大不況時にするべきこと・後編
こんにちは、マスオです。今回は前回の続きになります。
さて、前回は大不況を迎えて大失業時代を迎えた先にも、私たち人間がやるべき仕事というのは減っていく、ということをお伝えしました。理由は機械化、自動化、効率化が進んでいくからです。
そして、ただお金を消費するだけの生活ではなく、仕事を自分たちで創っていく、生産することも大事になっていく、ということにも触れました。
次に来るWeb3の時代では、今までのような日本円で給料をもらう生活ではありません。ネット上で人とつながりながら仮想通貨を稼ぐことで生きていく『トークン経済』になる、ということも前回お伝えしました。
つまり、リアルよりもネット上で仕事を創る術が求められていくわけですが、それはどうやって身につけるのか。そのヒントになりそう、と前回最後に紹介したのがこちらの図。
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これは『Web3.0型コミュニティのフレームワーク例』とありますが、今後私たちの働き方がイメージできる図になっています。
同心円状に広がるこの形のどこかに人が属する。つまりこれは組織図です。今までの時代は社長、部長、課長・・・など三角構造の組織でしたが、それとは違うというのが分かります。
横並びになっているということは、これは命令系統ではなくそのコミュニティの関わりの深さを表しているわけです。もっとも関わりが深い一番内側からこんな名称で呼ばれています。
①コアな貢献者
②バウンティハンター(賞金稼ぎ)
③ネットワーク貢献者
④トークンホルダー
こんな言葉で表されています。なんとなく分かるような分からないような。仮想通貨のプロジェクトに当てはめると
①コアな貢献者・・・運営
②バウンティハンター(賞金稼ぎ)・・・初期出資者(VC等)
③ネットワーク貢献者・・・マイナー、ノード
④トークンホルダー・・・一般投資家
こういうことになります。
ただこれは仮想通貨というプロジェクト以外にも当てはまる図で、たとえばこれがブロックチェーンゲームのプロジェクトなら
①コアな貢献者・・・運営
②バウンティハンター(賞金稼ぎ)・・・NFT保有者(スカラシップ等)
③ネットワーク貢献者・・・ゲームアイテム制作者
④トークンホルダー・・・一般プレイヤー
例えばこういう表現方法ができます。
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今流行している『Axie Infinity』では強いNFTアイテムを保有している②が④のゲーマーにNFTを貸して稼いでもらう。
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『Step’n』という歩いて稼ぐタイプのゲームでは、NFTスニーカーを保有している②の人が、歩いてくれるプレイヤー④にNFTスニーカー貸して、その利子を受け取る。これが“スカラシップ(奨学金)”という仕組みです。
また、ここでいう③はゲームアイテムを作ったり、スニーカーを作ったりするNFTクリエイター。
人々は今あるプロジェクトに①から④いずれかの立場で参加しながら、そのプロジェクトのコニュニティー人口を増やすことでトークンの価値を高めていくわけです。
またこういうのもあります。最近多くなっているNFTプロジェクトですが、『BAYC』のコニュニティもこうなります。
①コアな貢献者・・・運営(Yuga Lab)
②バウンティハンター(賞金稼ぎ)・・・BAYC保有者
③ネットワーク貢献者・・・(イーサリアムのマイナー、コラボetc)
④トークンホルダー・・・Apeコイン保有者
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NFTのプロジェクト自体が大きくなるとトークンを発行したり、何か他のプロジェクトとコラボしたりして、コミュニティを広げていくモデルです。
そして今まで紹介してきた『仮想通貨』『ゲーム』『NFT』などの要素が複雑に絡み合っていき、規模が大きくなりそうなのが、メタバースのプロジェクト。
①コアな貢献者・・・運営
②バウンティハンター(賞金稼ぎ)・・・NFT土地保有者etc
③ネットワーク貢献者・・・ワールドの建築家・アイテム制作者etc
④トークンホルダー・・・一般利用者etc
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たとえば『Sandbox』というメタバース空間を提供するプロジェクトは、ここにゲーム要素が混ざり、さらにここに参加を表明している一流アパレルメーカーなどが土地を保有しショップでアイテムを販売します。するとこのメーカーさんは②③の両方に関わることになり、誰が①~④に当てはまるかも一概には言えず複雑になっていきます。
また今までの株式会社や一般企業も種類によっては組織形態をこの同心円状に変えることができます。たとえば映画製作会社がこのような組織形態をとった場合、トークンやNFTを発行して資金調達をしたとなるとこうなります。
①コアな貢献者・・・プロデューサーや監督
②バウンティハンター(賞金稼ぎ)・・・出資者(NFT)etc
③ネットワーク貢献者・・・役者、小道具、カメラマンetc
④トークンホルダー・・・ファンの出資者etc
この中で②と④は同じ出資者であっても少し違っていて、NFTを保有する②はこのプロジェクトに特権的な参加資格を有する関わり方。④はファンとしてトークンを購入してその値上がりを期待する関わり方。
この形態をとっているものが日本でもすでに登場していて、『エンタメDAO』の“Super Sapienss"というプロジェクト。今まで特定のスポンサー企業やプロダクションの都合で人選や内容を制限されてきたエンタメ業界が、業界のしがらみを気にすることなく進められる、など今までとは違う運営方法が話題になっています。

最後に紹介するのが、地方自治体です。先日北海道の余市町が国内で初めて『ふるさと納税NFT』を発行したことが話題になっていました。

https://www.furusato-tax.jp/feature/a/nft_2022?top_ttarea
なぜ地方自治体がふるさと納税をNFTにして発行する必要があるのか。この自治体がもしWeb3のフレームワークに当てはめてみると
①コアな貢献者・・・お役所の勤め人
②バウンティハンター(賞金稼ぎ)・・・ふるさと納税NFT購入者etc
③ネットワーク貢献者・・・返礼品提供者etc
④トークンホルダー・・・住民etc
ふるさと納税NFTを購入した人は今まででは得られない特権を受けられる、という仕掛けを用意しています。今後財政がひっ迫しそうな地方自治体はどうやってお金を集めるか、集客していくのか。NFTはあくまで1つの手段です。
他にもたとえば『●●町トークン』を発行して、住民になればそのトークンが受け取れるなど、Web3の仕組みを部分的に取り入れると地方が活性化するかもしれません。
以上、今回は『Web3.0型のフレームワーク』を今後の世の中の様々なものに当てはめてみましたがいかがだったでしょうか。
世の中で仕事がなくなる中で、今後5年以内にはこのモデルがどんどん増えていくと考えられるなら、私たちはどう関わっていくのか。
これから大不況が来ると考えて、その暗いトンネルの出口に差し掛かった頃に、こういうプロジェクトが「待っていました」と飛び出してくる気がしています。
なので、今からWeb3.0のフレームワークを参考に、NFT、DAO、仮想通貨と関わってみてはいかがでしょうか。きっと嵐が吹く中でも、より良い何かを見据えて明るく過ごせるように思います。
今回の内容はこれで以上です。
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