Weekly XDCダイジェスト vol.53 (2023.3.12-18)

こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。

仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された3月12日から3月18日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!

《THIS WEEK IN XDC (2023.3.12-3.18)》

今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。

Topic.❶『XDC The Stream Episode 2を公開しました』
……XDC The Streamのエピソード2では、AML Right Sourceの金融犯罪アドバイザリー担当マネージャーであるDavid Lutzが、金融犯罪、コンプライアンス、監査などについて説明しました。

1つ目のトピックは、XDCポッドキャストのエピソード2が登場した件について。

今回もライターでブロックチェーン愛好家のデイブ・マークさん、そしてXDC財団のランスさんがインタビュアーとなってゲストと対談をしています。

今回のゲストはどなたかというと、『AML RightSource』社の金融犯罪アドバイザリーのマネージャーである David Lutz氏です。この『AML RightSource』とは、

「アンチマネーロンダリングと銀行秘密法、金融犯罪コンプライアンスに関するソリューションに特化した大手企業」とのことです。どのようなソリューションを提供しているのかというと

https://www.amlrightsource.com/solutions

そのために以下のテクノロジー(一部)を扱っているようです。

https://www.amlrightsource.com/technologies

AIを駆使した最先端技術を備えているようです。今回のポッドキャストではこのような企業のマネージャークラスの方とお話をしています。

正直一般の人たちには金融犯罪の話は縁の遠い話ではありますが、XDCは企業や機関投資家向けのサービスであり、今までに規制に対して早期に対策を取ってきたブロックチェーンでありました。ますます仮想通貨に対して規制が強化される見込みがあるだけに、これらにどうXDCが対処していくのか。この放送で投資家にとっての安心材料が得られるかもしれません。

こちらの様子は、現在翻訳をしてブログにアップしたいと思います。もうしばらくお待ちください。

Topic.❷『XDCネットワークがETHDubai 2023で中心的な役割を果たす』
……Nadar Sureshは、ETHDubai 2023におけるXDCネットワークの存在感を取材し、その能力と可能性を強調しました。イベントでは、ネットワークの共同設立者であるRitesh Kakkadを含む複数のスピーカーが参加者に向けて講演を行いました。

2つ目のトピックは、前回もお伝えした3月13日から15日の間にアラブ首長国連邦のドバイにて開かれたブロックチェーン開発者イベント『ETHDubai』の話題です。

XDCはこのイベントのプレミアムスポンサーを務めましたが、もちろんお金を出しただけではなく、出演や様々なサイドイベントを展開していました。そのカンファレンスの様子はYouTubeで上がっています。

この2つの動画で合計10時間以上あるものを、以下のナダルさんの執筆でダイジェストしてくれています。

https://www.xdc.dev/nadar_suresh_d7228956caf7/xdc-network-takes-center-stage-at-ethdubai-2023-with-impressive-ecosystem-and-keynote-speakers-51le

ここでXDCが起こしたアクションを7つにまとめているので、それをもとに私の方でYouTubeの主要スライドと概要をまとめたので見てみてください。

①『DeFi(分散型金融)』の将来性についてのセッションにXinFin共同創業者のRitesh Kakkad氏が参加

「DeFiやDAOは世界の最先端であり、それゆえ法整備が行われていない」「国は規制をしたとしても、規制に緩和な法域にイノベーションが移動する」「開発を止めてはいけない」との内容をお話ししていました。

②Gerui Wang氏による『XDPoS2 - Sovereign Subnet』についての基調講演

【翻訳】XDCネットワークのキースピーカーであるGerui Wang氏がXDPoS2(セキュリティ、スケーラビリティ、Sovereign Subnet)について話し、フォレンジックモニタリングによってテストされたXDCネットワークの堅牢性について聴衆に説明しました。

この中でもナダルさんが取り上げたのがXDCの「Subnet(サブネット)」について。サブネットという言葉を初めてお聞きの人もいるかもしれません。これについてはTwitterでスレッドを作ってみたのでご参照ください。

