Weekly XDCダイジェスト vol.74 (2023.8.6-12)
(👆レイヤー1「XDC」、それとタッグを組むオラクル「PLI」👇解説動画)
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。
ではさっそく参りましょう!(ぜひ、内容にご指摘あればコメント欄等で😊)
Topic.❶……9月20~22日にニューヨークで開催予定の『メインネット2023』イベント・ゴールドスポンサーに就任
【要点解説】
こちらのイベントは以下の規模で展開されるクリプトカンファレンス。
(引用)https://events.messari.io/mainnet2023/home
今年4月下旬に開催されたConsensus2023が15,000人という規模だったことを考えるとかなり規模は小さいように見えるが、今回の参加対象がブロックチェーンリーダー、投資家、運営者などであることを考えると、規模の問題ではなさそう。
しかも登壇者は一流メンバーがそろっていて、Stellarのデネル・ディクソン氏、Rippleのブラッド・ガーリングハウス氏も登壇とのことで、当日はXRP・XLM・XDCが共演することもあるかも…。
Topic.❷……クリス・サウスワース氏が英国で開催される「第1回貿易金融投資家デー」への出席に先立ち、電子貿易文書法とそれが業界にとって何を意味するかを TFDイニシアティブ で語る
【要点解説】
英国ICC(国際商工会議所)事務局長であるクリス・サウスワース氏が、今年10月に※TFDイニシアティブが主催する「第1回貿易金融投資家デー」に先立ちインタビューに答える様子をYouTubeで公開した。
内容としては、7月下旬に成立した英国の電子貿易文書法が与える影響を語ったもので、今後この影響の大きさを投資家側に周知することになると見られる。
クリス・サウスワース氏はこの法律改正を「貿易にとって完全にメモリアルな出来事」と冒頭で切り出したこの動画をXDC財団が切り取りTwitterで紹介しているので、以下にその文を翻訳して載せます。👇
<用語解説>
※TFDイニシアティブ……貿易のペーパーレス化を目指す業界団体
※第1回貿易金融投資家デー……TFDイニシアティブが主催する貿易での投資機会周知のためのイベント(vol.73で解説済)
【翻訳】
この法律は9月20日に施行される予定で、その日以降は英国法を使用する誰もが貿易取引上で紙を取り除き、システムに効率化を導入するプロセスを開始できるようになります。そして、私たちの観点では、英国における私たちの焦点は、法改正の提唱から実施へと変わり、これは英国の国境、貿易経路、官民の貿易システムに影響を及ぼします。特に企業にとっては大きなことであり、私たちが計画的に取り組んできたことは見返りが大きいものになります。英国が世界レベルでリードしこの大きな痛みを取り除く絶好の機会に、すべての人たちと協力しながらやっていかなければなりません。
中小企業の35%が官僚主義的な紙による貿易システムに不満を抱いており、これは世界的にもかなり一貫しています。一方で、市場にはこの苦痛を取り除きたいという意欲があることも分かっています。そして英国でも世界中の他の国々と同様に、国境間でデジタル革命を必要としていることを認知しています。しかし、次の段階にはまだ時間がかかりそうで、ICCは2026年までに世界貿易の60~80%をデジタル化することを目標に掲げています。これは実にエキサイティングで野心的なことです。そして、私たち全員がそのことに心を砕き、その利益を生かすために必要な方法で協力し合う限り、英国からそれを実現できない理由は見当たりません。
(※一部文脈整えた部分あり。)
Topic.❸……テキサス州オースティンでの onXDC イベントに先立ち、XDC ネットワーク コミュニティが Twitter スペースを開催
【要点解説】
8月25~26日に米国テキサス州の州都オースティンで開催される初のXDCカンファレンスが2週間前に差し掛かり、Twitter上で今回のイベントについて説明するスペースが開催された。
主な内容は、今回のイベントを開催する意義や見どころ、今後目指すところについて。
内容を抜粋して以下の3つのトピックをお伝えします。👇
【オースティンという場所は…】
これまでも世界最大のクリプトイベント「Consensus」やハッカソンなどが定期開催され暗号領域で行われる様々なイベントの大本命のような場所。
【Quincy氏が楽しみにしていること】
XDCコミュニティとの交流だ。これまでXRPのイベントに行ったことがあり、様々な人が様々なアイデアを持ち、それを説明したり共有したりしていたい。この機会が欲しかった。ネットのアバターとしてではなく、実際に会うとなれば様々なことについて全面的に語り合うことができる。
【開催の目標】
最大の目標は、ネットワークを拡大すること。「onXDC(主催者)」にはXDCのあらゆることを知るためのハブへと発展させるビジョンがある。XDCに関わる構築をする人が毎年参加できるイベントを開催したいと思っていた。さらに現在ブロックチェーンネットワークは、クロスチェーン、マルチチェーンへと発展している。私たちはクロスチェーンや他のエコシステムと協力し、パートナーシップを築き、共に成長していく必要がある。第一の目標は常に成長することであり、私たち全員が協力しなければならない。そうイベントを位置づけている。
Topic.❹……2023年8月10日(木)にzoomウェビナー「XDCが織り成す今後の展望【第2弾】~XDC Network吉田匡 × SBI VCトレード近藤智彦~」を開催
【要点解説】
ウェビナーのアーカイブが上記からたどれるが、今回注目と判断したトピックを3つ挙げてみる。
① XDCの最大供給量は?
