【3分おさらい 】先週のクリプト動向 6.11-17
こんにちは、マスオです。
定期連載シリーズになったこちらのブログ記事。ここ1週間の世界の仮想通貨、Web3関連のニュースを、拾い読みで"きっと"3分で振り返ることができます。お時間が無い方にぜひご活用いただきたいと思っています。
毎度テーマを6つに分けて、トピックごとに見られるように整理してあります。キーワードを拾いながら効率的にインプットしていただければと思います。では早速始めましょう!
❶イノベーション・新サービス関連
▶︎ Block(ジャックドーシー運営企業)
セルフカストディ型ビットコインウォレット「Bitkey(ビットキー)」β版公開、コインベースとも提携
▶︎ ブラックロック(世界最大の資産運用会社)
現物ビットコインETFを申請
<証券トークン関連>
▶︎ 「BOCI」(中国銀行の投資部門)
UBSと連携イーサリアム・ブロックチェーン上で2800万ドルのデジタル仕組み債を発行
❷世界各国の規制や動向
▶︎ 米国
👉SECとバイナンス
バイナンスがSECの資産凍結命令に反論
→裁判所が話し合い促す
→SECが回避に向けた協議に合意
→凍結命令を取消(ただし訴訟は継続)
👉SECとコインベース
SECがコインベースの規制明確化要請を拒否
→SECは回答に4ヶ月の猶予求める、に変更
👉その他SEC関連
・SEC幹部が規制強硬路線について「暗号企業にはコンプラ軽視の傾向があり戦略を変更する必要があった」と説明
・ゴールドマン・サックスのSVB破綻関与をFRBとSECが調査
・リップル裁判、ヒンマン文書開示へ(SECの「ETHは証券ではない」発言が揺らぐかが焦点に)
👉米国その他
・テキサス州当局、投資家保護のため投資アプリ「Abra」を提訴
・CFTCがOoki DAOに勝訴、事業停止と罰金(DAOに法的責任を課す初の判例)
・米民主党議員ら、暗号取引の租税回避防ぐ規則の発令求める
▶︎ 香港
香港金融管理局が大手銀行に仮想通貨企業にサービス提供するよう要請
(「コインベース含む全ての暗号業者を歓迎」との意向)
▶︎ ブラジル
中央銀行と証券監督機関の権限を明確化 ブラジル大統領が政令に署名
<CBDC関連>
▶︎ 米国
デジタルドルの設計で匿名性やプライバシーを考慮すべき、と米財務省高官が発言
▶︎ 英国
BISとオフライン決済を含む30以上のCBDCユースケースのテスト「プロジェクト・ロザリンド」終了でCBDC発行に向け一歩前進
▶︎ IMF(国際通貨基金)
CBDC間の決済の相互運用性を確保する世界的なインフラ構想を計画中、「すでに10の中央銀行がゴールラインを越えている」
▶︎ イタリア
国内銀行18行がサンドボックスでCBDCのホールセールを試験運用
▶︎ EU
6月28日にリリースする予定だった中銀を対象としたCBDC立法計画を延期
▶︎ コロンビア
中銀、高額送金の実証実験にリップル社のプラットフォームを採用
❸銘柄関連
▶︎ $MATIC
ポリゴンラボ、ゼロ知識証明活用の新ロードマップ「Polygon2.0」発表
▶︎ $ASTAR
Astar Network上のNFT運用支援「サンカ」がweb3マーケティングソリューション提供
▶︎ $XRP
・カナダ最大のトロント大学がリップルと提携でXRPバリデーターに
<ステーブルコイン関連>
▶︎ $USDT
・イーサリアムで新たに10億ドルのUSDTを発行
→テザーCTO「チェーンスワップ用で懸念は無い」
・DeFiのCurve内でクジラがUSDTをUSDCに大量スワップ
→USDT一時デペッグ発生
・「2年前テザー社裏付け資産は中国債券に依存していた」NY司法長官が文書で説明し脆弱性を警告
▶︎(分析企業Kaikoのデータより)
集中型取引所で最も流動性(使用頻度)の高いステーブルコインは $USDC であり、 $USDT を上回っている。
※先日の $USDT デペッグ発生を受けて
https://www.criptofacil.com/usdc-supera-usdt-como-a-stablecoin-mais-liquida-em-exchanges-centralizadas/
▶︎ バイナンス
Arbitrum 経由での $USDC 入出金のサポートを発表
▶︎ 英国
仮想通貨・ステーブルコインを決済方法として認める法案が議会上院で承認
▶︎(市況)
$BUSD が $DAI に抜かれ世界4番目のステーブルコインに下落(バイナンスSEC訴訟の影響)
❹Web3、NFT関連
▶︎ プーマ
渋谷やベルリンをモデルにした独自メタバース仮想空間をリリース
▶︎ サザビーズオークション
ジェネレイティブ・アートNFTが史上2番目の高額落札
▶︎ アップル
分散型SNS「Damus」のビットコイン投げ銭機能がアプリ規約違反と警告
❺その他(注目発言、etc)
▶︎ 元SECインターネット執行部責任者
「暗号資産プラットフォームから今すぐ撤退せよ」と警告
▶︎ JPモルガン
SECの取り締まりについて、議会による枠組み作りの必要性を強調
▶︎ 米議員
ゲイリー・ゲンスラー委員長解雇に向けた「SEC安定化法」を提出
▶︎ マイアミ市長スアレス氏(BTC支持者)
米大統領選挙への出馬意向
▶︎ Aave(DeFiレンディング)
CRV担保による借入を凍結する提案がDeFiでの「中立性」を損ねると論争に
▶︎ Wyre(仮想通貨決済会社)
事業閉鎖でユーザーにプラットフォームから資産削除要請
<CEX取引所関連>
👉広まるグローバル取引所懸念
バイナンス、バイナンスUS、コインベースは4日間で40億ドルの純流出(※CZ氏はこのデータに反論)
▶︎ バイナンス
・キプロス共和国から撤退へ
・オランダ市場から撤退へ
・フランスで検察当局の調査対象に
・ナイジェリア規制当局により違法認定される
・CZ氏、BNBの価格維持のためにビットコインを売却しているという噂を否定
▶︎ バイナンスUS
・元SEC執行部門ディレクターを法務チームに雇用
・SECの主張に反論し裁判書類提出
・バイナンスUSの流動性、76%低下
▶︎ コインベース
法務責任者、SECの提案するルール変更に反対
▶︎ Bakkt(米デリバティブ取引所)
ソラナ・ポリゴン・カルダノを上場廃止
▶︎ Bybit
取引ツールにChatGPTを統合
▶︎ Crypto.com
米国の機関投資家向けサービス停止へ
▶︎ コインエックス(香港の仮想通貨取引所)
米ニューヨークで営業禁止命令
❻日本国内
▶︎ SBINFTとJPNFT
業務提携で無許諾NFTの完全排除へ
以上です。
効率的に情報収集していただけたらうれしいです。また、別シリーズの『ISO20022×仮想通貨ニュース』こちらもぜひご興味があればご覧くださいね。
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