そして、今回の講演では、このようなスライドが印象的でした。ETHのレイヤー2とアバランチのサブネットと比較した表です。

こちらを日本語訳してみたところ、セキュリティ面でメインネットとサブネットが相乗効果を発揮できるモデルとなっているようです。

以上、まもなくXDCのコンセンサスアルゴリズム『XDPoS2.0』についての講演内容でした。

③Dominic Xu氏による開発者教育を目的とした『XDC Networkワークショップ』

開発者向けに実際にXDCPayを使って、XDCのテストコインによって説明をしていました。

④XDCのレイヤー2構築『オンラインハッカソン』の開催

前回トピックでも取り上げたように$10000の賞金を設定したハッカソンが開催されています。XDCメインネットやレイヤー2での構築を要件としているようで、まだ結果は先になりそうです。

⑤Impel創業者のTroy氏による『ISO20022メッセージング』の送信方法の紹介

今回はImpelを4つの切り口で紹介しています。

 1.ImpelのAPIを通したISO20022ソリューションの特徴について

 2.R3 Cordaとのブリッジについて

 3.Fluent Finance(ステーブルコインUS+)について

 4.Trace Financialについて

簡単ではありますが、これらがどんなものかをまとめたのでご参照ください。

要するに、R3 Cordaを利用する企業も、SWIFTに参加する銀行も、ISO20022送金メッセージをAPIを通して実装できる、ということをお伝えしています。

⑥Comtech Gold共同創業者のJignesh氏による『金トークン』の紹介

 <金トークンの活用フローについて>

 <金トークンの将来的なビジョンについて>

 <金トークン($GCO)と繋がって生み出せる利益について>

おいおい、また英語を日本語にしてTwitterなどで紹介できればと思っています。

⑦PliguInのKarthick氏の安全でスケーラブルな『分散型オラクル』の紹介

PlugInも参加していました。今回は「データフィード」について特に説明をしていました。

オラクルの機能例の1つとして、様々な資産の価格をDeFiなどに提供する役目がありますが、この中身に注目してみると様々な価格のフィードを扱っているのが分かりました。(以下にまとめています)

このように仮想通貨や現実世界のものをDeFiスペースに呼び込むのがオラクルですが、具体的なものが垣間見られてさらに期待が高まります。

以上、長くなりましたがETHDubaiを分かる範囲でダイジェストさせていただきました。

Topic.❸『GTFSに参加したXDCネットワーク』
……XDCネットワークは、ドバイで開催された2023 Global Trade Facilitation SummitにImpelが参加し、この業界におけるXDCの存在感の大きさを証明しました。このイベントは、Impelが自社のISO20022 APIと決済ソリューションを紹介する機会となりました。

3つ目のトピックは、ETHDubaiの傍ら同じドバイで3月15日に開催されたICC(国際商工会議所)UAE支部のサミットについて。

ICCには世界127カ国、約7400社の会員がいて、直接会員国が45カ国、国内委員会が85カ国にある。主に国際貿易のトラブルを仲介している重要な役割をもつ巨大組織です。その役員にはXDCのアドバイザーであるAndre Casterman氏もいます。

今回はXDCの本拠地ともいえるドバイで、中東エリアのサミットが開催されました。そしてそこにはImpelがシルバースポンサーとなっていました。

そして、ただスポンサーになるだけでなく、前述したImpelの「APIを使って企業がピアツーピアの分散型プラットフォームでISO20022即時決済を行えるサービス」について紹介されました。

そしてこのイベントが重要なのは参加者の層にあります。

まもなく3月20日はSWIFTがISO20022への準拠を開始するため、このイベントにこのタイミングで出す、というのはかなりの策士かと思います(笑)

以上、今回の記事では3つのトピックを解説させてもらいました。

1つ目は、XDCポッドキャストの第二弾がリリースされた件。2つ目は、ETHDubaiのイベントダイジェスト。3つ目は、ICC(国際商工会議所)UAEのサミットにImpelがスポンサーとして参加した件。こちらをお届けしました。

また、ダイジェストには取り上げられなかった、この週のXDC関連ツイートも掲載しておきます。

🔽 XDCブロックチェーンセンターがインド・サティヤバマ科学技術研究所に設立

🔽ドバイでCBDC政策決定者対象のディスカッション開催

🔽炭素クレジット市場のトークン化(&QUANT)にアンドレ氏が言及

🔽Impel、US+(ステーブルコイン)との関連性をYouTubeで語る

🔽新DEX『Groot DEX』がComtechGoldと提携(Grootは20日にトークンセール)

次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)

Weekly XDCダイジェスト vol.52 (2023.3.5-11)

こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信す…

<暗号通貨の安全管理:YouTubeで解説中>

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