『風の時代×仮想通貨』その1

 

2021年冬至に閉まる?『目覚めのゲート』とは

 2021年12月22日、今日は冬至ですね。北半球では最もお昼が短い日。太陽の力が最も弱くて、世界ではこの日を「生命力が弱まる日」などとマイナスのイメージが連想される…

前回の内容では『風の時代』という歴史的な大転換を遂げたかもしれない世界に、どうにか順応するための1つの切り口として『仮想通貨』を取り上げさせてもらいました。

 ふだん私のブログを見てくださっている視聴者さんの大半は、もうすでに仮想通貨を触って、いじってこねくり回して…しまいには今税金計算で大変だ、という人も多かれ少なかれいらっしゃるかもしれません・笑

 ですが、世の中全体で見れば、仮想通貨を持つ人の方が明らかに珍しく、極めて少数派に分類されます。2021年年末時点では日本人の98%近くが仮想通貨をまだ持ったことがない、というのが我が国の実情のようです。

 前回もお伝えしましたが『仮想通貨』はあくまで“気づき”の1つのきっかけであり「新たな時代に入った」と実感するための道具に過ぎません。お金を育てるための手段としての一面も大切ですが、今回の記事では、仮想通貨を投資手段以外の切り口で見てみたいと思います。

 さて今回注目してほしいのは、仮想通貨を支える技術の部分です。この技術が社会や経済の構造、人の価値観までも大きく変える可能性を秘めている、だなんて言ったら少し大げさに聞こえるかもしれませんが、これからの内容を聞くと多少なりとも頷ける部分が出てくるかもしません。では、その仮想通貨を支える技術とは何か、その一つが、最近はよく聞くようになったこの言葉

       『ブロックチェーン』

ブロックチェーンとは一般的に「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」などと説明とされていますが、今回はそのブロックチェーンの仕組みより、ブロックチェーンが“世の中に何をもたらすか”という影響の面に注目したいと思います。ここではブロックチェーンはビットコインで初めて実用化された技術くらいに捉えてください。

 さてこのブロックチェーンが登場したことで世の中にどんな影響があるのか。私なりに一言で表してみると

       『お金や財産の変質』

 お金というのは『貯蓄・送金・決済』という3つの機能がありますが、日本は最近特に『貯蓄』する傾向が強く、それは個人の貯蓄や企業の内部留保が増え続けていることからも明らかですが、このお金の状態を喩えて言うと「お金が“土”化している」一か所にとどまって動かないことからも、そう表現することができます。

     『地の時代』→『風の時代』

 ですが私たちが今後迎えるのは『風の時代』。すると今度は「お金が“風”化する」ことが考えられます。お金が“風”のようになる、というのは風のようにビュンビュン行き交うようなイメージでしょうか。すると“貯蓄”よりも“送金・決済”が活発に行われるということでしょうか。実はこれを強烈に支援するのが“ブロックチェーン”という技術で、まさに『風の時代』に合わせて登場したかのような時代にマッチした技術ということです。実際にビットコインなどの仮想通貨を使うと、今まで銀行では数日かかった国際送金が、数秒から数十分以内で処理できてしまう、比べ物にならないくらいの進歩を遂げました。つまり、『地の時代』から『風の時代』にシフトする今、まさにお金の性質が変わり始めているわけです。

“地の時代”=
   物質重視、“男性”性優位、縦型社会

“風の時代”=
   精神重視、“女性”性優位、横型社会

 これは前回のブログでも紹介した“時代性”の特徴ですが、ここにあるように、今後“物質重視”から“精神重視”へと人々の価値観が変化していくと、お金への所有欲よりも、「どう使うと満足度が高いか」という”質的”な部分が重視されていくように思います。それは、男性より女性の性質が優位になるという部分にも重なります。一般的に男性は「稼ぐ」ことを得意とし、女性は「使う」やりくり上手が多いとすると、女性的な考えの方が価値づけられそうです。

