仮想通貨『リカバリーフレーズ』をどうするか?問題(基礎編)
こんにちは、マスオです。
今回は、仮想通貨ウォレットのリカバリー(復元)ワード、をどう保管していくのが一番安全か。こういう切り口で特集してみたいと思います。
仮想通貨のウォレットの管理で最も肝心なのが、ハードウェアウォレットなどの本体ではなく、この『リカバリーフレーズ(シークレットワード・シードフレーズ・ニーモニックワード)』というもの。
これが誰かに知られてしまったり、紛失してしまったりすると、中に入れている財産が危険にさらされてしまいます。
12個、24個の英単語で構成されているこの文字情報、改めてどうやって保管しておくのがいいかを考えてみるきっかけになればと思っています。
今回は基礎編。置き場所にどんな選択肢があるのか、全部で10の方法を列挙し、その長所短所を紹介していきます。
そして次回はその応用編。より実践的で安全性が高まる方法が見つかるようサポートしたいと思います。
それではさっそく紹介していきます。
❶紙に転記して保管
長所:置き場所が分かりやすい、自分が死んだ時など万一の場合に備えて家族と一緒に共有しやすい、
短所:火災で燃えて無くなってしまう、スペルミスや類義語の勘違いが起きる可能性がある、紙は劣化する
【補足】
暗号通貨を第三者が取り出すには「PINコード」も必要です。どうやって取り出すのか、未経験の人が扱う場合、仮想通貨引き出しのための手順書を付け加える時に、最もアナログな媒体が伝えやすい。そういう利点があります。
そしてこのような耐火バッグに入れておく、という選択肢があります。
❷パソコン端末のハードディスクに保管
長所:紙よりも視認性が低い。アクセスしづらい。保管の工夫次第で安全性を高められる。
短所:常時オンラインになると、ハッキング被害の可能性がある。(ストレージから抜き取る、あるいは表示画面を遠隔で盗み見られる)特に中古パソコンは要注意。
❸外付けハードディスク(USB)に保管
長所:オフラインにできるので、ハッキング被害を免れられる。
短所:紛失や故障、破損リスクがある。
❹クラウドサービスに保管
例)『Dropbox』『Googleドライブ』『OneDrive』『iCloud』『Amazon Photos』など有料・無料サービス
長所:アクセス端末が万一破損してもデータは残せる。
短所:そのサービスを提供する企業のセキュリティに依存する。ハッキングの可能性は否定できない。
【補足】
クラウドの情報をプログラム化されたBOTが検知する手口があるとのこと。例えば「0x‥‥」等とアドレス文字列を特定し、その周辺の文字データを抜き取る。
❺パスワード付きPDFもしくはZipファイルに保管
▷PDF
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/4383.html
▷Zipファイル
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/4383.html
長所:ファイルがハッキングで抜き取られても中身を保護できる可能性が高い。
短所:管理する情報が1つ増える。
❻自宅金庫に保管
長所:いつでも取り出しが可能。家族で情報共有できる。
短所:泥棒が狙いやすい。耐火金庫であっても燃えないわけではない。
【補足】
泥棒が仮想通貨に詳しいとアウト。鎮火までに1時間以上燃え続ける可能性は低いため、2時間以上の耐火金庫ならリスクは限りなく低い。
❼銀行の貸金庫に保管
長所:捜査機関でも手を出しづらい。銀行が倒産しても中身は返却可能(ペイオフ制度対象外)。亡くなった場合にも遺族に返還される。
短所:銀行員を信用できるか、貸し金庫の維持費がかかってしまう、銀行の営業時間以外は取り出せない。最悪「銀行の預金封鎖」!?
【補足】
利用料はこちら参照。ただし審査があるとのこと。
<三菱UFJ銀行・貸金庫サービス>
<三井住友銀行・貸金庫サービス>
❽スマホ端末のメモ帳に保管
長所:情報の取り出しには便利。ロック機能をかけて使うことができる。
短所:誤操作であっさり消える。フリーWi-Fiに繋いでハッキング被害に遭わないとは言えない。
【補足】
スマホの中で最も狙われるのがこのメモ帳機能。スクショ保管が危険と言われているように、本当に大事な情報は入れるべきではない。
またLINEのメモ帳でこのような被害があったようです。ご注意下さい。
❾金属プレートで保管
長所:紙とちがい、火事、洪水、自然劣化に強い。例えば上記のステンレススチール製の専用プレートの耐火温度は約2500度。(火災温度は1000℃前後)
短所:当然盗難リスクはつきまとう。
❿頭の中に保管
長所:記憶力に自信があれば何も要らない。
短所:万人に向かない。
以上、全部で10個の保管方法を紹介しました。現実的なものもあれば、これはちょっと・・・なんてものもあったのではないでしょうか。
特に最後に紹介した『暗記』に頼るだなんて正気か?と思った方もいたかもしれません。
しかし!ここでお気づきの人もいると思います。この10個を単独で考えると、短所が残るのはお示ししたとおり。
ここから考えていくべきは、これら10個を組み合わせることです。「アレとコレ」を一緒に取り入れればもしかしたら短所・弱点を補い合えるのでは?場合によっては『暗記』すらも最強の手段に変わるかも?
ということで、次回は応用編。さらに発展させていくと思わぬ最強の方法が見つかるかもしれません。次回もぜひお付き合いください!
(続編記事はこちらです👇)
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