Twitter上で「XDCの最大供給量はない?いくらでも通貨を刷れる?」という話題が飛び交っていたことに対して、吉田氏は明確に説明した。「マスターノード報酬分1.5億枚程度が毎年増えているが急な発行量増加にはならない。これを『無限発行できる』と表現すると捉えるかどうかは(捉え方による)」
②XDC2.0ローンチはいつ?
吉田氏は「数カ月以内、半年もかからずに、非常に近いうちにテストネットに移行する」と表現した。(ただしシステムについては不確定な部分もあるので明言はできないとのこと)
③SBI VC での一般入庫について
Topic.❺……ElitWeb3 と PlugIn がパートナーシップを発表
【要点解説】
ElitWeb3とは、XDCのユースケース開発を行うXDCの別動隊のような組織であり、今回PlugInとの正式なパートナーシップを発表した。(かつてから両者の打合せ風景は確認できた👇)
両者の共通目標は「Web3開発の最先端のアカデミーで開発者・愛好家を育成すること」であり、そのために「PlugInが分散型アプリソリューションでのソリューション提供」「資産のトークン化の推進」このような提携意義を挙げている。
この連携から、インドでのPlugInアカデミーや不動産のトークン化など、明確なビジョンが垣間見られる。(これまでElitWeb3の活動を知った限りでの個人的見解)
※ElitWeb3について詳細をチェックしたい場合、よろしければ以下ご参照ください👇
Topic.❻……プラグイン 2.0 がメインネットデビューを予告
【要点解説】
XDC上に構築される分散型オラクルプロジェクト「PlugIn」がまもなくリリース予定のバージョンアップ『PlugIn2.0』についてモデレーターにより実施された予備テストを公開した。
公式によると、「このバージョンには、エキサイティングな機能と堅牢なアーキテクチャが満載されており、誰もが確実に利用できるようになる」と告知されている。
PlugIn2.0はXDCチェーンに限らないユースケースをもたらすことが期待されるものであり、今後第三四半期にDApps(分散型アプリ)に実装が始まる前の最終準備段階として着々と進められていることがうかがえる。
※日本人モデレータの11ppmさんの予告ツイート👇
Topic.❼……XDC.au(オーストラリア支部)がローンチ!
(引用)https://xdc.au/
【要点解説】
XDCはこれまで米国やシンガポール、UAEなどにグローバルな活動拠点を持っていたが、今回は国単位での活動拠点が正式に立ち上がったことが真新しい。
オーストラリアの支部はSean White氏(XDCオーストラリア代表)がリーダーとなり、さらに先日8月9日には「Blockchain Australia」という同国の業界団体に加盟し基盤を構築するなど活発な活動を繰り広げている。
XDCオーストラリアのHPも他の説明にはない公式情報があり、地域ごとにアピールするユースケースにも特徴が見られているので、今後の日本でも支部が立ち上がるのが楽しみです。(吉田さんへ😊なんて)
※なお、時を同じくしてXDC上でグローバル銀行を目指すGlobianceがオーストラリアドルのステーブルコイン$AUDG を扱い始めた👇
Topic.❽……「GlobiancePay」がSTO(セキュリティトークンオファリング)の第3ラウンドを開催し、 $GBpay 15%割引がまもなく終了
【要点解説】
XDCネットワーク上でグローバルバンキングソリューションの提供を目指す「GlobiancePay」が、7月から続いているSTO( $GBPay 証券トークン発行による資金調達)の第3回目を開催中。
本ラウンドは日本時間8月23日深夜1時に締め切り予定で、この期限までなら1GBpay=1USDのところ、15%割引価格(1GBpay=0.85USD=0.76EUR)で購入可能で、早期購入者に報いるカタチで展開している。
$GBPay のような証券トークンは仮想通貨とは異なり社債をトークン化したものであり、GlobiancePayの事業収益から報酬を得られるという株式のようなメリットも得られる特徴があるもの。
※購入先について、Globiance口座を持っている人なら「Globiance」サイト内の『Launchpad S』サイトにて最低100ドル分から購入が可能です。
🎊おまけ🎊……XDC上の主要プロジェクト「Prime Numbers」とは?(啓蒙コンテンツ)
【要点解説】
最近XDCトークンが急上昇している中で、目立って伸びを見せているトークンの1つに $PRNT があるが、このツイートでそれが何かを説明している。
この $PRNT トークンはXDC上で暗号資産やNFTを預け入れることで資金の借り入れ可能、あるいは資金を貸し付け可能な、いわゆるDeFiレンディングプラットフォームが発行するトークン。
この $PRNT を担保にすると貸出手数料が割引されたり、PrimeNumbersのNFTを保有してステーキングするとプラットフォームの利益の40%が還元されるなどのメリットがあり、Ethereum上の有名プラットフォーム「Aave」に近い位置づけかもしれない。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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