ガチホの技術❶
「心の財布のうつわ」
こんにちは、マスオです。今日は銘柄紹介ではなく、私の日頃の所感を少し述べたいと思います。昨日はアメリカのCPI(消費者物価指数)が7.5%、と昨晩かなり世間を賑わせました。
それを受けて、株式もビットコインも下がる下がる。最近穏やかな相場だっただけに、またもや厳しい雰囲気を漂わせていました。
このジェットコースターのような値動きが年初から相変わらず続いていますが、仮想通貨投資を始めた熟練者さんはきっとこの程度であればもう慣れっこなんですよね。
ですが、気になるのはやはり仮想通貨を始めたばかりの方々です。私も身近な人に仮想通貨をおススメしていますが、1つの登竜門として、相場の急落があります。
これが起きるたびに、「大丈夫なの?」「タイミングが悪かったの?」「しばらく休もうかな?」というお声を聞くんです。
当然の話ですよね。私もこれについては自分の経験上、通った道だなと思うわけです。すぐには割り切れず、夜も少し気になってチャートを見てしまいます。でもなぜ、こういう気持ちになるのか。結論は
【短期の小遣い稼ぎ】
こういう動機がまだまだ強く残っているからだと思います。つまり、投資とはまだまだ割り切れていないわけです。私も宝くじでたくさん夢を見たことがありますが、この感覚からいきなり投資へ、というのはなかなか思考が追いついていかないんですよね。
このブログを読んでくださる方にも、投資熟練者の方がたくさんいらっしゃると思いますが、身近に仮想通貨投資に誘った方がいましたら、かの心のケアはつきものですよね。
ですが、私が先日までに下げ相場が来るたびに「今はどういう状況ですか?」と問い合わせてきていた方が、パタっとそれを言わなくなったきっかけがありました。それは
【心の財布の器】
という話です。人それぞれ物理的な財布をお持ちだと思いますが、大きさはそれぞれですよね。実は心の中にも財布みたいなものがあって、この財布は目に見えませんがここにも大小があります。
私たちの心の財布のキャパ(容量)が10万円だとすると、こんなことが起きます。「こんな大金持っていていいのかな?」とか「買いたいものがあったんだ、買っちゃおう!」とか。
ふだん持ち歩いているお財布の中身が1万円で、それが10万円になるとソワソワしてしまう自分がいるわけです。これも当然の話ですよね。
私たちが小さい頃お年玉で千円入っていてびっくりしたこと。1万円でびっくりしたこと。アルバイトして10万円入ってびっくりしたこと。みたいに、少しずつ器が広がってきました。
それが投資となるとまた一段階レベルの高い器が必要になります。なぜかというと、価値が上がる下がるがそこに加わるからです。
今までは持っていてソワソワしていたのに、それが不思議な生き物のように大きくなったり小さくなったりする。こんなこと普通は耐えられません。
でも心の財布の器を大きくするというのは、上がることと下がること、両方を許容できること。下を許容できなければ、大きい方も許容できない。
10万円が5万円になって耐えられない人は10万円が100万円になっても耐えられない。
一方で10万円が2万円になっても耐えられる人は1000万円に増えても耐えられるかもしれません。
金額はあくまで例えばの話です。つまり、まず最初、どんな目標を持つのか。大きく伸ばしたい。それなら大きく下げを許せないとね!
こういう話が、最初にできると、仮想通貨投資を始めたばかりの方もより良い心構えができるようです。それ以来、このワードを使うようにしています。
「どれくらいに育てたいの?」
質問を受ける側の逆質問。これでやはり大きく育てたい、と思えているなら長い目線で、まだまだ黎明期の仮想通貨投資のボラティリティ(価格の上下)にも耐えやすくなれる。メンタルのマネジメントも楽になる。そして仮想通貨投資をおススメした方との関係もより良い関係を続けられると思っています。
何やら可愛い子には旅をさせろ、的な子育て論にも近いと思ってみましたが、とても効果的な言葉だったのでシェアさせてもらいました。
今回は「心の財布の器」という話で、初心者、新規参入者をサポートしようという話でした。きっとファンダメンタルとかはその次の段階でお話するべきかもしれませんね。
今後も長い目線でガチホ(長期保有)できる技術、メンタルコントロールの話もしていきたいと思っています。それによってより多くの人が、よりよい仮想通貨との付き合い方を身につけて、資産防衛ができるようになればと思っています。
今回はそんな雑多な話にお付き合いくださり有難うございました。