Weekly XDCダイジェスト vol.㉙ 2022.9.18-24
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された9月18日から24日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2022.9.18-24)》
今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
▶▶▶Topic.❶『XDC NetworkがMoneyControlの記事でPramod Vishwanathと紹介されました』
……MoneyControlの記事で、プリンストン大学教授でXDC Networkの科学顧問であるプラモッド・ヴィシュワナスが、XDC Networkの合意メカニズムを取り上げ、世界で最もエネルギー効率の高いブロックチェーンの1つであると述べ、ブロックチェーンと無線通信の関係について論じています。
トピックの1つ目は、XDCネットワークのコンセンサスメカニズム『XDPoS2.0』に関する話題です。
こちらのMoneyControlというメディアは、インド最大のオンライン金融プラットフォームサイトです。毎月1700 万人以上の訪問者を獲得しており、Twitterアカウントを見てもさすがインド、”巨大”です。
今回はこの下の『MoneyControl社』のサイトで特集された記事について、XDCが取り上げました。
このPramod教授というのは誰なのかというと、こちらは今年6月1日のMedium紙の抜粋ですが
つまり、XDCのコンセンサスメカニズム『XDPoS2.0』を開発した方でした。
プリンストン大学のサイトを見ると、ブロックチェーンの最大の課題「トリレンマを解決」するのがご専門です。
そして、このプラモド教授はインドご出身の方。ということで、今回は彼自身が母国インドの最大手ニュースメディアに特集された、ということでした。そしてその記事の中身はというと
ブロックチェーンを「ワイヤレス通信のための重要な技術だ」と位置付けながら、そのブロックチェーンの穴を簡単に埋められる技術が、『フォレンジック』にある。そう語られています。
このフォレンジックがブロックチェーン業界に取り入れられた例はXDCが初ですが、この記事にも「XDCに助言している」と小出しに書かれています。
今回この最先端技術がインドのメディアで紹介されたということで、今後この「フォレンジック」に注目が集まると共に、XDCにも注目度が高まっていくことが期待できる。そういう主旨で取り上げられたトピックと言えそうです。
▶▶▶Topic.❷『XinFin、MonetaGoの元BD責任者Sunil Senapatiを最高執行責任者として迎え入れました』
……XDCネットワークの創設者であるXinFinは、新しい最高執行責任者(COO)としてSunil Senapatiを採用しました。Sunilは、ビジネス開発および貿易金融の専門知識を活かして、ネットワーク・エコシステムの開発を支援する予定です。
2つ目のトピックはこちら。
こちらのSunil氏がXDCの開発元であるXinFinに加入したという内容です。
注目するべきはこちらの方のご経歴。少なくとも黄色で示したところに着目すると、こんなことが分かります。
MonetaGoというのは、”セキュア ファイナンシング”について開発した金融テクノロジー企業だそうですが、XinFinの創業者であるAtulさんも2014年頃にマネージングディレクターを務めていた古巣です。
そして、Boleroというのは国際貿易文書の電子化サービスで業界最大手のイギリス企業です。Bolero社が扱う文書はすでにイギリス政府が法的に認めている、お墨付きになります。(MLETR関連です)また、BoleroはXDCが使われる貿易金融プラットフォームTradeFinexともつながっています。
この2つの経歴だけでも、貿易関連のプロフェッショナルということが分かります。そしてApac担当、アジアを熟知していることも分かります。
そして何を隠そうこの方もインドのご出身です。XinFin創業者2名もインド。Sunil氏が着任したのは最高執行責任者、となれば今後XDCはますます、インド人によるインド人のためのブロックチェーン・・・みたいなイメージになっていくのではないでしょうか。
アジア展開にスイッチが入る日も近そうです。
▶▶▶Topic.❸『XDC Network参加企業であるPluginのBlockathon受賞者が発表されました』
……『PLI Blockathon India`22』には、900人以上の開発者が参加し、100以上のユースケースが提出されました。先週、同イベントの受賞者が発表されました。
そして3つ目のトピックも・・・、インド関連になります。
こちらはXDCネットワーク上で展開されている分散型オラクルサービス『PlugIn』が主催した、ブロックチェーン開発者向けイベント“Blockathon India’22”の表彰についての記事です。
巷には技術者を集めてコンペを行う”ハッカソン”というイベントがありますが、今回はブロックチェーンに特化した開発イベントということで“Blockathon”、このようなネーミングになっています。
そして今回はインドという場に大きな意味がありました。インドのチェンマイにあるサティヤバマ大学で開催されていましたが、その様子が次のNewsCryptoのツイートで見られます。
このツイートにもあるように、ドバイの『NC Global Media』が協力している点も注目です。
というのも、このNC Global Mediaは、2020 年に設立されたドバイを拠点とするメディアおよびマーケティング会社です。この2年余りで世界中の主要なブロックチェーン企業と 100 以上のコラボレーションを作ってきて、業界では圧倒的な存在感があります。
そしてさらにはNC BlockFiesta と呼ばれるイニシアチブを構築して、今までにインドの100万人以上の学生のためにブロックチェーンに関する教育機会を作っていました。(下記の記事で確認できます)
このようなドバイの企業がインドのブロックチェーン開発技師を盛り上げている点も見逃せません。
そして今回なぜPlugInが主催なのかと言えば、今後分散型オラクルのユースケースを増やす目的があるとは思いますが、それ以上にPlugInの拠点がドバイだったことが大きいと見られます。
すでにドバイには巨大なブロックチェーンの拠点があり、インドとのパイプがあり、PlugIn(XDC)はそこを足掛かりにインドに進出する。
今後XDCはドバイ、インドを中心にアジア中東エリアに展開していくビジョンが見えてきたように思いました。
今週のトピックはこれで以上です。
おさらいすると、1つ目のトピックは、XDCのコンセンサスメカニズムの鍵を握る「フォレンジック」がインド主要メディアでプラモド教授と共に取り上げれた件。2つ目は、XinFinの最高執行責任者に業界経験豊富なインド出身のSunil氏が採用された件。3つ目は、PlugIn主催のハッカソンがインドで開催された件。インドで埋め尽くされた回になりました。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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