Weekly XDCダイジェスト vol.⓮ 2022.6.4-10
こんにちは。今回は定期コーナー。先週のXDCネットワークの動向についてXDC Foundationがまとめた下のツイートをもとに、わたしなりに日本語で解説を加えながら定期発信する回になります。
仮想通貨XDCについてまだ知らない方の入口にしていただいたり、すでにお持ちの方は最新動向を追うための1つの情報源にしていただけたらと思います。では先日発表された6月4日から10日までの動きを紹介していきます。ではさっそく参りましょう!
今回は3つのトピックがありました。太字が直訳部分、その後にわたしが僭越ながら解説を付け加えていきます。
《THIS WEEK IN XDC (2022.6.4-10)》
▶Topic.1(6.7)『アーバン・アライアンス、XDCネットワークと提携』
……XDCFoundationは、アウディ・フィールドで開催された第2回キャピタル・カップにおいて、アーバン・アライアンスを支える情熱的なリーダーたちと団結しました。
【翻訳】XDC Foundationは、@UrbanAlliance、高校生を公平で包括的なキャリアにつなぐ組織。2回目の毎年恒例のキャピタルカップとイベントのハイライトを私たちと一緒に体験してください。
アーバンアライアンスというのは、調べてみるとこういう組織のようです。
『有給の仕事の経験、メンターシップ、専門能力開発を通じて、高校生を公平で包括的なキャリアに結び付けます。私たちは学校や雇用主と協力して、有色の若者の経済的流動性に対する体系的な障壁に取り組み、すべての若者の教育と労働力開発の間のギャップを埋めます。』
Twitterアカウントを見るだけでも大きな歴史ある組織で今年で25周年。「学生の職業機会における公平さを求めて戦います」こういうミッションを掲げている組織。
活動の1つにオバマ元大統領の姿も確認。
このアーバンアライアンスには他にもアメリカのプロバスケットボールリーグを運営する『NBA Foundation』も支援しており、今回はXDC Foundationもプロサッカーリーグを通じてこの活動イベントを支援した、というトピックでした。
続いて
▶Topic.2(6.8)『XDCネットワークへのUSDCブリッジが始動』
……Wanchainが構築した分散型で非管理型のブリッジを通じて、XDC Networkの低コストかつ高速な取引スピードでUSDCを取引できるようになりました。
およそ2週間前に『USDT』というステーブルコインがこのWanchainのクロスチェーンブリッジにより、XDCチェーン上でもUSDTが発行できるようになった、という話をしました。
この最後に個人的な思いとして『USDT』だけでなく『USDC』もお願い!と願っていましたが、まさかこんなに早く実現するとは思いませんでした。
ちなみにUSDTは現在世界1位のシェアのステーブルコイン。2位がこのUSDCです。今勢いがあるのがUSDC。
USDCは現在発行元がアメリカの『銀行ライセンス』取得に動いていて、最近話題になっているステーブルコインの信用問題解決に一番近い存在とも考えられています。
そんなUSDCがこの度、XDCチェーン上でもこのブリッジを通して移動できるようになったわけです。
『XDC国で世界通貨USDCが使えるようになった』
Wanchainの両替窓口になって、世界中に発行された7兆円を超えるUSDCが流れ込む道が開通した、という記事でした。
具体的には下記ツイートのようにブリッジするようです。
▶Topic.3(6.9)『相互運用可能なブリッジとDeFi』
……XDC Foundationは、DIMO FinanceとWanchainをホストとして、XDC Networkに構築された複数のブリッジと、すべての参加ネットワークが相互運用可能な分散型エコシステムからどのような利益を得る立場にあるかについてのTwitterスペースでのディスカッションを行いました。
今回最後のトピックは、2つ目のトピックと関連した内容です。
ここにあるDIMO FinanceさんはWanchainとXDCを結び付けた存在。今回はXDCがホストになって、Twitterスペースを通じてこの三者でディスカッションをした、という話題。
XDC FoundationからはQuincyさんやWalterBlueuさんもスピーカーとして参加していました。
今回のTwitterスペースは録音があるので英語が分かる方はこちらをお聞きください。(録音は1か月ほどで消えてしまいますので注意)
英語がちょっと・・・という方は、英語が苦手な私が翻訳ツールを使って確認できた要旨だけでよければ箇条書きで紹介しましたので以下をご覧ください。
・今後の我々の課題は『真に分散化され、相互運用ができるブロックチェーン』を作ること。
・今回WanchainとXDCが繋がったきっかけは、Dimoから連絡があったこと。
・Wanchainは最終的にはすべてのチェーンを繋げたい。
・クロスチェーンによって生まれるメリットは、異なるブロックチェーンのコミュニティが繋がること。
・クロスチェーンによって複数のチェーン使ったDapps(分散型アプリ)をユーザーがシンプルに扱えるようになる。
・ブリッジは長所と短所を補える。たとえばスマートコントラクト開発中のXRPを、すでにスマートコントラクトを実装した他のチェーンに取り入れれば、お互いの良さを生かすことができる。
・EVM互換があるところのチェーンとの接続はカンタンだが、それ以外の非EVMチェーンが課題。これらを相互運用できるレイヤーを作るのが今の一番の目標。
※EVMとは「イーサリアム互換のある機能のこと」
・クロスチェーンブリッジの最終ゴールは少なくとも1年以上後になる。
・Wanchainはカルダノとのブリッジのためにすでにデータ連携を開始しており、そう遠くない未来に実現する。そしてTronも。
・クロスチェーンの技術を使えば、NFTもいつかワンステップで複数のチェーン同士でカンタンにやりとりができるようになる。
などなど・・・私の理解が及ばない技術的な議論は省略させてもらいました。あしからず。
(例えば、コストの安い、より良いユーザー体験のための技術的な議論、クロスチェーン上のセキュリティの弱点についての議論がありました。)
以上、議論が白熱しているのが言語の壁はあるものの、字面からも伝わってきましたし、何よりクロスチェーンのメリットについて何となく理解を深めることができました。
なお、現在Wanchainは、『Arbitrum、Avalanche、Bitcoin、Ethereum、Litecoin、XRP Ledger、Polkadot、XDC・・・』など15を超えるネットワークを接続しています。
このWanchainとXDC、Dimoの接点を知りたい方は下の記事も参考になるので紹介しておきます。
以上、今回は、1つ目はXDCがUrban Allianceへの貢献に関わったこと。2つ目はUSDCと橋渡しができるようになったこと。3つ目はさらに多くのチェーンと相互運用が可能になるという話題を取り上げました。
将来的にはやはりブロックチェーンとブロックチェーンの間を跨ぐ技術が必要で、今はまずXDCが他のメジャーチェーンと対等に肩を並べる段階になりつつある。そういうことを感じられた週でした。次週もお楽しみに!
✅XDC購入までの最短ルート
❶手数料が最も良心的な国内取引所。ビットバンクの口座開設
❷海外取引所でも使いやすい。ビットゥルーの口座開設
“Weekly XDCダイジェスト vol.⓮ 2022.6.4-10” に対して1件のコメントがあります。