Weekly XDCダイジェスト vol.㊺ 2023.1.15-1.21
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された1月15日から1月21日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2023.1.15-1.21)》
今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
▶▶▶Topic.❶『Web3 と現代経済』
……XDC Networkの開発者であるクインシー・ジョーンズは、過去に新しい産業の出現につながった微妙な技術的達成について、また現代経済におけるWeb3がいかに新しい産業とプラットフォームの波を開いているかについて論じた記事を執筆しました。
1つ目のトピックは、XDCの開発者でインフルエンサーであるクインシー氏による寄稿です。今年2本目の記事は次のようなテーマで語られていました。
ブロックチェーンの可能性について、要点をピックアップさせてもらいました。
・世の中でまだ認識されていないWebベースの経済成長を持続させる方法がある。
・現代のブロックチェーン技術というのは暗号通貨だけではない。
・例えば2つ以上の当事者間で抽象的な値を移動できるなど潜在的な影響は計り知れない。
・24時間体制のサービス、ダウンタイム(機能停止する時間)が無くなる。
・Web2の高額なサブスクリプションモデルはなくなり、コストが効率的になる。
・情報の透明性という形でもたらされ、悪意のあるアクターが活躍するのが困難になる。
・ブロックチェーンは、インターネットをこれまで以上にオープンソースで信頼性の高いものにする。
今後直面する世界の変化というのは、暗号通貨というお金という側面ばかりではない、ということを改めて考えるきっかけになる内容でした。
▶▶▶Topic.❷『バトル・オブ・ザ・バー - XDC Network & Fitness』
……XDC上に構築されたmove-to-earn dAppであるBlockfitのチームは、カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されたBattle of the Barsイベントのスポンサーとして、ネットワークを代表しました。このイベントには、全米からプロフェッショナルが集まり、一連の体操競技に参加しました。
2つ目のトピックは、世界的なスポーツイベントにスポンサー参加した件です。どんなイベントなのかというと
特にこの『BATTLE OF THE BARS』は1対1で繰り広げられる硬派な鉄棒演技のトーナメント大会と言えばよいでしょうか。下の動画を見るとその様子が確認できます。
今回はXDC Networkとして、というよりXDC上で初めて構築した『Move 2 Earn(動いて稼ぐ)』アプリを開発・提供しているBlockFitチームが協賛者として参加していました。
今までXDCがスポンサーになることは多くありましたが、今回はこのようにXDCコミュニティから生まれたプロジェクトの1つがスポンサーを務めている点で新しいです。
では、そのBlockFitの主要事業になるであろう『Move 2 Earnアプリ』とはどんなものか。1月20日に発表されたMediumを元に解説していきます。
このMediumではその「Move 2 Earn」の詳細が書かれていました。
が、何だこれは。とても複雑な作りをしているのが分かります。これにはなんと13のスマートコントラクトが組み合わさってできているのだそうです。
大混乱する頭を整理するために、もう少しシンプルに、何をすれば稼げるのか、が書かれている箇所を抜粋します。
なるほど、サーキットトレーニングをするようです。そしてその時の心拍数をトラッキングするウェアラブル(Appleウォッチ?)機器を使用。そして上記3つの条件を満たした場合「健康報酬NFT」(Stepnでいうところのスニーカー?)が配られる。
そして、運動しながらそのNFTをステーキングすることで、HEALTHトークン(仮想通貨)を利回りのように受け取ることができる、というのが大まかな仕組みです。
ただ、このHEALTHトークンがどれだけ実用性、価値がつくのか。それについては以下の通り。
HEALTHトークンは世界中の医療関係、健康関係者を巻き込み、しかもCGO(XDC上の金連動トークン)と交換できる、とあります。また、運動して本当に稼げてしまうため、KYC(本人確認)も必須になっています。
ただ、これに参加するリスクは何でしょうか。
自分が選んだワークアウトで示された心拍数や消費カロリーを超えないと、初期投資額から60米ドルが失われるとのこと😿なるほどです。
他にもこのMediumには、炭素クレジット(BCT)と関連させ、寄付アプリ「BLOCKFUND」、奨学金、などなど、欲張りな設定についても説明されてまだ全てを理解した気にはなれませんでした。
ただ、本筋である「健康増進をしながら稼ぐ」という仕組みづくりを目指している点ではとても熱を感じることができました。
このBlockFitはTwitterだけでなくテレグラムを展開し、アスリート同士で繋がるコミュニティづくりを目指しているようですので、ご興味があればここをのぞいてみてはいかがでしょうか。
https://t.me/blockfitapp(BlockFitテレグラムリンク)
以上、2つ目の項目は、新しいチャレンジをしているBlockFitが、世界的なイベントのスポンサーになり、新しい『Move 2 Earn』アプリを普及させようとしている、という内容でした。
なお、この企画はHealthBankDAOによって、昨年から考えられ、EliteWeb3というXDCコミュニティの新たな拠点によってリリースされています。新たな展開が加速していることにわくわくしますね。
▶▶▶Topic.❸『BUIDL the Futureハッカソン最新情報』
