Weekly XDCダイジェスト vol.㉑ 2022.7.24-30
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された7月24日から30日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
《THIS WEEK IN XDC (2022.7.24-30)》
今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
▶Topic.❶『TRADAがXDCネットワークでローンチ』
……Tradeteqは、XDCネットワークに新しいアセットクラスを開設し、完全に再編成された貿易金融に裏付けられたファンジブルセキュリティトークンTRADAをローンチしました。
最初のトピックは、話題になっている$TRADA というトークンについて。当初こちらの通貨の登場は、XDCの市場規模を奪ってしまいかねない、そんなXDCファンの目の色を変えるような反応がありました。
しかし、今回の発表を見ると「$TRADAは、貿易金融を裏付けとする完全な規制のファンジブル・セキュリティ・トークン」とあります。
このセキュリティ・トークンというのは有価証券のことですが、下の図を見てもらうと分かるように、現状の仮想通貨では扱えないような資産クラスを扱える点が特徴です。
以下はセキュリティ・トークンの分かりやすい一般的な説明です。
通常、XDCは仮想通貨扱い。セキュリティ・トークンは有価証券扱い。有価証券は法律上、資格を持っている金融機関クラスしか扱えないものになります。そんな分野を$TRADAが対象にしていく、というわけです。
ちなみに$TRADAは主に貿易金融資産を扱いますので、この上のスライドにある例が当てはまるわけでありません。
ただ、セキュリティ・トークンが従来の有価証券と違う点は、今までの有価証券は購入者を選んでいましたが、その敷居が無くなる点。従来は適格投資家と呼ばれる信用の高い個人や機関投資家のみがアクセスできる資産だったものを、セキュリティ・トークンは小分けにして販売購入できるようになる。したがって貿易金融資産にも誰もが投資可能になった、ということです。
そして、この$TRADAはなんと、XDCでのみで購入ができる仕様なのだそうです。つまり、XDCの流動性は$TRADAによって失われることはない。最初のXDCのパイが奪われる、という心配はこれで解消できたのではないでしょうか。
ちなみに$TRADAについてまとまった情報がこのMediumにありましたので一部抜粋します。
貿易金融ギャップを埋めるためにあるトークンで、そのニーズの大きさは桁違いなのが確認できます。
このセキュリティトークンは非常に厳しい規制に基づいて発行されており、XDC同様に優等生として扱われいく”手堅さ”が感じられます。
ここにご注目。この表現を見ると、$TRADAで扱われる貿易金融資産は、金融危機に強い、素晴らしい資産である可能性を感じます。(安全な逃避先に選ばれるのではと思えてしまうのは私だけでしょうか・・・)
以上、最初のトピックはXDCブロックチェーン上で発行される$TRADAというセキュリティトークンのお披露目について解説させていただきました。
▶Topic.❷『XRPとBTCがXDCネットワークにブリッジされました』
……Wanchainは、XDCネットワーク上でXRPとBTCのクロスチェーン取引を可能にする最新のブリッジを発表しました。
次のトピックは、Wanchainというクロスチェーン技術についての進展について。
以前Wanchainが「USDT」「USDC」という超大御所ステーブルコインがXDCチェーン上でもブリッジすることができるようになった話題を取り上げました。(クロスチェーンについてはこちらを参照ください。)
そして今回はというと、なんとBTC(ビットコイン)とXRPまでもがXinFin・XDC上でブリッジが可能になりました。特に恩恵が大きいのはBTCです。
XDC上で変換されるBTC・・・「XBTC」とでも言えばいいでしょうか。その違いは何か。通常のBTCであれば、送金時間も数十分、送金手数料も数百円から数千円はかかるところですが、これがXinFin・XDC上となれば、数秒、1円未満となるわけです。
つまり、ストレスなくBTCをXinFin上に招き入れ、そのまま運用が可能になる。
現状ブリッジ機能はハッキングに狙われやすく不安定な話題がつきまといますが、それでもより多くの流動性をXinFin・XDC上にもたらし得るため、この知らせは喜ばしく受け止めてよいかと思います。
ましてや今回は市場規模が最も大きい王者BTC、と古参XRP。XDCがさらに周知される機会になることを楽しみにしています。
▶Topic.❸『XDCのドメイン』
……XDCサマーハッカソンの参加者であるXDC Domainsが、XDCネットワーク上でドメイン鋳造サービスを開始しました。
続いて3つ目がこちらのトピック。
ドメインはご承知の通り、「.com」「.net」「.jp」などのアドレスの末尾部分のこと。今回は「.xdc」というドメインがリリースされました。
しかも今回のこのドメインプロジェクトは、今年の夏に開催されたオフィシャルのハッカソン(XinFin・XDCが開発者を直接支援するイベント)で登場したことからも、本家お墨付きのプロジェクトと言えます。
では、この「.xdc」ドメインとは何か。今までのドメインとは一味ちがった、ブロックチェーンを使ったドメインになります。違いについては先週のこちらの記事で紹介させてもらいました。
ドメインは早い者勝ち、という性質があります。「●●●.xdc」の●に当たる文字数字などは、短いものほど高価になります。また、場合によっては転売目的で人気の出そうなものを確保する人もいるようです。
すでにXDCNFTでこのような転売ドメインが並んでいました。そうなんです、実はドメインはNFTの1種。(転売は本来の目的じゃないので、あまり真似する人が増えて欲しくありませんね。)
正規のサイトから取得すれば、最低1000円ちょっとです。私のような一般人は自分が将来使いたいものだけ、家族分だけ用意しておけば十分かと思いました。
なお、イーサリアムのドメインサービス(ENS)はすでにかなり普及しており、Web3ドメインはまだまだこれから実用化されていきます。今から注目しておくと流行に乗りやすいツールと言えそうです。(XDCドメイン取得サイトは以下のリンクから)
以上、今回のWeekly XDCでは、1つ目は新トークン$TRADAについて。2つ目はWanchainのブリッジ機能の拡充について。3つ目は新登場のXDCドメインについて紹介しました。
これで以上、と言いたいところでしたが、先週はもう1つお知らせしたいトピックがありました。それが、
▶Topic.❹「Impel と Globiance が戦略的パートナーシップを発表」
銀行や金融機関の次世代メッセージング規格であるISO20022での送金を、なんとXDCというブロックチェーン上で可能にしたImpelが、今後Globianceのサービスでも利用可能になります。
ImpelもXinFinが関わるプロジェクト、GlobianceもXinFinが関わるプロジェクト。ということで予想はできていた人もいたかもしれません。Globianceの銀行としての優位性がぐっと高まったニュースと言えます。
次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
https://masuoblog.jp/2022/08/02/weekly-xdc%e3%83%80%e3%82%a4%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%b9%e3%83%88-vol-%e2%93%b4-2022-7-17-23/
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お疲れ様です!
$TRADAはXDCでしか購入できないとの事ですが
現在プレセールでUSDで購入している方がいますね💦
将来的にXDCでしか購入出来ない様になるのか、
その辺りが不安になってきました。
XDCの価値は今後どうなるのか考察して頂けたら幸いです