun.ai」というツールを改めて紹介する内容と思っていました。というのも以前に「CodeRun.ai」について創業チームは発表済だったからです。

👉このツールはOpenAIを活用したもので、ブロックチェーン開発者の作業を効率化することに寄与します。

👉しかし、記事を読み進めると、中身はもっと野心的な内容でした。

👉というのも「Plug and Play」との提携をサラリと発表していたからです。

👉Plug and Playの規模については、Ryoさんがまとめている通りです。

👉この提携発表によって、XDCはこれだけ多くのアクセラレータをもとにブロックチェーンスタートアップを支援することになります。(もうはじまっています)

👉そして、以下のことも計画しているようです。

👉T-Hubとは?

👉実は、すでにXDCのチームメンバーSonny氏が根回しをしています。

👉インドのハイデラバードにある、世界最大のイノベーションキャンパス、つまりテック人材の宝庫、といえそうです。

👉まとめると、この記事は、CodeRun.ai という誰でも開発可能なツールと、アクセラレータが組み合わさりながら、10000人規模の開発者を呼び込み最大限のパフォーマンスを引き出そうとしている、と言えそう。

👉この仕組みはすでにはじまり、最初のアクセラレータ「Foundarship」では以下のプロジェクトがXDC上で構築されています。

👉Plug and Playとのプロジェクトは2025年に開始するとのことですが、CodeRun.aiを活用した開発はさらにこの秋に加速すると見込まれます。

Topic.➑……ブラジル大手取引所Mercado Bitcoin、 XDCNetwork と TradeFinex を通じたRWAトークンのパイロットプロジェクトを開始(2024.7.30)

 【補足】

👉Mercado Bitcoinとは?

👉今回の実証実験では、物流会社Ascensusの証券によって裏付けられるとのこと。これは、ブラジル企業が初めて国際市場で資金調達を行うことが可能になるとの意義を説明しています。

👉なお、TradeFinexでは「9.2%」という高利率にて提供され、すでにプールは埋まっています。

👉XDCネットワークにはブラジルにもチームがありますが、パイロットテストが完了しここがラテンアメリカの貿易金融の拠点になっていけば心強いです。

Topic.❾……日本のWebX含む主要イベントに XDC ネットワークが参加(2024.7.3)

 【補足】

👉日本最大規模のブロックチェーン・Web3カンファレンス『Web X』のスポンサーに、SBIXDC (SBIグループとXDCの合弁会社)が確認できます。

👉そして、意外にもXDC上に構築されている分散型データストレージプロジェクト「StorX」も協賛しています。

👉今回WebXに協賛するレイヤー1ブロックチェーンに「Tron、Sui、Neo、Avalanche、Solana」がありましたが、ここにXDC Networkとしても協賛してほしいところ、ですが、今後に期待。

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🎊おまけ🎊……XDC創業チームも参加するXコミュニティが発足しています

今回の内容は以上です。バックナンバーもぜひご覧ください!

Weekly XDCダイジェスト vol.112 (2024.6.16-6.29)

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