……Coinbase & HacherEeath BUIDL the Future Hackerthonは、5,000人以上の参加者と200以上のプロジェクトの提出により、先日閉幕しました!Coinbase & HacherEeath BUIDL the Future Hackerthonの最新情報はこちらです。XDC Networkでは、合計44のプロジェクトが応募され、25のプロジェクトが公式審査に残りました。
3つ目のトピックは、昨年10月16日から始まったコインベースやXDCなどがスポンサーとなって大規模に行われたハッカソンイベントについて。先日1月9日に終了し、審査に入りました。
今回は24個のハッカソンプロジェクトを一覧で簡潔に紹介します。この中からどのプロジェクトが受賞するか、予想してみたいと思います。
❶『Assurance』
農家の利益を確保する分散型のピアツーピア作物保険フレームワーク
❷『Cupcake Swap(DEX)』
XDCチェーンのトークン交換。分散型無利子ローン
❸『EquiDEIプロトコル』
製造業の中小企業向けのグローバルな融資プラットフォーム
❹『Self Medical Insurance』
人、病院、保険会社の間の通信を暗号通貨のみで保証
❺『Stable Borrow Stable Borrow(STB)』
Defiレンディング+GameFi
❻『XSyn プロトコル』 with PlugIn
XDC/PLIトークンに裏打ちされた XDUSDによって合成資産を購入できるDeFiプロトコル
❼『Paraverse Paraverse』
誰もがコーディングスキルなしで独自のメタバースを作成できるサービス
❽『Realistic NFT Games』
若者が熱狂するNFTゲーム。Three.jsでゲームセグメントを作成、Solidityをゲームに使用
❾『MiMi Money Wallet』
AndroidとiOSアプリ上でXDCアセットに簡単にアクセスできるウォレット
❿『MyXDC』
ユーザー主体のウォレット分散型取引所
⓫『Warranty- Fi』
XDC支払いのための保証マーケットプレイス
⓬『Web3One ウォレット』
Biconomyを搭載してスマートアカウント機能を備えたマルチシグ、マルチチェーン対応ウォレット(Ethereum、Polygon、XDC、Aleo、Klaytn、Gnosis、Cronos など)
⓭『xDapp』
ボーダレスで顧客中心のオールインワン プラットフォーム
⓮『XDC Cider ウォレット』
XDCチェーンでデジタル資産を保存、管理、使用するためのウォレット
詳細: https://cider-wallet.gitbook.io/docs/
⓯『XDC Tracker』
XDCネットワーク (メインネットとテストネット) 上のアセット (XRC20・XRC721)の残高を追跡できるChrome ブラウザー拡張機能
⓰『Credore』
ペーパーレスの金融サプライチェーン管理インフラストラクチャ
⓱『Evermore』
NFTロイヤリティを使用して再販による消費者製品会社の収益を生み出すNFTマーケットプレイス
⓲『NEFTME』
すべてのユーザーがコンテンツを収益化できる新しい「コネクションエコノミー」をコンセプトにした分散型ソーシャルアプリ
⓳『Nomis』
開発者のためのコミュニティ構築に役立つweb3クレデンシャルおよびスコアリングのプロトコル
⓴『r3plica』
web2ゲーマーのプロフィール、アイテム、その他のステータスをweb3でコピー記録する
㉑『XDC Medical Counselor』
薬物検査の透明性を向上させる医学、ヘルスケアのソリューション(Filecoin、Ethereum、Chainlink、XDCネットワークを使用)
㉒『Giga Share』
web3ストレージを使用して画像・ビデオ・ファイルをIPFSにすばやくアップロード、分散型QRコードを取得できるファイル共有サービス
㉓『XDC Web3 Domains』
xdcドメインを使用してブロックチェーンでアイデンティティを構築する
㉔『XDC-NFTs』
自分のNFTコレクションのリンクを表示、他のユーザーと共有
(以上)
個人的には⓲と㉒が面白い気がしています。
以上、今回の記事では3つのトピックを解説させてもらいました。
1つ目は、クインシー先生のWeb3講座。2つ目は、XDC上のMove 2 Earnの紹介。3つ目は、ハッカソンによって生まれつつあるプロジェクトの紹介、についてでした。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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突然のコメント失礼します!
いつもとても勉強になる情報をありがとうございます。
DCENTwalletを使用する以前、XDCウォレットを使っていたのですが、ニーモニックフレーズが分からなくなりログインができなくなってしました。。。
何度か問い合わせフォームから助けを求めても反応がなく、、、
現在はDCENTwalletで管理しているのですが、XDCウォレット内にあった残高を移行できる手段がわからず困っています。
bitrueからXDCウォレットへ送金したときの入金アドレスはメモっていたのでわかります。
何か手立てがあればご教授いただきたいです。
お返事が遅くなりました。
そしていつもありがとうございます。
D'CENTについてですが、
ニーモニックフレーズが分からないというのはかなり辛いところですね。
XDCウォレットに限らず中身を取り出すにはそのフレーズを見つける以外は方法はなく
送金時に使ったアドレスはあくまでも住所なので資産へのアクセスには使えないのです。
XDCウォレットについては
XinFinウォレット、XDCウォレット、Freewalletなどややこしい名称をしているので
ここからメモをたどってみてはいかがでしょうか。
たいした力になれずに申し訳ありません。