100年役立つ!
『価値観アップデート・その2』
⓫生活環境
アドレスフリーな働き方になる。テレワーク、ノマドワーク、場所にとらわれない生活を送る。企業は“ZOOM会議”から“メタバース会議”が主流になり、直接人と顔を合わせる機会を精選していく。すると本社機能も縮小する流れになり、社外のコワーキングスペース、オフィスシェアリングなどを積極的に利用するようになる。効率的な時間の使い方ではない通勤時間は減り、満員電車も解消される。
⓬モビリティ(物流・人の流れ)
満員電車だけでなく、車の渋滞も徐々に緩和される。理由は空が使われるため。“置き配”が当たり前になれば、次はドローン配達。ウーバーイーツも“ドローン配達”に置き換わる。空の移動の安全性が“物”を使って実証できれば、次は空飛ぶ車による人の移動。まさに移動は『地』から『風』への象徴的な変化。
⓭性別観
さらにジェンダーレスになる。従来のような男性"性"(男性の特徴)優位の時代から、女性"性"が取り入れられる。男性は女性"性"を取り入れることでビジネスで成功。女性は男性"性"をまといさらに社会で活躍し、女性リーダーはさらに増加。両方の側面をバランスよく持つ時代に。LGBTQなどの性差も気にならず、今まで以上に尊重される。“性別欄”はいつか消える。服装なども中性的なファッションが常態化し、化粧はしたい人がすることに。
⓮家庭観
家庭の役割に男女差がなくなり、女性パートナーの社会進出を男性パートナーが支えることも珍しくなくなる、など従来の家庭の在り方はさらに柔軟になる。良妻賢母は死語に。先進諸国の“少子化問題”も発展途上国の“多産”も根底は同じ。従来の「経済的な理由で子供を産む」という考え(圧力)は見直される。子供は"社会の宝"になる。
⓯結婚観
「結婚」の目的も在り方も多様化する。事実婚(法的手続きのない結婚)が増えて、旧来の婚姻制度にとらわれず、パートナー同士の価値観に最適な関係を求める。同性婚も尊重される。血縁に縛られない生き方へ。「夫婦=生活を共にする」ではなくなり肯定的な別居も選択される。そもそも恋愛の形がポリアモリー(複数恋愛)になる可能性もある。
⓰国籍
お金が国境をたやすく越えていくつれ、国の権威性は小さくなる。すると国籍による縛りも徐々に弱くなり、どこの国で生まれたか、地縁に大きな意味はなくなる。翻訳技術によって、言語の壁もなくなっていく。国境を超えた経済圏で結ばれる協定も増えていくので、これもボーダレスを加速させる。出入国もスムーズになり、その代償として監視社会を受け入れる可能性あり。
⓱教育観
学校という今までの画一的学習環境が形を大きく変える。タブレット・AIによる個別学習の効果が広く認められ、学年、学級単位など固定化された集団で学ぶことのデメリットが顕著になる。学習内容は、よりその個人の適性が重視されていく。また“正解・王道・鉄板・雛形”のようなフレームワークを学ぶことはあまり意味がなくなる。学校は、子供の主体性重視、体験や経験を協同で学ぶ場に特化される。
⓲コミュニケーション
飲み会の席順を気にすることがなくなる時代に。「ZOOM」や「メタバース」によって物理空間の制限がなくなったことで、フットワーク軽く自分の好きなコミュニティへ移動できる。過剰にストレスになるような相手との付き合いは減らすことができ、社会全体のメンタルヘルスは改善する。
⓳モチベーション(動機)
お金だけでは動かなくなる。自分の内面部分を重視し、ワクワクすることを選ぶようになる。自分の“好き嫌い”は大切な行動指針に。逆に“根性”や“我慢”は思考停止を意味し、人間のイヤなことは“自動化・機械化”の対象に。
⓴時間
従来“私生活”と“仕事”の間で『ワークライフバランス』を意識してきたが、“自分と向き合う時間”と“社会と接する時間”のバランスの方が大切になる。瞑想など、純粋に自分のためにかける時間が増えていく。
以上、長くなりましたが前回紹介したものも含めて『風の時代』らしい未来を20項目にわけて表現してみました。
堅実さ、慎重さが大事にされてきた『地の時代』、多少軽率でも柔軟さや自由さ求める『風の時代』。それぞれに長所・短所があって人によって生きやすい、生きにくいもあると思います。ですが、今まで我慢して生活していた人ほど、これらの大きな変化に早くチューニングさせた方が楽に生きられるのも事実ではないでしょうか。次の100年使えそうな『価値観アップデート』、あくまで参考材料としてお使いください。
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