 もっと言うと、仮想通貨は目に見えないデジタル化されたお金ですので、物理的な肌感はありません。一方で今まで使っていた札束はやがて役目を終えてチリ紙交換され、硬貨はトロっトロに溶かされ貴金属に戻ります。これもまさに“風の時代”仕様。そしてデジタル化されたお金は、言ってしまえばただの文字情報。メールでメッセージを送るくらいの感覚まで気軽な存在になれば、お金はコミュニケーションツールの1つになった、と言われる日も来るかもしれません。横型のつながりを重視する時代であればそれも頷ける話です。

 今後、このように価値観が変化していくとすれば、世界の経済活動も劇的に変わるかもしれません。よりお金を手軽に動かせるようになれば、経済は自然と上向きます。世の中のお金の動きは人の血の巡りにも喩えられますが、まさに血流がよくなった状態。新陳代謝が促され、体中の細胞がみちがえり、若さを取り戻したような状態になります。なので『風の時代』の世の中では、うまく機能すれば不景気とは無縁になる、なんてことがあるかもしれません。

 一方で2021年現在の世界経済はというと、世界中が“お風邪対策”をしたことで経済も滞り、“血圧高めのご老体”とも言えそうな状態です。あるいはこの期間の富の再分配がうまく行かず、一部で血流が悪くなり冷え性を起こしています。さらに言えば、アメリカの「利上げ」の神様が起爆装置を握る、いわば"爆弾”を抱えた体です。とても健全な状態とは言えません。

 ですが、そこで体質改善の即効性が期待できるのがブロックチェーン。ブロックチェーンの技術が実用化されていけば、インターネットでお金を速く、安く、手軽に送れるようになるので、まるで心臓のペースメーカーのように機能して経済が生き返ります。今後、世界経済がもし今以上の危機を迎えた場合、それを再起動できる装置は"これ”しかないとも考えています。今後起きるかもしれない経済危機の後に、見事なタイミングでブロックチェーン技術が普及して、お陰で皆が生活を取り戻す。…なんて絵に描いたような美しいシナリオが用意されているかもしれません。

 しかし、今の日本の状況を顧みると、未だ将来への不安から貯蓄を増やし続けて『地の時代』を引きずっています。銀行預金・タンス預金をしてみたら、やがてお札にカビが生えていたり…、積立保険という冷凍庫にお金入れていたら、やがて冷凍焼けして、鮮度が失われていたり…なんて、このままではどこかで足元を救われる気がします。

 そしてさらには日本の仮想通貨普及率は冒頭触れたとおり2%程度。これは諸外国と比べてみても、圧倒的に少ない数字です。つまり『地の時代』を引きずりつつ、『風の時代』の乗れていない。これでは、ちゃっかりブロックチェーンを取り入れた新興国に圧倒的な差をつけられて、ますます貧困になるのではないかとも思うわけです。仮想通貨に限らず、ブロックチェーンの技術を使った商品、サービスはすでにたくさん登場しはじめています。(詳しくは下の動画の10分00秒以降、参照ください)それをすでに国家戦略にしている国もたくさん出てきている中で、この日本の遅れは将来的に大きな開きを生む気がしてなりません。

 以上、今回は『風の時代×仮想通貨』というテーマの第1弾・導入部分として、“ブロックチェーンの与える社会的な影響”を取り上げてみました。"風が吹けば桶屋…だけじゃなくブロックチェーンを生活に取り入れた人皆が儲ける”、そんな良い時代を享受できたらと思っています。

 今後も『風の時代』を感じられるような仮想通貨のトピックを不定期で取り上げていきたいと思います。今回はここでいったん区切らせていただきます。最後まで読んでくださりありがとうございました。

(先日「仮想通貨が危険だ」と思考停止していた齢70の父親に本屋で見つけたこの本を送りつけておきました。まぁ体質改善・若返りの効果はありませんでした ~~)

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