ブロックチェーン革命❻「IoTって何?」(序章)
前回のブログでは、ブロックチェーンによって変わる保険業界の話をしました。
こちらの記事では、保険の契約から保険金支払いの請求、査定、振込までの自動化を目指すためにブロックチェーン以外に必要になってくるパーツがあることをお伝えしました。それが
です。IoT(アイオーティー)とは、「モノのインターネット(Internet of Things)」のことで、インターネットで人と人が繋がったら、今度は物と物がインターネットで繋がる、みたいな話です。今はその初期段階と捉えてよさそうです。
初期段階、今すでに使われているIoTの例というのは、たとえばこんなものです。
・通勤時にテレビ番組を予約する
・外出先でエアコンをつける
これはスマホとインターネットに対応した家電が結びつけたIoT。遠隔操作を実現した例とも言えます。この技術は出てきてもう久しくなりましたが、最近は
・スマートスピーカー
・スマートキー
のように、家で人がハンズフリーで操作できるようなものが増えてきました。今家にあるリモコンは不要になり、スマホ操作すら不要になってきています。人は布団にくるまって、コタツで寝転びながら、用がたせる仕組みが作られています。これがさらに進化するとなるものが登場します。
(https://blog.softbankselection.jp/31993/ より引用)
家にある家具、設備がインターネットにつながって動く家が登場し始める。そんな家、そんなビルが開発され始めています。
今までの家とこのスマートホームが違う点。それはセンサーが多く備わる点です。たとえば人感センサー。これで自動で電源が入り、温度センサーでエアコンが動き、照度センサーで明るい暗いを調節する…
(https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/spv/1503/12/news025.html より引用)
スマートホームではこのような無数のセンサーが家に張り巡らされていきます。センサーというのは、ある意味私たちの五感の代わりのようなものですので、家中のセンサーは自分の目や耳、鼻、肌の身代わりです。そのセンサーのお陰で、私たちの生活は便利になり、ますます廃人ライフを満喫……ではなく、ますます自分のやるべきことに専念できるようになるようです。
とはいえ、もちろん電子機器が自動で実行してくれるのはありがたい話ですが、「今は寒くない」とか「今は起きたくない」とか余計なお世話に感じる時もありそうです。最終判断は自分がしたい!というケースではどうするのでしょうか。
会社の上司と部下の関係なら「とりあえずデータをよこせ」みたいになるかもしれません。センサーで感知したデータというのは残しておき、自分の行動を調べてみると、例えば「私にとっての快適な温度や湿度というのはこれだ!」とか「寝覚めが良い起床時刻は何時だ」みたいな答えを見つける材料になるかもしれません。
このように、センサーが集めるデータというのは利用価値があるもの。たとえばこれをAIが解析をすれば、解決策が見つかるかもしれません。
以前のブログ記事で、自然災害保険は査定が難しい、という話をしましたが、これを解決するにはセンサーなどから集めたIoTデータの蓄積が有効です。そうすれば異常気象で農作物の被害が出た農家さんも、台風によって家が水没した人にも迅速に補償ができるかもしれません。
以上、今回は『ブロックチェーンとIoT』というテーマの序章として、ブロックチェーンとIoT(モノのインターネット)の接点をお伝えしました。次回は、この話を前提にして「ブロックチェーン✖︎IoT」についての話題、そしてみんなも私も興味のある仮想通貨(お金)とIoTの関係を掘り下げてみようと思っています。クリプト民でここは未開拓、という方ぜひお楽しみに😊
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