【週刊】資産防衛のためのカソツーニュース9.3
こんにちは、マスオです。
毎週末は私セレクトで今週分の仮想通貨やWeb3関連の重大ニュースをまとめて記事にしていこうと思います。今回は全部で10個の記事を紹介させていただきます!
それではさっそくはじめましょう✨(▶︎以降は私の感想・所感となります)
❶ シンガポール金融管理局(MAS)、仮想通貨の個人投資家に対する規制強化方針を示す(コインポスト 2022.8.29)
【記事概要】今まで先進的な規制整備で業界をリードしてきたシンガポール規制当局MASが、今年6月に引き続き、さらに厳格な金融系ライセンス制度の整備、個人投資家の取引制限措置強化の方針を示したという記事。
これに対して、一部ではイノベーション推進と顧客保護の狭間で矛盾が生じている、シンガポールの目指す”世界のハブ役”は務まるのか、などの声が出ており動揺が見られる。
❷ 米FRB、即時決済サービス「FedNow」を2023年半ばに開始予定(コインポスト2022.8.30)
【記事概要】FedNowは、連邦準備銀行が開発する即時決済サービスで、企業や個人は銀行などを通して24時間365日決済が可能で、取引時間も数秒に短縮されるというもの。これが2023年5〜7月頃展開予定という記事。
ドルの国際的な役割を維持するために導入されるとの見方もある。
▶︎界隈ではここに分散型台帳技術が関わり、Ripplenetが使われると推測されています。
❸ NPO法人のDAO化、ドットジェイピーとガイアックス協業(あたらしい経済 2022.8.31)
【記事概要】今回のDAO化は従来の「社員だけによる運営」から「ユーザーや社外の協力者も巻き込む運営」に変えるということ。NPOや非営利組織は常々リソース不足が言われていますが、これで社会課題の改善・解決のスピードを向上させることをねらいとしている。
▶︎DAO(自律分散型組織)モデルを目指すと言うのは、ただ”分散型”で運営するだけでなく、スマートコントラクト技術を取り入れた”自律的”な仕組みまでを言うそうです。難しいと言われるDAO化の試みが、日本で成功する事例が見たいです。
❹ 米FBI、DeFi投資家とプロトコルへ注意喚起(あたらしい経済 2022.8.31)
【記事概要】DeFiの脆弱性を突いたサイバー攻撃が2022年1月から3月にかけて1,600億円に上っている。その被害の97%がDeFiプラットフォームという調査結果を今回FBIが投資家に警告。とともに、DeFi運営には独立監査人によるコード監査の実施を呼びかけた。
▶︎先週はクロスチェーン、NFTが焦点に当たり、今週はDeFi。それを犯罪捜査機関FBIが動き、事の大きさを伝えています。
❺ 米法務長官、マイクロストラテジーのセイラー氏を脱税容疑で告訴(コインポスト 2022.9.1)
【記事概要】米国ワシントンD.C.の検事当局がセイラー氏を約34億円の脱税容疑で告訴した記事。
今回発覚した理由は、密告者が報酬を得られるという新しい法律ができたから、とのこと。
▶︎今回の件でビットコインの世間的イメージが悪化することとこの密告者制度。暗号通貨業界の逆風はまだ吹きそうです。
❻ 謎のウォレット、アクシー・インフィニティのSLPトークンの50%以上を保有
(コインテレグラフ 2022.8.31)
【記事概要】現在世界一の規模を誇る仮想通貨ゲームのSLPトークンが、匿名のクジラウォレットに220億SLP強保有されているという記事。これは総流通量の50%以上に相当するため、ゲームのエコシステムに大打撃を与える可能性がある。
▶︎既にこのニュースでプレーヤーのエンゲージメントが下がり、ブロックチェーンゲームとしての信頼性が揺らいでいます。今後ゲーム構造・運営上の問題を疑われていく流れもありそうです。
❼ サンリオと株式会社Gaudiy、Web3領域で協業プロジェクトが始動(コインポスト2022.8.31)
【記事概要】今回の提携で、Gaudiy社で自社のブロックチェーン技術とサンリオの保有するキャラクター資産を連携。2023年前半を目途にキャラクターコミュニティサービスのグローバル提供を目指している。
▶︎世界でも有数のトップIPを抱えるサンリオのWeb3領域参画が、ファンビジネスに強みがある企業との提携。提携先の株式会社Gaudiyも、大手日本IP保有企業と繋がっていて興味深い企業です。(下記リンク参照)
❽ リップル社などが参加、米デジタルドル・プロジェクトがCBDCサンドボックスをローンチ(コインポスト 2022.9.2)
【記事概要】米CBDCの基盤となる技術で、かつビジネス利用の実証実験が10月初旬から開始予定、との記事。企業が参加してクロスボーダー(国境を跨ぐ)決済に焦点を当てるとのこと。
▶︎ このプロジェクトは表向きはFRBとは連携していないが、結成直後からFRBにプロジェクトの進捗状況を逐次報告しているとのこと。(下記記事参照)
▶︎なお、今回の❷でも取り上げたFRBのFedNowで関与が噂されるRipple社でしたが、ここで関与しています。
❾ 内閣官房、NFTを活用 自治体のデジタル化競う「夏のDigi田甲子園」(コインポスト 2022.9.2)
【記事概要】内閣官房としてNFTを活用した初の事例。今回はイーサリアムブロックチェーンを活用した、デジタル田園都市国家構想の一環として記念や証明NFTを発行。政府・自民党が関与した2つ目の事例とのことです。なお、ここにはIndieSquare社、ビットフライヤー等企業も多数参与。
➓ FIFAがアルゴランドと提携して新しいNFTプラットフォームを立ち上げる(Bitcoinist 2022.9.3)
【記事概要】サッカーFIFAがワールドカップを間近に控えて新しいNFTプラットフォーム「FIFA+コレクト」を立ち上げるという記事。NFTのイメージは既存のNBA Top Shotのような名場面画像にアート要素を取り入れたもの。9月後半にローンチ予定とのこと。
▶︎スポーツエンタメ領域のNFTプラットフォームは多くなるにつれチェーン間の壁が話題になりそうです。NFTの保管場所、転売の利便性を視野に。
以上です。いかがだったでしょうか。今週はスポーツ・エンタメ系の既存ブランドがNFTビジネスに参入。一方で、訴訟、告訴、犯罪捜査などきな臭い話題も多くありました。ぜひ来週のニュースもお楽しみに!
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