Impel最新事情 in Twitter Space 2022.11.9(前半)
こんにちは、マスオです。
今回は、先日行われたこちらのTwitterスペースをダイジェストしたいと思います。
前編と後編に分けてお伝えしたいと思います。今回はその前編を和訳して、Q&A形式でダイジェストしていきたいと思います。
普段、企業決済について身近に感じにくい私たちにも、Impelの仕事が具体的に分かる回になりました。ぜひのぞいてみてください。
【Q1】Impelを立ち上げる動機は何だったのでしょうか?
【A1】答えは2つあります。
①XDCの利用を拡大し、大量に採用するため
XDCは、貿易金融、決済、金融メッセージなど、さまざまな用途で利用される、金融機関向けのものです。ブロックチェーンが最初に作られ、それを補完するのがISO金融メッセージです。
ImpelはSwiftやSEPAのような従来のプロバイダだけでなく、高価なソフトウェア製品を利用する余裕がない金融機関向けにISO20022を使わせるためのものです。北アフリカやアジア、インドなどの新興ネオバンクなどを想定しています。
さらにImpelはSwiftの提供するものを補足し、次のレベルに引き上げることができます。
②コルレス銀行を介することなく即時決済できるため
ImpelのAPIを使えば、ノストロ、ボストロの口座はそのまま使えますし、一日の終わりには中央銀行を利用して決済を行うことができます。
結果的にノストロ・ボストロ口座も中央銀行システムも必要なくなります。
また、従来の国境を超えたクロスボーダー決済では、夜間は無理、週末、休日は利用できません。が、ImpelのAPIでは基本的に世界中どこでも、数秒以内に支払いを受けることができます。
【Q2】ほかに解決できる問題はありますか?
【A2】顧客にメリットをもたらします。
従来のプロバイダーを使っている場合、導入コストが非常に高く、年会費もかかります。
新興企業でもレガシー銀行でもレガシー企業でも、運用コストを節約することができ、その分を顧客に還元してより良いサービスを提供することができます。
また、即時決済のスピードという点でも、顧客にとってメリットがあります。
【Q3】ISO20022規格について正確に理解したい?
【A3】噛み砕いて説明します。
従来の金融メッセージングでは、データが多ければ多いほど、メッセージがうまく届かない、間違った顧客に届いたとか、そういう不正確な可能性が伴いました。
新しいISOメッセージングでは、30種類のデータ項目を使ったとしても、メッセージのトラブルを最小限に抑えられます。
ImpelのAPIでは、733種類のデータ定義タイプとその旧バージョンも利用できるようになっています。
ISO20022は初めて2004年に導入されましたが、信じられないことに、米国ですら多くの組織がまだISO20022を採用していません。ヨーロッパなどでは採用されています。
【Q4】ターゲットとしている市場を詳しく言うと?
【A4】シンガポール、香港、中国、UAE、北アフリカなどです。
私たちは、世界中に特別な回廊を設けるよう取り組んでいます。
【Q5】Impelが一緒に仕事をしているのはどんな業界の人たち?
【A5】具体的な名前は言えないのですが、ヒントだけお伝えします。
新しいネオバンクやスタートアップの銀行よりもISO20022の導入が遅れているのは大きな金融機関の方です。しかし、彼らは世界中でお金を移動させるというニーズに応えようとしていますので、私たちはそのような企業と一緒に仕事をしています。
【Q6】ブロックチェーン技術と距離のある伝統的システムの人たちとどのような会話をしているのですか?
【A6】たとえば、SWIFTのカンファレンスです。
私はXDCのアドバイザーでもあるアンドレ・キャスターマン氏と、アムステルダムで開催されたSWIFTの主催するカンファレンスに参加しました。
そこでレガシーシステムの人たちが、自分たちが遅れている、と認識したことが収穫でした。
先月行われたCordaConも銀行や大企業向けのものでした。そして、みんなプロフェッショナルで礼儀正しく、ビジネスが大好きで、本当に良い会議を開いています。
【Q7】他に参加したイベントはありますか?
【A7】たとえば、9月に行われた『ITFA Porto 2022』※があります。
Lance氏:Metabloqs、Tradteqもいて、アンドレ氏もいました。このイベントでXDCはかなり代表的な人物がそろっていたイベントでしたね。
MetabloqsのCEOは、そのセッションでデジタルの世界にいるような気分にさせてくれました。それがXDCネットワーク上で構築されていることを誇りに思います。
Lance氏:Metabloqsは単なるメタバースを超えた、もっと素晴らしいものを作っているとわかりました。
【Q8】Impelが広く採用されるための障壁があるとすればどのようなもの?
【A8】
ISO20022メッセージングの機能の1つとして、メッセージに「デジタル資産」を追加することができます。
Impelはこれを使って、XDCネットワーク(パブリック・ブロックチェーン)からCorda(プライベート・チェーン)上のデジタル資産を移動させることができる機能があります。これは今実稼働中のもので唯一のブリッジです。この世界のどこでも使うことができる機能は、今のところ私たち以外誰も提供していません。
CodaやCordappsを使う銀行や企業などの機関が、支払いを伴う契約や責務を果たす、そんなユースケースを作りだすことができます。そしてこの利用はすでに合意に至っています。
先ほど言った「ブリッジ」によって決済を数秒で行えるようになるため、今は多くの人々にその存在を知らせ、日々の業務に取り入れてもらおうとしています。
Lance氏:ただ、彼らの多くは、もっと実施例を見たい、あるいは、採用することに少し躊躇しているように感じられますが?
どんな技術でもそうですが、アーリーアダプター、ミドル、レイトアダプターがいます。
最先端のフロントエンドにいるのは、限られた人たちだけです。そして、時間が経って一般に普及すると、より多くの人が集まるようになります。私たちはまだ初期段階にいるわけです。私たちは未来を作り、未来を今日に持ち込んでいるのです。
以上です。
今回は前半部分として、ここで区切らせていただきます。後半部分もお楽しみください!(後半部分はこちら↓↓↓)
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