Weekly XDCダイジェスト vol.⓰ 2022.6.19-25
というのが、いつもの流れなのですが、今回はXDC Foundationの週報が現時点で出ていませんでしたので、今回は私の方で勝手に1週間のトピックを選定させていただきました。XDCの動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。
では6月19日から25日までの動きを3つ紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
❶ImpelがISO20022メッセージングのデモ画面を公開
ImpelというのはXinFinが作った企業間の国際送金をするためのハブ的な存在のことで、先日アンドレさんがアドバイザーに就任したなどの話題もありました。
Impelについての位置づけは下の@Deniis911さんのツイートされた図が分かりやすいです。
右側にImpelがあります。その下に「ISO20022メッセージング」とあるように、Impelのおかげで次世代の国際標準規格でXDCを通して送ることができます。
そしてそれが図のように『R3 Corda』につながっています。R3 Cordaは企業・金融機関のためのブロックチェーンプラットフォームですので、ここの参加企業は漏れなくImpelを利用できるわけです。
今回はそんな企業向けの国際送金がどんな操作で実現できるのか、というのが分かる『デモ画面』がリリースされました。実際に操作したものがこちら方のツイートで確認できたので紹介させていただきます。
そして、スマホ画面で操作しているような様子も。
あるいはコードも見えます。
着々と企業のXDC利用の準備が整っているのが分かりました。次のトピックに行きます。
❷Upholdのウェビナーにアンドレ氏参加へ
前回のウェビナー(ウェブセミナー)は、先月5月に開催されていました。「また定期的にやるよ」と言っていたのですが、こんなに早く2回目が開催されました。しかも今回は大きな発表が。
【翻訳】素晴らしい情報。・・・(中略)・・・小売と貿易を橋渡しするために、新たなXRC-20トークンが発行されるようです。 $XDCエコシステムは成長し、繁栄しています!
このように新しいトークンが発行される、という内容が突如発表されて波紋を呼んでいました。
「XDCの価値が上がっていないのに、XDCを捨てるのか!」みたいな話題もあり動揺を誘いましたが、噂が噂を呼びどうやらステーブルコイン説が出ていたり、下のような具体名も出ています。
公式発表ではないため、まだ一般の人が知る段階ではないのだと思いますが、少なくとも言えるのが、貿易金融業界は数千兆円にのぼる巨大な市場であるので、レイヤー1のXDCトークンにだけお任せする、というのは現実的ではないということ。
XDCは企業同士の貿易や国際送金で主に使われるのだとしたら、トランザクションの混雑を考えると他の分野の決済はレイヤー2トークンを使うのが合理的な気がします。いくらXDCの性能が高いとは言え、処理速度、ガス代などスケーラビリティの面でも安定していることは大事です。
また、中央銀行デジタル通貨(CBDC)にも「ホールセール型」「リテール型」でどう使い分けるか、という実装に向けた議論がありますが、今回はそれがXDCというチェーン上で議論され、より現実的な計画が進んでいる。
これが分かっただけでも収穫だと思いました。
このウェビナーはこちらの@lua20022さんのツイート内リンクから内容が確認できます。ぜひ興味がある方はご覧ください。
では次の話題に行きます。
❸暗号通貨決済『サイクルビット』とXDCがパートナーに
このサイクルビット、突如として現れたサービスではなく、すでに2012年から始まっているサービスだそうです。
サービスを展開する地域、事業規模、などもここから分かります。また、サイクルビットがターゲットにする小売業、と言ってもかなり範囲が広いのが分かります。
つまり、レストランや小売店など様々なリアルの店舗、ECサイトなどがサイクルビットの提供する『モバイルPOS端末』によって、決済、在庫管理などができるようです。
ここで繋げて考えてしまうのが、先ほど登場した貿易金融とつながる小売り(リテール型決済)用トークンの話題。あるいは、XDC上ですでに同じ業態の決済を狙っているトークン『GBEX(Globiance)』や『WTK(Wadzpay)』などはどうなるのか。
これについては、あまり気にしないでいいのではないか、と個人的には思います。
というのも世界は広くて、たとえばサイクルビットは東ヨーロッパ、東南アジア。ならばGlobianceは中南米やアフリカ。そしてWadzpayは東南アジア、南アジア、中東。
地域で見ると、もろに重なることはなくXDC包囲網が広がっている、と見ることもできます。
また、決済手段にも微妙に違いがあって、WadzPayはスマホのQRコード機能を使う方法、Globianceはデビットカードを使う方法、サイクルビットは専用POS端末を使う方法。
これだけでも業態によって最適なものが選べるのではないかと思っています。またこちらも見てください。
ちょっと画像が粗いですが、ここに『Choose Currency(通貨を選ぶ)』とあります。つまりサイクルビットは、XDCだけで決済するわけではないでしょうし、XDCのレイヤー2トークンが使われることも考えられます。(もしかしたらここにGlobianceやWadzpayがつながることも)
また、将来的にはその国のステーブルコイン、あるいはXDCによって発行されるCBDCともつながることだって予想できます。
そう考えると今回のこのサイクルビットの発表は、XDCの採用が最初に発表された、というだけでも嬉しいことだと思います。
以上、今回はXDCに関して3つのトピックを紹介させてもらいました。
1つ目は、XDCが企業がISO20022に則った暗号通貨送金ができる未来が見えたトピック。2つ目は、Upholdのウェビナーより、貿易金融と小売りをつなぐための新たなトークンの登場についてのトピック。3つ目は、サイクルビットという今までとは少しカバーする範囲が異なる決済サービスとXDCがつながったトピック。
『XDC決済・送金の実用化』が見えた1週間だったのではないでしょうか。
次回は、もしXDC Foundationの週報があればそちらを、なければ今回のように独断でトピックを選んで紹介していきたいと思います。相場は上向きにはなりませんが、こういう時こそニュースに目を光らせていきたいと思っています。次週も噛み砕いてお伝えできればと思っています。どうぞお付き合いください。(前回の記事もぜひご覧ください↓↓↓)
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こんにちは!
今回貿易金融専用トークン(ステーブルらしい)と言う情報が流れ
一部海外勢はXDCは詐欺だ。とか価値が下がるといった懸念があるようで
価格が大幅に下がっていますね
XDCだけでは市場が支えられない。という事でしょうか
レイヤー2トークンが多数発行される予定だという事で価値の希釈がされると言う見方
がある一方、実用化に向けて加速しているとも見れますね
XDCやXRC20トークンには、それぞれ価値の裏付けがあり、即時決済可能と記事にありました
XDCに投資している身としては、その裏付けがなんであるか
ドルなのかコモディティなのか
XDCをこのまま握っていればいいのか分からなくなってきました
各レイヤー2のトークンがステーブルで無かった場合
また一波乱ありそうです
MAKOTOさんいつもありがとうございます。
XDCが揺れ動いていますね。
たくさんの良いファンダメンタルが出ているのに
今XDCの価値が上がらないのはなぜか。
そう思うのも無理もないかと思っています。
考えられる1つの原因として良い意味でも悪い意味でもなく
「タイミングが早かった」というのはあると思います。
本日6月28日の記事は私なりに考えていることをお伝えしておこう
そういうきっかけをMAKOTOさんのコメントから頂きました。
あくまで私の意見ですが、お聞きいただければ幸いです。