Weekly XDCダイジェスト vol.㊳ 2022.11.20-26
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された11月20日から26日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2022.11.20-26)》
今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
▶▶▶Topic.❶『DMCCとComtech Goldが提携し、金のデジタル化を実現』
……DMCCとComtech Goldは、XDCネットワーク上でトークン化された金の現物をデジタル化し、取引と決済に利用するために提携しました。
1つ目のトピックではこちら。ドバイのDMCCというフリーゾーンが、実物の金取引トークン化に向けてXDCチェーンで発行される$CGO(ComTech Gold)を採用する発表がされました。
DMCCとは何か。Wikipediaはこちら。
このフリーゾーン、ただのフリーゾーンではありません。
少しさかのぼりますが、世界に60か所あるフリーゾーンで5つの賞を総なめした経歴もあるようです。
フリーゾーンというのは、免税など様々な特典があることで、貿易が盛んにおこなわれる場所。その世界的に人気のある場所で、テザーゴールドやPaxos Goldといった有名な金ペッグのステーブルコインをおさえて選ばれました。
「ドバイの金」と言えば「XDCチェーンの$CGO」いい響きですね!
▶▶▶Topic.❷『フィッシャー・ユー博士によるXDC 2.0アップデートの発表』
……XDC NetworkのプロトコルリーダーであるFisher Yu博士は、XDC 2.0アップデート(XDPoS 2.0)の現在の状況についてコミュニティに報告しました。
2つ目は来年2023年Q1にアップデートされるXDCのコンセンサスアルゴリズム「XDPoS 2.0」。こちらについての話題。
今回はこのわずか3分足らずのYouTube動画でしたが、その進捗状況がチームリーダーのフィッシャー・ユー博士により力強い言葉で報告されていました。
その内容を文字起こしして翻訳しましたので見ていただければと思います。
<本編>
「XDCコミュニティの皆さん、お元気ですか?私はXDCのテクニカルアドバイザーであり、XDC2.0のアップグレードを主導する開発国であるXDCプロトコルチームのリーダーを務めています。
『XDC 2.0』とは、XDCネットワーク用の次世代コンセンサスエンジンです。このアップグレードにより、XDCは世界で最も安全で効率的なブロックチェーンの1つになります。
このアップグレードにより、フォールトトレランス・セキュリティの設定による最先端の機能、わずか3ブロックの超高速トランザクションとブロック確定時間、攻撃者をリアルタイムで検知し特定できるフォレンジック・モニタリングシステムなどの重要な機能が導入される予定です。
私たちのチームは、すでに12ヶ月間、新しいコンセンサスエンジンの構築とテストを行ってきました。そしてこの度このエンジンが完成し、開発者ネットワークで完全にテストを終えたことを皆様にお知らせできることを嬉しく思います。
私たちは、この取り組みにとても興奮し、誇りに思っています。なぜなら、このエンジンはもともとXDCのためだけに作られたものだからです。
コンセンサスエンジンを設計・開発するとき、私たちは常にコミュニティとユーザーのことを念頭に置いています。
コンセンサスエンジンの上に構築された既存のアプリケーションやインフラがアップグレードによって影響を受けないようにするために、我々は多大な努力を払っています。
つまり、エクスプローラーを実行しても、スマートコントラクトや取引所、ウォレットを実行しても、アップグレード後は何事もなかったかのように通常通り動作し続けるということです。
コミュニティへの約束を確実に果たすために、私たちは心から開発者ネットに参加し、テストするように呼びかけたいと思います。
あなたのアイデア、あなたのアプリケーション、あなたのインフラを持ち寄って、それを評価してください。
開発者ネットでの評価が終了した後、私たちはXDC 2.0をApothemテストネットに公開する予定です。
だから、私たちに参加してください。私たちの開発者ネットに参加し、評価を受けてください。
私たちは一緒にXDCの未来を作るのです。」
以上、こちらの内容を確認いただいた後に、YouTube動画で改めて見てみると気迫が伝わってきます。
特に後半の語り口が良かったです。本当にセキュリティに抜かりの無い、素晴らしいアップグレードになると期待しています。
▶▶▶Topic.❸『XDC Networkの共同設立者Atul KhekadeがOpen Magazineの記事で紹介されました』
……Atul Khekadeは、Open Magazineの記事で、FTXの崩壊と暗号産業がどのように進化し続けるかについて特集されています。
3つ目の記事は、インドの時事ニュースサイト『Open Magazine』でXinFinの共同創業者であるアトゥルさんのインタビューが掲載された、というもの。
最近クリプト業界を席巻しているFTXについて、次のように語っていました。
【翻訳】XinFin (XDC) Network の共同創設者である Atul Khekade 氏は、Openのインタビューで、仮想通貨は進化している業界であり、より広範な利用への道のりでスピード バンプが発生する業界であると語っています。「これは、金融の世界に革新と根本的な変化をもたらした業界です。世界最大の金融機関やグローバル産業のいくつかは、仮想通貨の根底にあるブロックチェーン技術にコミットして、長期にわたる古風なプロセスを改善しています」と彼は言います。
「いつかスピードパンプがあるだろう」
【翻訳】Khekade は、集中型取引所 (CEX) から分散型取引所 (DEX) へのこのような移行を嫌っていません。「分散型取引所は、ここ数年で大きな成長を遂げました。分散化がブロックチェーン技術の基本概念の 1 つであるため、DEX の継続的な成長が見られるのは当然です。交換を容易にする分散型システムは、セキュリティ、流動性、および効率性を向上させると同時に、中央集権的な関係者への依存を減らし、CEX の魅力的な代替手段となります」と彼はOpenに語っています。
「DEXはCEXの魅力的な代替手段に」
アトゥルさん含め、この記事は非常にFTX後の仮想通貨に対してポジティブな見解を示し続けていました。
今回のFTXの出来事を冷静に総括しており、ここから学べる教訓がいくつもあったので抜粋します。
・「今暗号で起こっていることはユースケースの欠如の結果である(ユースケースがカギを握っている)」
・「今の金融犯罪の 90% 以上が、最高に規制された金融の縄張りで発生している(既存金融には課題が残っている)」
・「CEXが無くなるというが、セルフカストディウォレットはUX(ユーザーエクスペリエンス)に課題がある。その限りCEXは残る」
・「投資家はすべての卵を 1 つのバスケットに入れるべきではなく、複数の暗号ウォレットを持つ必要がある」
もしご興味がわけば、記事に目を通してみてくださいね!納得する内容が数多くありました。
以上、今回の記事では3つのトピックを解説させてもらいました。
1つ目は、クリプト先進国UAEにあるフリーポートDMCCで「XDCで作られた金」が認められた件。2つ目は、XDCのフィッシャー・ユー博士による、少し早いXDC 2.0アップデートの発表。3つ目は、インドメディアで仮想通貨にポジティブな記事の中にアトゥルさんが登場した件。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
<暗号通貨の安全管理:YouTubeで解説中>
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