次世代通信サービス『LedgerFi』とは?
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こんにちは、マスオです。
今回はXDC上に構築された『LedgerFi』を取り上げたいと思います。
まずこのLedgerFiとは何か、聞いたことがない、このようなプロダクトあったかな、という人が大半かもしれません。しかし、この「Ledger・・・」という名前から思い当っていたとすれば、こちらではないでしょうか。
分散型メールアドレスサービス『LedgerMail』。このメールアドレスは何かというと、今までのG-mailなどのような運営主体によって情報が管理されない、データの漏洩がない、みたいな特徴を持つWeb3型のメアドです。
こちらは、すでに登録だけは1年以上前の時点でできるようになっていたため、その方法について上記ブログで紹介させてもらいました。
何が言いたいかというと、このLedgerMailというのは、実は「LedgerFi」のプロジェクトの1つだったわけです。
そしてこのLedgerFiは2022年後半にロードマップが発表され全体像が見えてきました。
なお、先日ドバイでLedgerFiのイベントが行われていました。
ドバイと言えばXDCのお膝元ですが、このLedgerFiはすでにXDCのエコシステム構築のために計画された重要なプロジェクトです。ある意味Globianceと同じでXinFinの監督のもと進められているものです。(XDC.devやXinFinのメンバーが参加しています。)
ですので、今回はこの重要なプロジェクトの全容を確認して心づもりしたいと思います。
早速、LedgerFiのサイト(https://ledgerfi.io/)からの情報を整理すると
まずこの『LedgerFi』とは何か。要約すると、
分散型の『メール、リアルタイム音声、チャット、ファイルデータ、暗号通貨(ステーブルコイン)、NFT、CBDC』の通信・交換プラットフォーム
こう説明されています。なんとメールはその一部であり、あらゆる自分のデータを一括管理できるアプリと言えそうです。
もっと具体的にすると、今まではiPhoneの中にiCloudがあったり、G-mailアプリがあったり、メタマスクを入れていたり、Lineアプリを入れていたものを、すべてWeb3のように分散化させてLedgerFiの製品に置き換える、というイメージかと思います。
これをDeFiならぬ「DeCom(Decentralized Communication)」とLedgerFiは説明しています。
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そして、LedgerFiはただのコミュニケーションツールではなく、特徴は「軍用クラスの安全性」と「100000TPSの超高速スケーリング性能」。つまり、企業でも使うことができる、というもの。それを裏付けるものは何かというと、
『XDPoS 2.0 コンセンサス アルゴリズムの共有セキュリティ レイヤーを備えた専用モジュラー サブネット上で動作するゼロ知識証明モデル』
ご承知のとおり、XDCのサブネット上で展開されるからこそ、このようなスペックで展開できるわけです。なお、外部監査も終わっています。
そして、サイトによるとLedgerFiはやがてアップグレードして『LedgerFi2.0』へ、という新たなビジョンが掲げられています。
・マルチチェーンで展開されるもの
・クロスチェーンによっても相互運用可能になるもの
・「Web3.0↔Web2.0」の転送ゲートウェイになるもの
・メタバース交流に使うことができるもの
プライバシーを保護しながら、L1、L2、非EVM、Cosmosチェーンといったブロックチェーンや、既存のメールサービスとも隔たりを持たない、Web3型インターネットに実用性をもたらすビジョンを持っています。
そして、これはただのメタバース利用を想定しているのではなく、どこかで聞いたことのある「マルチバース(複数のメタバース交流)」の世界を見ている、非常に先進的な取り組みです。
また『LedgerFi』の提携プロジェクトはこちら。(2023.3時点)
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この通りマルチチェーン展開、XDC上だけで展開されるプロジェクトではないのが分かります。ドメイン系では複数チェーンが参加し、データ管理にもFilecoinのプロダクトやStorX、XSscanなど様々なブロックチェーンが関わっています。(もちろんXDC Domainsも使えます。)
よって、すでにXDC内に閉じこもったプロジェクトではなくなっている点で、かなりプロジェクトは進行しています。
では、具体的にLedgerFiのプロダクトにはどんなものがあるのか、というとこの5つ。
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LedgerMail……Web3.0電子メール(現在登録可能)
LedgerChat……管理主体のない自己主権型のチャット(近日公開)
LedgerPay……金融包摂のためのクロスボーダー送金(近日公開)
LedgerLive……分散型音声・ビデオ通話(近日公開)
Project MINT……メタバース間でデジタル資産やNFTを転送、交換、接続(近日公開)
なるほど、少し解像度が上がります。近日公開のものが4つ。つまり、まだユーザーからすれば、待ちの状態が続くわけですが、スニークピーク(公開前情報)でこのようなことが書かれていました。
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ここから分かることは、LedgerMailを申し込んだ方は納得かと思います。
というのも、LedgerMailで作った際に、1の通り申し込み、2の通り既存のメアドを使い、3の通り秘密鍵を書き留めたかと思います。そこにさらに
「4.仲間を招待する」
・・・ソーシャルメディアの紹介を通じて、同僚、友人、クライアントを招待してデジタル資産を安全に交換する
とあるように、今後LedgerFiが横に横につながっていく予定があり、やっと「5.起動」する。つまり、社会実装まではもう少し先になるわけです。そこでロードマップを見てみると
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2022 Q4
・『LedgerChat』企業向けβ版リリース
・他製品に対応したカスタムテーマ
・企業向け『LedgerMail』 Cloud
・LedgerMailのAndroidアプリ
2023 Q1
・$LFT(トークン)がIDOで登場
・DEXに$LFT上場
・『LedgerMail』のiOSアプリ
・シードラウンド(資金調達)
2023 Q2
・『LedgerChat』 個人向けβ版
・『LedgerMail』のカレンダー統合
・『LedgerFi Premium』のユーザー登録
2023 Q3
・『LedgerPay』のβ版登場
・『LedgerChat』企業向け(第2版)
・$LFTをネイティブトークンに
・シリーズA(資金調達)
2023 Q4
・『LedgerChat』個人向け(第1版)
・『LedgerChat』個人コミュニティ ノード
・『LedgerLive』のβ版
・『Project MINT』を開始
ここに緑色のマーカーで「IDO」とありますが、3月から4月上旬までの間XDC上のDEXであるXSwap(https://xdc.sale/presale)でプレセールが行われています。
そして、そこで入手したトークンはステーキングができます。
なお、トークンの$LFTをすでにサポートするウォレットがあって、以下のとおりです。
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プレセールではXDCでの購入となります。(最低4000XDCから可能、6000LFTを入手できることになります。)
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期間中に50%を超えるとウォレットに配布、50%以下だと今回のIDOはお流れになり、ウォレットにXDCが返金されるとのことです。(Telegramより)
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残念ながらメタマスクにXDCを入れて購入、XDCPayは対応していません。
訂正:メタマスクだけでなく、XDCPayでも実際購入が可能になっていました。(下記参照)
ということで、今回はXDC上に構築される次世代コミュニケーションツールプラットフォーム『LedgerFi』を紹介しました。
私は最低金額だけ購入をしてみました。今後LedgerFiが実装されていく中で具体的なユースケースが見えてくることを期待して、出資してみました。
今後の展開を期待したいと思います😊
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